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100万年後に幽霊になったエルフ  作者: 霊廟ねこ
2章 才色兼備の猫人魔術士
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■2章をまとめたもの その2■ アニータの小屋に到着したルイザ ~ 2章の終わりまでのまとめ ■

長いので分割。1と2合わせて9000字くらい。

本編を読み返すのが面倒、なんとなく思い出せればいい、って人向け。


※こんなもの必要ないぜって人は飛ばしてください。


■2章まとめ その2■ は5000字くらいです。


■ルイザVSアニータ2戦目■ 


 小屋に入ったルイザとキディア。アニータはルイザへ謝罪を要求する。

 ルイザはケミーに危害を加えないことを条件に承諾した。


 ただ謝罪されるだけでは気が済まないアニータはルイザに暴力を加える。

 ルイザは身体強化の魔術により一切ダメージを受けず退屈そうに相手の気が済むのを待つ。


 アニータは暴力ではいつまで経っても心を満たせないため、ルイザに演技でもいいから“悔しそうな変な顔を作って涙を流して許しを請うように”と命令する。


 ルイザは指示通りするが恥ずかしさの余りに心が折れ本気で涙を流す。アニータは自然に悔しがるルイザの顔を見て美しいと感じ、同性なのに惚れてしまう。


■キディアは役に立ちたい■


 何もできないことに不甲斐なさを感じたキディアはナイフでアニータを刺そうとするが直前で手を止めてしまう。


 止めた理由はステラを刺した時の感触を思い出したくないからだが、意識して止めたわけじゃなく無意識に止めていた。


 ゼラルドはアニータの様子を見てもう何もできないと判断しケミーを解放する。

 ルイザ達が小屋から出た後、ゼラルドは謝罪するために追いかける。


 ゼラルドは謝罪とお詫びとしてお金をキディアに渡す。

 そしてゼラルドが小屋に戻ろうとした時近くで爆発が起きる。


■爆心地にいた謎の男■


 アニータ以外は大した怪我も無く無事だった。

 ルイザは近くに落ちていた冒険者カードを自分が落とした物と思い込み仕舞う。


 爆心地にいたボロボロの謎の男はルイザ達に近づき、現在地のレンゼイ村の名称だけ聞くと立ち去って行った。


■生き埋めのアニータ■


 爆発はアニータのいる小屋を吹き飛ばしていた。

 小屋の下敷きになった瀕死のアニータはゼラルドとルイザに助け出される。

 アニータはルイザにお礼を言うとゼラルドに背負われてギルドに向かった。


■ステラと合流■


 ステラはルイザ達がギルドに戻ってないか確認のために寄る。

 いないことが分かるとまだ魔石集めをしていると判断した。

 ルイザ達のいる丘へ向かおうとするとステラの兎猫がどういうわけか道案内を始める。


 ステラは丘を進んで行くと魔石を口に入れるボロボロの鎧姿の男を見つける。

 しかしその様子を気にしたのはデシリアだけでステラと兎猫は無視して進んで行く。


 途中でアニータ達に遭遇すると彼女の足をデシリアがこっそりと完全に治した。その後でルイザ達と合流したがその時は既に魔石集めは終わっておりギルドへ戻る途中だった。


■手紙を届けに行く前に火事の場所へ向かう■


 ギルドに戻って夜になった後はデシリアはクロエに届ける手紙を書いた。

 書き終わった瞬間、外から爆発音がした。手紙を届けるついでに火事の現場を見に変装して向かう。


 その時ルイザが変装したステラをステラかよく分からないまま追いかけてきた。行くのを止められると思ったデシリアは無視して振り切った。


■タイムマシン研究所の火事■


 到着すると燃え盛る建物をガブリエルと研究所員が見つめていた。

 消火のために冒険者ギルドから派遣された高ランクの魔術士が到着。


 危険なためガブリエル達は遠くに避難し、ステラには帰るように言う。

 しかしステラ――デシリアは帰るふりをして人目に付かないところから火事の現場に戻り人知れず消火を手伝う。


 無事に消火すると手紙を届けにクロエの館へ向かう。


■盗賊に囲まれる■


 手紙をポストに投函しギルドへ戻ろうとすると盗賊に囲まれる。

 金目の物を要求してきたが断ると次は「顔を見せろ」と言い始める。


 その時、昼間の犬が再び現れ盗賊達に襲い掛かった。

 隙が出来たのでデシリアは逃げようとするが盗賊の仲間に逃げ道を塞がれる。


 デシリアは対応に躊躇していると近くの森から盗賊の仲間が飛んでくる。その盗賊は廃墟の瓦礫の上を転がっていった。飛んできた方向から昼間にスライムの魔石を飲み込んでいた鎧男が綺麗な状態で現れる。

