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星のゆりかご ――最強の人工知能は母親に目覚めちゃいました。―― 作者:たけ まこと

第二章 ――成  長――

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木星の風

「失礼します。クリーニングです。」

 インターホーンを通じて集中警備室に声がきこえた。
「今日は少し早いな。」中の警備員はドアを開けた。
「予定していた部屋がふさがっていたのでこちらを先にします。」

「手早く頼むわ。」
 朝は人の出入りが多い。コンピューター監視があるとはいえトラブルの対応は人間がしなくてはならないのだ。
「分かりました。」
 作業員は警備室の掃除を始めた。

「そう言えば今日は出産室のメンテナンスが来ていたな。」
「ああ、後1時間位だろう今のところ特に問題は無いようだ。」


 作業員が掃除をしながら警備員近づく、ポケットから何かを取り出すといきなり警備員の首筋にあてる。
 声もなく警備員は崩れ落ちた。
「ど、どうしました?」
 作業員が警備員を抱えて尋ねると、異変に気が付いたもう一人が駆け寄ってくる。

「どうした?」
 たおれた男の様子を見ようとする同僚の首筋に同じように注射器を押しつける。
 意識を失った二人を隣の部屋に引きずっていくと作業着を脱ぐ。作業着の下には警備員の制服が表れた。

 集中警備室ドアがノックされると男はモニターで外の人間を確認する。彼と同じ制服の二人の男達であった。
 すぐに男はドアを開けると二人を呼び込む。

「いいタイミングだ。」
「うまく片づけたか?」男は警備室の中を一瞥して言った。
「ああ、問題ない」

「よし、それじゃあ始めるか」
 後から来た二人は掃除用具入れの下の隠し扉を開けると道具を取り出した。
「出産室の連中はうまく潜り込んだかな。」
「ああ、乳児室の連中も程なく来るはずだ」
 男達は取り出した機械を警備の集中管理盤につなぐと作業を開始した。


 その日のシンシアは遅番であった。

 家の掃除をしマリアの夕食の作ると病院にやってきた。
 いつもの通りフリルの付いた黒のワンピースに白い靴下、なぜかシンシアはこの格好が気に入った様で周りからは地味だと言われてもこのスタイルを続けていた。
 病院に着くと玄関でスーと出会った。彼女はいつもシンシアの指導をしてくれている先輩だ。今日は彼女は早番のようでシンシアとは入れ替わりになる。

「おはようございます。」シンシアが挨拶する。
 最初の頃とは違いだいぶ女性らしい仕草が身についてきた。
「おはようシンシアと言ってももうお昼だけどね。今日は遅番なのね。」
「はい今日は一晩夜勤です。」
「だいぶ慣れたようね頑張って頂戴。」
 スーにとって新人であるシンシアは有望な後輩であった。

 最初は常識が無いと言うよりは世の中を全く知らないお嬢様のような感じを受けた。
 まあこの年で完全義体になったのであるからそれなりの理由が有ったのだろうと思っていた。
 しかしシンシアのその後の行動を見ていると急速な成長が見て取れる。

 当初当たり前と思って指示した事に全くとんちんかんな応答をしていたが、同じ間違いは二度としなかった。それどころかこちらの説明を一時一句違えずに覚えていた。
 シンシアの成長をスーは喜ばしく思っていた。これでもう少し愛想良く笑えれば良いのにと思わずにいられなかった。

「スーさんにたくさん教えてもらいましたから。」
 それでも最近は少し人間らしくなって来たなとスーは思った。

「あれは?どうしたのかしら。」スーが何かに気がついたらしく言った。
 ロビーでガードマンと荷物を運んできた数人の作業員がもめている。
 ガードマンが荷物を調べていたがいきなり銃声が聞こえガードマンがばたりとたおれた。
 周囲はなにが起きたのか分からず全員がそちらを見る。
 作業員は何かを取り出すと腰だめに周囲に向かって銃弾を発射した。

