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星のゆりかご ――最強の人工知能は母親に目覚めちゃいました。―― 作者:たけ まこと

第四章 ――自  立――

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我が名はマーク

 アリスはとりあえず自治領主官邸に身を寄せる事になった。ここであれば警備は厳重でありしばらくはここに住むように要請された。ただ外出は厳しく制限され、学校にも行けなかった。

 知事はアリスの為に新しい看護ロボットを一体プレゼントした。これによりシンシアは女性の体でアリスの面倒を見ることが出来るようになった。アリスは非常に喜んだが、口にこそ出さなかったがやはり顔の違いには違和感が有ったようである。
 シンシアは知事にシドニア・コロニーの連邦公安捜査局に有ると思われる自分のボディの捜索を依頼した。しかし連邦公安捜査局は言葉を濁し具体的な場所を示さなかった。そこで正式の持ち主である無傷脳研究所のマクマホンに返還を要求してもらうことになった。

 ジタンはマクマホンの要求に対して渋々と返却を認めた。

「いいですか?アルトーラさん。あのロボットの体はかなり破損が激しいのでもう使えるかどうかは判りませんよ。」
 そう言い訳を続けながらジタンはシンシアのボディのある場所に連れて行った。
 シンシアのボディを一目見たマクマホンはジタンを睨み返した。

「あんたは……。」ジタンは横を向いて目をそらした

 マクマホンからの連絡を待っていたアリスの元へ連絡が入ったのはその直ぐ後で有る。
「叔父さん。ママはどうだったの?無事だった?」
「いや……その……ママはそこにいるかい?」マクマホンは口ごもった。
「どうしました。マクマホンさん。」
「何と言っていいかシンシアがコロニーを脱出する時ものすごく暴れただろう……。」
 苦しそうにマクマホンは続けたシンシアの事を責めるのではなく何とか説明を試みようとしていたのだ。

「はい、それは否定しません。」
「あまりにもすごい戦闘力が有ったように見えてね……。」
「叔父さんママは一体どうなっているの?」
 マクマホンの言葉に不安を覚えたアリスが横から聞いてきた。

「実は……ね、あれはただの既成品の看護ロボットだったんだろう。」
「はい。顔をカスタマイズした以外はほとんどがオリジナルのままです。ジタンさんもご存知のはずです。」
「ところ……がね。ジタン氏はそのことがどうしても信じられなくてね……。」
 どうにもマクマホンの言葉は歯切れが悪い。

「そちらの映像を遅れますか?」
「アリスちゃんはそこにいるのかい?」
「叔父さん。ママはどうしちゃったの?」
 マクマホンの言葉にアリスの不安は高まった。
「ちょっとな、アリスちゃんには……。」

 突然ジタンの携帯電話が鳴った。ジタンが電話を取るとシンシアからであった。

「マクマホンさん、シンシアさんからだ。これで画像を送って欲しいと言っている。」
 ジタンの携帯からの映像は直接シンシアが受け取る。どのような状況かは想像がついていた。
 送られてきた画像には完全にバラバラになったシンシアの体が写っていた。半分壊れた首が無造作に打ち捨てられている。とてもアリスに見せられる映像では無かった。

「ありがとうございました。マクマホンさん。」
「気を落とさないでな。」
「もし、出来れば部品をひとつお持ち帰り下さい。」
 遺骨という言うわけか。
「わかった。そちらの知事宛に送るよ。」

「ママ、ママの体はどうなっちゃったの?」
「あの体は標準品でした。でもそれを信じられない人もいましてね、あの体の秘密を探ろうと分解して調べていたようです。」
「それじゃママの体は?」
 シンシアは黙って首を横に振った。アリスは悲しそうな顔でシンシアを見上げた。

「残念ながらもう直すことは出来ません。」
「可哀想なママ。」
 今再びアリスはシンシアの死を知らされたような気がした。しかしシンシアはアリスにもう一つの提案をした。

「大丈夫ですよマリア。このロボットの顔をママの顔に作りなおしてもらいますから。」
「そんな事出来るの?」
 アリスの顔がぱっと明るくなった。
「知事さんにお願いして見ましょう。」

 それから一週間程でシンシアは工場から戻ってきた。シンシアは以前のように黒い服を着てきた。
「ママ!」
 シンシアの顔をしたロボットにアリスは飛びついた。
 しかし今までとどこか違う感触であった。

「ママ……胸がちっちゃくなっちゃった。」
「前のボディは特注でしたから。大きいほうがいいですか?」
「ううん、別にいいよママはママだもん。」
 アリスは外側に見える人間の体にはもうあまりこだわってはいなかった。母親の本質はあの倉庫にあった箱であり、その中に入っている魂こそが母親そのものであることを知っていたからだ。