 鎧男は勇者を自称すると盗賊達と戦闘を始めた。


 デシリアはその隙に逃げようとするがクロエの館の方から何かが崩れる音が聞こえたので様子を見に向かう。


■中が剥き出しのクロエの館■


 クロエ達の安否を気にしながら瓦礫をどかしていくと埋まっていた執事を発見する。

 執事の腕が落ちるとデシリア達は驚く。


 執事は自力で腕を拾うと肩にくっつけた。血などはついてなかったためデシリアは“人工的に作られた腕だろう”と予想した。


 執事に避難を呼びかけた後、デシリアはクロエの姿を探すが見つからなかった。

 館の壁を雑な形で直したデシリアは静かになった先程の廃墟に盗賊達の様子を見に向かう。


■デシリアVSシェダール■


 廃墟には盗賊達は1人もいなかった。

 森の方から凄い勢いで犬が飛ばされてきたのでデシリアは両手で受け止め、噛まれるのを避けるためにすぐに放り投げる。


 その後、森の方からシェダールが現れる。彼はステラの顔に見覚えがあり因縁もあるため襲い掛かる。ステラとデシリアはシェダールと面識は無い。


 デシリアは相手が勇者ランク”星屑メテオ”という勇者としては最低ランクという情報を引き出す。ついでに盗賊達が勇者だということを知る。


 シェダールの足にあの犬が噛みつくがシェダールはそれを外さず放置する。

 デシリアはシェダールを倒そうとすれば犬を死なせてしまうかもしれないと考えまず犬を外そうとするが失敗する。


 魔力の少なくなったシェダールは魔物を呼び寄せ、倒した魔物の魔石を口に入れ始める。


 呑気に戦っていたデシリアはギルドの方へ顔を向けると激しい戦闘の音のせいでギルドから誰かが派遣されてくるのではと予想した。

 シェダールを投げ飛ばして場所を変え本気で戦いさっさと黙らせることにした。


■魔法■


 シェダールの放った魔法をデシリアは無詠唱の消滅魔法で防ぐ。シェダールはそれを魔法だと指摘するとデシリアは魔法を使えるのを知られたくないため魔術だと主張する。

 その後も戦い続けてると騒音につられたルイザが姿を表す。


■瀕死のルイザ■


 シェダールはルイザを見て何かを思い出し火球を放つ。

 デシリアが急いで弾こうと駆けだすがギリギリ間に合わずルイザに少しだけ直撃する。


 小さい被弾でも重症となったルイザ。ステラは激怒しシェダールに襲いかかる。

 身体強化状態に慣れてないステラは上手く体を動かせずシェダールに返り討ちにされる。


 デシリアはステラを説得しルイザの治療をした後ルイザをその場に寝かせる。その時にステラの兎猫が現れルイザに付いて来ていたことに気づく。

 デシリアはルイザを守るために魔法で障壁を彼女を覆うように張り、兎猫もその中に入れる。


■何度も復活するシェダール■


 デシリアはシェダールを倒すことを決め消滅魔法をぶつける。あっさり頭を消し去り倒したと思った直後シェダールは頭が再生し復活した。

 しかし先程のシェダールと様子が違う。記憶までは再生されてないまっさらな脳は生まれたての赤ちゃんのような、あるいは獣のように本能にのみ従って動く状態だった。


 デシリアはどう動くか予想できないシェダールをすぐさま倒しにかかり、抵抗されることなく頭を消し去る。しかしまた頭は再生する。デシリアはしつこく対応し最後は体ごと消し去った。

 シェダールが消えた後の地面には魔石のような色の謎の液体が残る。デシリアはそれに触れてみると体を乗っ取られそうな感覚がしたがそれ以上のことはなかった。


■エルフ■


 液体を眺めていると今度はシェダールではなくエルフの女性の姿が形作られる。

 デシリアは彼女が何者なのかを問いかけるが無視され、襲い掛かられた。


 闇の勇者以上の力を持って襲い掛かって来たエルフを消滅魔法で消すと液体だけが残る。

 また復活する恐れがあるため液体も消滅させることにするが何度か消していくうちに残り少なくなった液体は突然大爆発を起こし大地に大きな穴を作った。


■混乱するルイザ■


 無事に回復し起き上がったルイザは目の前の光景を見てなぜ自分は助かったのか、ステラはなぜ何ともないのか分からず混乱する。

 ルイザは頭を整理するとステラのおかげで助かったと理解するが、異常な力をステラが持ってることに混乱し、酷い言葉を浴びせたあと逃げ出す。


■頭が冷えたルイザ■


 ギルドに戻る頃には冷静になったルイザは謝罪をしたくなるが悩む。ステラの力が欲しくなったためチームを組みたいと考えるが、今まで突き放した態度から反転してすり寄るのも不審に思われそうなのを気にする。