 悲鳴が交錯し人々は逃げまどった。

「ぐっ、スーがくぐもった声を上げる。」
「どうしましたスーさん。」
 異常を感じたシンシアがスーを見る。
 スーがわき腹を押さえていた。その手のあいだから看護服が赤く染まり始めた。シンシアは即座に状況を理解した。

 シンシアは素早くスーを抱え上げると近くの部屋に向かって全力で走り始めた。
 それに気が付いた暴漢はシンシアに向けて銃を発射した。
 ロビーのカメラでその様子を見ていたシンシアは素早く左右にステップし、銃弾をかわす。

部屋に転がり込んだシンシアは素早く近くの机の上の物をたたき落としスーを寝かせる。
 暴漢はこちらへの興味を失ったようだ。反対の方を向いている。

「わ、わ、わ、な、何が有ったんだ。」

 飛び込んだ所は事務室らしかった。幸い白衣を着た医者と思われる人間が一人いた。
 シンシアは事務机の上を一掃して叩き落すとスーを寝かせる。
「銃で打たれました。手当をお願いします。」
 息を切らせることもなくシンシアは言い放つ。

「わ、わ、私は耳鼻科医だ。」
 何が起きたかも判らず医師は狼狽していた。

「ロビーには暴漢がいます。この場での治療が必要です!」
 断固たる口調でシンシアは言う。反論を許さない強固さが有る。
 普段のシンシアからは想像もつかない態度である。

「わ、わかった。誰かはさみときれいなタオルを貸してくれ。」
 すぐに事務員が道具を探してくる。備え付けの消毒薬も有った。医者はぶつぶつ言いながら手あてを始めた。
「先生!非常ベルが鳴りません。」

「私にどうしろと言うんだ。」
 医者は手当をしながら悲鳴を上げた。

 シンシアはセキュリティコンピューターにアクセスした。通報装置が切断されている。
「何者かがセキュリティを無効にしているようです。」
「見て外部のシャッターが降りていく。」事務員の一人が叫んだ。
 おそらく何者かが警備室に侵入し、シャッターの、操作を行ったのであろう。シンシアは警備室のカメラにアクセスしようとしたがカメラは壊れているようだ。

 突然部屋のスピーカーが男の声でしゃべりはじめた。

「我々は人民解放戦線『木星の風』。現在当病院にいる人間に告ぐ。我々は現政府による卵子移民政策と言う奴隷製造政策として反対する。我々は政府に対するメッセージとして本病院を制圧した。各自はそれぞれ手近な部屋に入り廊下への出入りを禁ずる。廊下に出た者は警告無しに射殺する。我々の指示に従えば安全は保障する。」
 一方的に男は喋って放送は切れた。


 マリアはその時シンシアとの交信状態に有った。
 シンシアの行動をモニターしていたがマリアは突然の衝撃に見舞われた。
 シンシアの思考速度が急に上がったのだということが、最初マリアには判らなかった。
 この時に至るまでマリアはシンシアが思考速度を合わせていることに気が付かなかったのだ。

 思考の奔流は容易にマリアの干渉を許さなかった。
 シンシアの断片的な思考がマリアの中に入ってきたがそれは意味を成さないものであった。
 突然無機頭脳の冷却装置が稼動し始めた。無機頭脳の温度がどんどん上昇している。

「シンシア!シンシア!何があったの?教えて頂戴!シンシア!」
 マリアはシンシアに向かって呼びかけた。しかしシンシアの方からは答えが無かった。仕方なくマリアはシンシアの思考の断片に注意を集中した。

 女の人が血を流しているのが見えた。

 カメラの映像と思われるものに銃を持った男が写っている。

 人々が逃げ惑っている。思考、思考、思考……シンシア自体が状況を掴んでいないようであった。
 異常を感じたシンシアは一気にその全思考能力を最大限に高めて状況の掌握に努めている。