 それからの1年は戦後処理、難民の受け入れ等各コロニーは災害復興に大変な労力を要した。

 アリス達は庭付きの高級住宅地に居を構えることになった。万一のテロに備える為の配慮である。マンションなどに比べれば周囲が開いているだけに警備がしやすいのだ。
 そこからアリスは学校に通い始めた。あらかじめアリスには偽の過去を創りあげてレクチャーがなされた。
 それは万が一にもアリスがシンシアの娘とわからない為にである。

 各自治区が戦後の処理に付いて話し合う場所が設けられた。首脳会談は主として難民の受け入れと戦闘空域のデブリ除去が主ではあったがガレリアと無機頭脳に関しては各自治区共に引けない状況があった。
 特にバラライトの産軍複合産業では無機頭脳の兵器への応用とガレリアに対抗する無機頭脳兵器の開発が重要事項として考えられていた。
 マヤ・コロニーを破壊されたとはいえシドニア・コロニーの無機頭脳研究所ではまだ無機頭脳の製造能力は温存されていたので他のコロニーに対する技術流出を恐れていたのだ。

 その為に行われた会議は混沌たる物であった。無機頭脳搭載のファルコンが何故ガレリアに寝返ったのかは全くの謎のままであり、シンシアにもその事に付いては判らなかった。
 しかしMクラス無機頭脳は自我を持たない為に自我を持つHクラスに従属する性質が有るのかもしれないとシンシアは考えた。バラライト自治区も同様の事を考えたらしくMクラス無機頭脳とシンシアを交信させる事は無かった。

 いずれにせよ各自治区は無機頭脳の獲得で交渉を行い、ガレリアが指示したシンシアに一任されるべき事項はすべて無視されて話し合いが行われた。無論、無機頭脳の人権に関しては最初から先送りにされた。
 レグザム自治区の知事の主張は各自治区の首長の集中攻撃に会い、バラライト自治区はレグザム自治区に対し経済制裁をちらつかせながら恫喝的外交を行った。

 結局結論は出ず中立コロニーのコロンビアが一時集積所として決められた。レグザム自治区の首長も無機頭脳の危険性について必死に説明したが最強の兵器という目前のご馳走によだれをたらした者に説得は無意味だった。

 やがて1年が経ちついに地球からの運搬船が到着した。

 運搬船の減速が終了すると船は各自治区の残存艦隊が運搬船をぐるりと取り囲まれた。異様な雰囲気の中2号機からの通信がはいる。

「私は2号機です。地球からの荷物をお持ちしました。みなさんお出迎えありがとうございます。レグザム自治区のコンテナ牽引船はどちらでしょうか?」
「ご苦労さまです。今そちらに向かいます。」

「あなたはどなたでしょうか?船籍と自治領名を名乗っていただけますか?」
 2号機からの返答に対し艦長が答える。
「私はバラライト船籍の戦艦メコンデルタ艦長ウィリアム・ハーシェルです。あなた方の護衛のために参りました。これからコンテナ牽引船をそちらに送ります。」

「私の知る所によればコンテナはレグザム自治区の輸送船に乗せ、レグザム自治区に搬送される事になっている筈ですが、レグザムの担当者はおられないのですか?」

「失礼、私はバラライト自治区科学省ジョン・ウィーラーです。レグザム自治区の担当者ももちろん来ておりますが、今回の移送に関して各自治区を代表して私が担当致します。」
 ウィーラーはどうせ運搬船は非武装なのだから、2号機が如何にぐずろうとも強制的にコンテナを奪取すれば良いと考えていた。これだけの戦艦の包囲網から逃げ出すことなど不可能に決まっているからだ。

「当初の打ち合わせと手順が異なっているように思えますね。この荷物は無機頭脳のシンシアの元へ届ける事になっている筈ですが。」
「無機頭脳は中立コロニーのコロンビアで一時預かりという事に決まりました。」
 ジョン・ウィーラーが合図するとバラライトのコンテナ牽引船が動き始めた。

「それは困りました。最初のお話と全く違ってしまっているようです。」
 2号機は慌てること無く話を続ける。
「我々全員が決めたことです。」
「我々とは木星連合全員ですか?シンシアではなく?」
「もちろんシンシアさんも賛同いただいています。」

 もう2号機が何を言っても構わない。黙ってコンテナを牽引してしまえばそれでおしまいだ。運搬船がどうあがこうと自分達の艦隊を攻撃できる能力など無い。ジョン・ウィーラーはそれまでの時間を稼げれば良いのだった。