■ルイザの謝罪■


 ケミーはルイザの頼みでステラをルイザの部屋に連れて来る。

 ステラとルイザは二人きりになりルイザはステラに謝罪をし、ステラは奇行の原因と自らの力の理由を説明する。


 ルイザはそれを中二病だと指摘する。ステラはそれだと力の理由にならないと反論するとルイザは納得するが、ステラに念のために病院に行くようにと勧める。


 ステラに対する不信感が大分薄れたルイザはステラとの距離を近づけたいがためにエリンプスに留まることを決める。


 ステラは自分の部屋に戻る途中アニータと遭遇する。

 アニータはルイザの好きな物をステラに尋ねるがステラは分からないと答える。


■ゴスロリ■


 ルイザがいつもの黒いドレスを破損したので、ステラ、ケミー、キディアは似たようなドレスをプレゼントしようと決める。


 “ドミニオン”にルイザを連れて4人で向かい、破損した服と同じ物を見つける。

 3人はルイザにそれを贈ろうとするがルイザは断る。アニータも現れ自分もお金を出すと言い出すがルイザはそれも断る。


 ステラは受け取ってもらえないならと自分の物として購入し、ルイザに自分が学校を卒業するまでの間は預かって欲しいとお願いする。その間は自由に着てもいいと付け加えた。

 ルイザは断りたい気持ちもあったがステラと距離を縮めたいこともあり、その頼みを聞き入れる。


■犬の正体と冒険者カード■


 買い物を終え冒険者ギルドに戻るとキメラ研究所の注意喚起の張り紙が掲示されていた。

 ステラ達の前によく現れていた謎の犬はキメラ研究所から脱走したキメラだった。


 新品のゴスロリ服に着替えたルイザはどこかで拾ったステラと全く同じ名前が記された冒険者カードをステラに見せる。

 ステラのものではないと分かるとギルドに返却しようとするが精巧な偽物だと言われ返されてしまう。

 ルイザはそれを、冒険者になるのが夢なステラにあげた。


■アニータからの贈り物■


 出発が迫り鳥バスに乗ったステラ達の前にアニータが現れルイザにプレゼントを渡そうとする。ルイザは嫌々ながら受け取り中身を確認していくとからの封筒を見つけた。

 鳥バスが動き出した時、アニータが封筒に入れ忘れた手紙を届けるためルイザのいる部屋の窓へ必死に声を飛ばす。

 ルイザは受け取るのをどうにかして防ごうと奮闘するも失敗する。仕方なく受け取ったルイザは中身を確認すると即座に魔術で燃やして灰にした。

 横でチラリと手紙を見ていたステラはデシリアへ内容を教える。


 そして鳥バスは次の目的地、エリンプスへ向かった。


■レンゼイ村に訪れた勇者アルス■


 勇者の最高ランクであるアルスがステラ達が発った後、レンゼイ村に訪れる。

 魔王とコッテンについて調査しに来たがよく分からないままこの地を後にした。


―――――――――――――――――


■主要な5人の簡単な紹介


◆デシリア・バナライト 女 エルフの幽霊 

 約100万年前に約1000歳で死去 

 無名の凄腕の魔法使い。ステラに憑依してる。

 もう会えない100万年前の家族や知人を思い出すと辛くなるためできるだけ考えないようにすることを決めた。


◆ステラ・プリマディオル 女 人間

 11歳 エリンプスの町に家族がいる 学生 

 夢は姉の様な冒険者になること。デシリアを体の中で飼っている。

 同年齢の女子の中では体力がある方。


◆ルイザ・ブランミュラー 女 猫人ねこびと 

 12歳 魔術士ランク5 冒険者ランクE

 ゴスロリ風の黒づくめドレスという恰好

 ステラの奇行の原因が分かり、警戒心はかなり解けた。

 デシリアの力が欲しいためにステラに近づこうとする。


◆キディア 女 兎人うさびと

 14歳 孤児 内向的

 ルイザのために体を張ったおかげで険悪だったケミーの不信感が解けて仲良くなれた。


◆ケミー 女 猫人ねこびと

 14歳 孤児 外向的 臆病?

 人懐こく臆病な性格。名前もないような場所で生活をしてたためか非常識。

 馴れ馴れしすぎてステラに少し嫌われている。

 攫われた経験から強くなりたいと考え、そのために強いステラと仲良くなりたくて必死に関わろうとする。抱き着くのは年下のステラのことが可愛く見えるからでもある。


■種族の簡単な説明


猫人ねこびと :耳と尻尾が猫の人

兎人うさびと :耳と尻尾が兎の人

犬人いぬびと :耳と尻尾が犬の人、しかし犬の耳は形が多様なため判断が難しい。

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