「どうやらアクシデントに巻き込まれたようね。」
 マリアは全く状況が判らなかったがそれだけははっきりと判った。

 医者のような男が何か叫んでいる。腹部に大きな血のしみを作った女性が寝ている。
 どうやら怪我人の治療をしているようだ。
 さらに多くの映像が次から次へと写り変わる。そのうち思考は大きな複雑な迷路のようなところへ入っていく。次々と迷路の色彩が変わる。
 突然ものすごい数の映像が現れる。認識どころか数えることも出来ない。

「シンシア!マリアよ!答えて!」

「マリア。」ようやくシンシアが答えた。

「今はあまり余裕がありません。」

「シンシア、何があったの?教えて頂戴。」

「スーさんが撃たれました。」

 どうやらさっきの腹部から血を流していた女性のことらしい。

「だれ?その人。」

「私の同僚です。私に仕事を教えてくれました。」

「その人は無事?」

「今のところは。」

 再びシンシアは沈黙し、思考の奔流だけが続く。どうやら何者かが病院内で銃を撃ったようだ。
 マリアはテレビを付けて見た。何かニュースが入るかも知れない。

「そうだ、警察へ……。」
 マリアは携帯電話を取り上げた。

 しかしその手は途中で止まる。

 どうやってその事を知ったのか警察に説明しなくてはならない。
 そうなれば無機頭脳とシンシアの関係が判ってしまう。
 マリアは携帯を置いた。


「一体何なのかしら?」事務員の一人が震えながら言った。

 ロビーではテロリスト達がそこにいた人たちを一箇所に集め始めた。来院した人たちが大半であった。
 中には杖を付く老人や車椅子の人もいる。
 看護ロボットはそういうこととは関係なく動いていたが、暴漢が病人や老人を追い立てるのを見てその補助をし始める。

「も、木星の風だって?」スーがうめき声をあげた。
「しゃべらないで下さい治療中です。」
 その間も病院のセキュリテイに侵入し状況の掌握に務める。

 どうやらセキュリティは暴漢の仲間に制圧されているようだ。
 次にロビーにいる武器を持った人間の数をかぞえ始める。
 外部のシャッターだけでなくロビーと診察室の周りの隔てるシャッターも降ろされている。
 受付ロビーと診療・待合室は病院の他の部分から遮断されたようだ。
 来院者に紛れていた犯行グループとおもわれる人間が数人どこかに向かって走っていく。

 ロビーにいた暴漢は大きなバッグを担いで人間が室内の防火シャッターに付いているくぐり戸の所で何か作業を始めた。

「大丈夫だ、腹部大動脈は傷ついていないが銃弾は抜けていない。すぐに手術が必要だが血止めをしているからとりあえずは死ぬ危険は無い。」
「でも先生スーさんは苦しがっています。」
「麻酔が無いんだから仕方が無い。」
「麻酔があればいいのですか?」

「何をするつもりなのかね?キミは廊下に出れば殺されるぞ。」医者が裏返った声で叫ぶ。

「シ、シンシア……」スーが苦しそうに声を出す。
「はい、スーさん。」
 シンシアはスーの言葉を聞こうとに寄り添う。

「出ちゃいけない奴らは過激な狂信者だ出たら本当に殺される。」
 スーはシンシアに少し常識に欠ける所を感じていた。もし迂闊な行動を取ればシンシアが危ない。そう考えたスーはシンシアを止めた。

「彼らは何者でしょうか?」
「政府が行なっている卵子移民に反対している連中よ。」
 とぎれとぎれに言葉を繋ぐ。
「喋っちゃいかん。血が止まらないじゃないか。」

「私達が育てている子供達の事ですか?」
「君は保育係の者かね?残念ながら子達の将来はそれ程良いものじゃない。あの子達は安い労働力としてジュピターコンツェルンの下請けで危険な仕事に使われる事になる者が多い。それに不満を持つ者達の集団だよ。」

「私は職業選択の自由は憲法が保証していると思っていましたが?」

「そんなのはお題目さ。職業を選択する自由と一緒に職業を選択させない自由も存在するんだ。だからといって関係ない人を傷付けるような事はしちゃいかん。」
 医師は吐き捨てるように言った。

