2章 出立
2章開始です!
「ただ今戻りました。」
魔王城に三年ぶりに私は戻ってきた
「息災で何よりだ!!はっはっはっは!!してお前さんはこの土地をいつ去るのか教えてくれないかな?」
魔王は私の動向に興味があるようだ。
「そうですね。今日の夜には出ようかと思ってます。」
「な…少しばかり早すぎではないか?お前さんも、疲れておろう今日はゆっくりして明日旅立てばよくないか?」
魔王は私が早々に旅立つことをよく思ってなかった、私の心配をして日にちを改めるよう言ってくるが、私は私の悲願の為早々に打って出ねばならない為この魔王の心配を断った。
魔王はしゅんとなってしまったが旅立つ私に選別とばかりに気に入った武具を持っていくよう言ってくれた。
そして私が手に取ったのは純白に仕立てられたコート型のアーマとレイピア風の長剣を選んだ。
魔王は名残惜しそうに、行ってしまうのか、と言いつつも笑顔で私の旅立ちを労ってくれた。
王の間から出ると私を救って尚且つ面倒を見てくれた者たちが待っていた。
「行ってしまわれるのですね…」
「ニーア、世話になりました。」
ニーアはそういうと涙を流しながらシーレムの後ろに戻った。
「行ってしまうのかい、短い間だったが人族の生態について少しばかり勉強できたよ。また機会があればニーアと会ってくれると嬉しいかな。」
「シーレム様!!ユーくんに迷惑ですから!!」
「はっはっはっはどうだいユーリス君さえよければだけど!」
「そうですね、考えておきます。」
「「…」」
「…そうそう!自家製の薬を用意したから持っていくといい、当面の間はそれで事足りると思うからね。」
「ありがとうございます。」
「君の旅路はおそらく修羅の道だ、挫けず頑張るんだよ!」
「すみません何から何まで」
「お互い様だよ!気にしなくて大丈夫」
そういうとシーレム卿とニーアは別件があるということなのでその場を後にした。
「ふふふ、乙女の純情を蔑ろにするとはいかない子ですねと叱ってるところでしたが、貴方は修羅の道を歩まれる色恋沙汰はそれが終わってからですわね!なのでニーアのことは心の片隅にでも置いといて下さいね!」
「わかりました。」
「残りの貴方の見送り人の代表としましては言いますね!しっかりと自分が納得するまで邁進しなさい。いいですね。それでは是は皆選抜です。」
ヴェルヴェトからもらったのは魔鉱石でできた短剣2振りをもらいヴェルヴェトからは異空間収納を教えてもらった。
「悲しくなりますね、ですが我々一同ユーリスの事を家族だと思ってます!なのでたまにここを訪れて貰えると嬉しいです!」
「はい!では行ってまいります!」
皆からの声援を貰いながら私は魔族領を後にした。
『ハァー、あんたあんなかわい子ちゃんフルなんて最低なのよ!』
「ははは…そうだよね、でも私は色恋にうつつをしている場合ではないからね、リズ」
『はははじゃないのよ!次会う時はシャキッとしなさいよ!』
「考えておくよ」
『ハァー』
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