↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推しゴト!!  作者: 朱音小夏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

77/77

episode76

泣き疲れて再び眠りについた美幸。その髪を優しく撫でる黒川。美幸の目元は泣いたせいで、真っ赤になっていた。


「......お前はオレが守る。......絶対に」


するとインターフォンが鳴った。カメラを確認するとそこにいたのはLUMINOUSのメンバーと喜子の姿があった。黒川は、玄関を開ける。すると、翔汰が黒川につかみかかって来た。


「おい!美幸は?!美幸は大丈夫なんだろうな?!」

「......今は泣き疲れて眠っています。声を抑えてください」

「わ、悪ぃ......」

「......黒川君、例のネットニュースの記事だけれど......」


喜子は皆が気になっていたことを話題に出す。すると黒川は「玄関先もあれなので......」と部屋へと上がるように促す。するとLUMINOUSのメンバー達は一目散に寝室を探しに入った。そして、美幸の眠る寝室へと辿り着くと、皆心配そうに美幸を見つめる。


「......黒川君、美幸はなんて?」

「水島さんに酒を飲まされてホテルに連れ込まれたことは事実らしいです。......でも何もなかったと。私は美幸を信じています」

「そう......貴方のその言葉を聞いて安心したわ。」


喜子は黒川の言葉に胸を撫で下ろした。そして、黒川の肩をポンと叩くと美幸の元へと向かった。


「......んン......あ、れ......?」

「美幸!!目を覚ましたのね!!」

「姉さん??......皆も、どうしてここに??」

「どうしてって!あんな記事見たら心配になるに決まってんだろ!!」

「そうだよ、ヨシ君!......それにしても、なんでヨシ君が狙われたんだろう?」


そう。たしかにそれは言えている。一新人モデルにわざわざパパラッチするであろうか?しかし記事の文章を読む限り、水島をというよりは美幸を狙ってるものとしか思えないのだ。


「......美幸を狙ってか、ウチの事務所を狙ってか......」

「事務所を狙ってってどうして?」

「......ウチの事務所に入れなかったのを逆恨みしてってことよ」


そう考えると美幸を狙ったのには説得力がある。もう一つ考えるとすれば......


「はたまた、美幸に想いを寄せている人物がいるとしか思えないわ」

「......オレに?」

「そう。貴方、昔から男に言い寄られてばかりだったもの。変装するまで」


喜子はそう言うと後ろにいる男どもに目をやった。男達は喜子の視線から逃れようとそっぽを向く。そんな彼らに喜子は「ハァ」とため息をついた。


「今は黒川君がいるからいいけど。......まさか貴方達じゃないでしょうね?」

「「そんなわけあるか!!」」

「......そうよね。あと考えられるとすると、水島がわざとパパラッチさせたか......ね」

「水島のメリットは?」

「それこそ、美幸を手に入れるためでしょうね」


......美幸はこの業界に入って初めてのスクープに恐怖を抱くしかなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。