「誰がそのような事をしているのでしょう。」
「私にそんな難しいことを聞くな。政府さ、多分政府が政策として行なっているんだ。」
「何故政府は人々が不満を持つような事をするのでしょうか?」
 シンシアは卵子移民に付いて検索を始めた。するとセキュリティが外部通信を遮断している外部との通信が出来ない。
 仕方なくセキュリテイの一部を突破して外部情報にアクセスする。

「そんな事は政治家に聞いてくれ。人は何か自分より地位の低い者がいるのがうれしいからだろう。しかし奴ら何を考えてこんな事をやっているんだ?」
 そしてはっとなって気がついたように言った。

 「や、奴ら人工出産室を狙っているんじゃないだろうな。」
 シンシアが先ほど暴漢の一団が向かった先は無菌室の有る方向だった事に気づく。
 そこには卵子貯蔵施設と人工出産室がある。医師は暴漢がそこを狙っているのではないかと言っているらしい。

「どういうことでしょう。」
「前からあいつらは人口出産に反対する声明を出しているんだ。自分達が差別される元凶だとしてそこの破壊宣言をしていたんだ。」

 シンシアは直ぐに検索を行なってみた。確かに『木星の風』に関する記事は多かった。
 医師の言うとおり人工出産が差別の元凶としてそこを破壊すると言う声明文を何度か出している。
 しかしおかしなことも有る。声明文が出たとする記事の後それを否定する声明文も出ている。

 しかしその否定する声明文はあまり記事にはなっていない。
 つまり犯行を行うという声明文は報道されているがそれを否定する声明文は報道されていないのだ。
 シンシアはひどく疑問を感じた。そこを破壊すれば多くの同じ運命の子供たちが死ぬのだ。

 いったい子供を殺さずにどうやって人工出産室を破壊できるのだろう。

「人工出産室を破壊するのですか?しかし多くの胎児があそこにはいます。どうやって避難させるのでしょうか?」
「避難などさせる訳が無いじゃないか胎児ぐるみ爆破するに決まっているだろう。」
 医者がヒステリックに答える。この娘はそんなこともわからないのか?医師はそう思った。

 シンシアは医師の発言にひどく違和感を感じた。
 もし医師の言うとおり出生によって行われる差別が政府によって指示いるとすればその攻撃先が同じ運命を持つ子供たちに向かうのはおかしい。
 政府と呼ばれる組織こそが攻撃の対象にならなくてはいけない筈だ。

「ううっ、ちくしょう!」スーは呻いて立ち上がろうとする。
「動いてはいけません出血します。」
 シンシアはスーを止めた。今の医師の話を聞いていたらしい。

「あ、あいつらを止めなけりゃ、あたし達の子供が殺されちまう。」
「彼らを止めるのですか?今のあなたには無理です。動かないで下さい。」
「そうだよ警察に、そう警察に連絡して何とか止めさせなけりゃ。」
 シンシアは事務の女性を見た。女性は首を横に振った。電話は通じないのだろう。

「あなたは今腹部に重症を負っています。何も出来ませんし、してもいけません。それにあなたの子供は今ここにはいません安全な家にいます。」
 スーは痛みのために少し錯乱しているのかも知れない。思考が乱れている。

「ちがうよ。あたし達がここで育てている子供達の事だよ。」
 どうやらスーは保育室の子供たちの事を心配しているらしい。シンシアはそう思った。
 シンシアは病院のコンピューターに侵入し保育室を探った。保育室には暴漢の姿は見えない。いつもの通り看護ロボットが働いている。

「今のところ保育室に賊は侵入していないようです。」
「そうじゃない。来月生まれることになっている子供たちの事だよ。」
「人工出産室の胎児達の事ですか?」
 シンシアは人工出産室と卵子貯蔵室のモニターカメラに侵入してみる。
 暴漢たちが部屋に侵入してきてそこにいた医師たちを物置に押し込んでいる所だった。