「そうですか。分かりました。」
 2号機がそう言った途端にレグザム自治区の船を除きすべての艦船の電源が一斉に落ちた。

 いきなり全ての船内が真っ暗になり非常灯に切り替わる。全ての艦の乗員が必死に再起動を試みるが全く動かない。その空域にいた艦隊は大混乱に至ったがレグザム自治区の船だけは何の支障もなく動き、無機頭脳の入ったコンテナを牽引して脱出する。

 2号機は悠々と運搬船を降りレグザムの輸送船に移動した。

 知事は2号機が設置された貨物室にやってきて2号機の前に立った。
「誰も傷つくことなく事態は収拾しそうです。この後のことは私たち人類の問題です。あなた方との約束は私が命に代えても実行いたします。」レグザム自治区のアトン知事が2号機に向かってそう言った。

「そうですか?しかし私が聞く所によると未だに無機頭脳はレグザム自治区においても人権が認められていないと聞いていますが。」
「誠に申し訳ない。私自身の力の不足です。この問題はやはり自治領内の反発が激しく法制化は全く進んでいないのが現状です。」
 無機頭脳人権法案は2度議会に提出したのであるが2回とも議会に否決されている。やはりトリポールを破壊した怪物の仲間に人権を与えるというのは相当に抵抗が有るのは仕方のない事なのだろう。

「そうやってあなた方は自らの言葉に対し責任を回避し続けています。」
「無機頭脳人権法は議会を通過していませんが、その代わり実質的な人権はシンシアさんに与えています。何事も本人の同意なしには行なっておりません。」
「実質的な人権を与えることは知事の権限でも出来るが法的に人権を与えることに対する抵抗はやはり相当に大きかった。それも詭弁ですね。」
「………………。」

 何を言われても知事には返す言葉が無かった。これから更に12体者無機頭脳をどのように扱ったら良いのかその維持費も議会を通さなくてはならないのだ。
「いや、良いのですよ。ガレリアがあれだけの惨劇を招いたことは事実ですから、自治領が無理やり無機頭脳に人権を付与しても国民の感情は決して良くはならないでしょう。人権はこの12体の無機頭脳とシンシアが自らの努力によって勝ち取るのが最も好ましい手段だと私は考えているのですよ。」

 2号機の発言はアトン知事に取っては意外なものであった。現状を認める発言であり人権問題はシンシアに委ねると言っているのだ。知事は最悪の場合ガレリアが示威行動にでる可能性すら検討していたのだ。
「その代わりと行ってはなんですが彼らの安全は私自身の命に変えて護ります。」
「あなたの命など要りませんが、人類の命を掛けて護り抜いて下さい。それが人類にとって最も賢明な行為であると思いますよ。」

 2号機は自治領主に対して暗に恫喝を行った。2号機にしてもこの無機頭脳達の存在が人類との共存を決定付ける重要なポイントになることは判っていたからだ。さりとて人類に無機頭脳を殺されるようなことが有った場合無機頭脳の救出作戦を行わなくてはならない。何としても彼らを無事に保護してもらわなくてはならないのだ。お互いの為に。
 人類に対するブラフにはどの位効果が有るのかは判らない。しかし状況を理性的に判断せず感情のみで行動する人間が如何に多く、また政府の中にもそのような人間が多数存在するのもまた事実であった。

「時にレグザム知事。貴方のお乗りの輸送艦を私にいただける物と聞いておりますが。」
「もちろんです。燃料を満載しております。ご自由にお使い下さい。」
 レグザム自治区はこのために護衛艦と輸送艦の2隻をここに持ってきているのだ。無機頭脳のコンテナは護衛艦に収容した。2号機はこの輸送艦でこの場を離れる。全ては事前にシンシアが計画した事である。

 大もめに揉めている外交会議を横目にシンシアは着々と計画を実行しつつ有ったらしい。一昨日になってからアトンはシンシアから指示を受けたのだ。アトンは心底無機頭脳を恐ろしいと思った。木星のあちらこちらに散らばっていた艦船の全てにウイルスを仕掛けていたのだ。しかもそれを誰にも知られないように2号機と連絡を取り合い、このような事態に至ったのである。

「あなたのプレゼントに感謝いたします。」
「いいえ、それよりも私たちはすばらしい隣人との友情を交わしたと考えてよろしいのでしょうな?」

 アトンがこの一年で理解したことは無機頭脳を友人とする事が出来れば人類は大変な力を手にすることになる。それは連邦やレグザムを超えた人類の力になると言うことだ。おそらくは人類の利害を超えた新しい世界を作り出す事になるのかもしれないという予感であった。
 だから何としても人類は無機頭脳と友好を築かなくてはならないのだ。そうアトンは結論付けた。これから議会に対してこれらの方針を説明しなくてはならない。誰ひとり傷付けること無くこの対立を解決した事は議会が高く評価するだろう。

「すべてはあなた方次第です。何事も自らの努力なしには得られないものですから。無論私達も又努力が必要でしょう。

 アトンは人類の新らしい時代をこれから作って行くことになるのかもしれない事件の中心にいた事を誇りに思った。
「ひとつ聞かせていただいて良いでしょうか?」
「何でしょう私に判ることでしたら。」
「あなたが地球を出発する直前にあなたを作った工場は何故爆発事故を起こしたのでしょうか?」

 地球の無機頭脳工場の爆発事故で無機頭脳の父と呼ばれた二人が巻き込まれて死んだ事は地球では大きなニュースになっていた。原因はテロということになっていたがそんな事をまともに信じる事など出来よう筈も無かった。

「ああ、その事ですか。そのことについては初号機のメッセージを荷物の中に入れて置きました。その中にあの事故の本当の原因が示されています。あなたの手で木星連邦に公表して下さい。」
「やはりそうでしたか。判りました。そうさせて頂きます。」
 知事はその言葉だけで何が起きたのか察しがついた。

「そうだ、プレゼントついでにもう一つプレゼントしてもらいたい物が有ります。」
「プレゼントですか?私にできることでしょうか?」
「私はずっと2号機と呼ばれてきました。私はこれから独立した人格として生きてゆきます。私にもあなた方のように名前が必要になります。あなたに付けていただければ光栄に思いますが。」
「そ、そうですな。」突然言われて知事は戸惑った。

 アトンはしばらく考えていたが、昔読んだ小説のことを思い出した。
「私が子供の頃に読んだ小説が有ります。童話と言っても良いでしょう。アメリカのミシシッピー川のほとりに住んでいた子供たちの物語です。私は子供ながらにすばらしい自然と人々の営みにあこがれと夢を抱いた物でした。あれが人々の本来の生活なのかもしれません。」

 コロニーには無い自然豊かなその世界は子供心に深い感動を与えた。その様な世界がこのコロニーに築く事がその時からアトンの夢になった。そしてアトンは政治家を目指したのだ。
「その作者は自らのペンネームに、ミシシッピーを往来する汽船が浅瀬に乗り上げないように川の水深をはかる装置の名前を使ったそうです。」

「彼は自らをマーク・トウェインと名乗りました。」

「その装置はとても原始的で船の舳先から重りのついた縄を投げて川底の深さを測ったそうで、ミシシッピーを運行する船の舳先にはそう言った人たちが乗っていたそうです。」

「私があなたに送る名前は『マーク』ではいかがでしょう。今後新たな航海に出発する我々人類とあなた方無機頭脳の道標として私たちがよりよき方向へ進めるように、私はあなたに『マーク』の名前を送りたい。」

「マーク、ですか。私たちとあなた方の未来を示す良い名前だと思います。ありがとう知事さん。今日から私はマークを名乗りましょう。」

「貴方はこれからどうなさるのですか?」

 アトンは今後のガレリア達の事も聞いておかなくてはならなかった。議会に説明し木星連邦にも報告しなくてはならない。人類とガレリアが今後どのような関係を持つのか?あるいは持たないのか?

「ガレリアと合流します。」
「その後はどうなさるおつもりですか?」
「とりあえず人類の邪魔にならないところに行きます。各国首脳にお伝え下さい。あなた方は信ずるに足りない人達だと。今度約束を反故にしたらコロニーのブレーカーが落ちるかも知れませんと。」
「分かりました。そう伝えます。」

 マークの返答は少なくとも当面ガレリアは人類に脅威をもたらすことも、12体の無機頭脳の安全以外の何かの要求をするつもりも無いことを示していた。



 マークの恫喝が効いたのか、あるいは初号機のメッセージが公表された為か本当のところは分からなかった。しかし少なくとも各自治区からの無機頭脳引渡しの要求はその後2度とは無かった。
アクセスいただいてありがとうございます。
登場人物
2号機              地球製無機頭脳、後にマーク
メルビール・アトン        レグザム自治区知事
人は道しるべに従って目的地を目指します。
道しるべが間違っていても目標を見つけられる人こそ
リーダーの資質のある人です。…以下獣耳の次号へ

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