「賊が人工出産室を狙う理由は何でしょう。あそこにはまだ生まれていない子供しかいません。」
「産まれていようといまいとあそこの子供たちは生きているんだ。」

 シンシアは戸惑った。シンシアが今まで調べた限りでは人は出生によって人権が発生すると定義されていたからだ。
「どんな子供でも神様からもらった命があるんだ誰だって幸せになる権利があるんだ。そう思っているからこそあたしらはあの子達を育てているんじゃないのか?」
 スーは汗をかきはじめた。だいぶ苦しそうだ。

 シンシアにはよく判らなかった。ただスーは生まれてくる以前から人間には人権が有るとする考えを持っているようであった。それはそれで尊重しなくてはならない。
「スーさんあなたは重症を負っています。このままでは危険です。それなのに何故あなたはそんなに子供達の事を心配するのですか?」
「当たり前じゃないかあたし達は女だよ、母親だよ、子供達を大事に思わない母親がいると思うのかい?」

「やめなさいこれ以上興奮させてどうするんだ。」
 医者が怒ってシンシアを止めた。

「すみません私にはよくわかりません。」
 シンシアはスーの手を離すと立ち上がった。

 しかしシンシアはスーの考えが理解できた。
 スーは自分の傷の事より出産室にいる生まれる前の子供達の事を心配しているのだ。
「ああ神様、誰かあいつらを止めて。」うわ言のようにスーが祈る。
 事務所にいた職員たちはスーの言葉の前に何も言う事が出来なかった。

「判りました。スーさん。」
 スーは自らの命よりまだ生まれていない赤ん坊の命を優先するようにシンシアに命じた。
 スーの生命を上回る緊急事態と判断できる、シンシアは命令を実行しなくてはならなかった。

「大変こっちへ来るわ」事務員の女性が叫んだ。
 ロビーにいた連中はロビー周囲の部屋を次々に押し入って中の人間をロビーの一箇所に集めていた。その武装した連中がこちらにやって来るのだ。
「おとなしくしろ!ここに居る人間はこれだけか?」
 乱暴に押し入ってきた男は怒鳴った。

「そ、そうだここに居るのは我々だけだ。」
 しかし医者は指し示した先にシンシアがいないことに驚いた。みんなそれに気が付いたが誰も言葉を発する者はいない。
 男は部屋の中を一通り見て回ったがシンシアを発見することは無かった。

「よし、ロビーに集まれ。」
「ま、まて怪我人がいるんだ。」
「ちっ。」男が舌打ちする。
「き、君達が撃ったんだぞ。早く手術をしないと危ないんだ。」
 医師は精一杯の勇気を振り絞って抗議した。

「そりゃ大変だな。楽にしてやろう。」
 そう言ってテロリストは銃をスーに向ける。
「ま、まて何をする!やめろ!やめてくれ。」
 医師が体を張ってスーをかばう。先程の頼りなさからは信じられない行動である。

「心配するな。みんなが大人しくしてれば撃ちゃあしねえよ。誰かベッドを持って来いや。ここは病院だろう。俺達の仕事が早く終わればそいつも助かる。協力するんだな。」
 テロリスト銃を上げるとは威圧的な態度で言った。

 テロリストが全員をロビーに誘導したがその中に何人か動かない看護婦がいた。
「おいっ、そいつ!何をしている。」テロリストが怒鳴る。
「待ってくれその娘は看護ロボットだ。私達の指示しか聞かないんだ。」

「ちっ面倒なやつだ。」
 テロリストが看護婦を撃とうと銃を上げれる。
「やめてくれ。彼女たちに危険はない。怪我人達の面倒を見させてくれ。」
「まあいいか。確かにこいつら人を傷付けない安全装置が組み込まれていたんだよな。」


 人質にが多いいと下手に動かれるよりこのロボットを使った方が楽だなとテロリストは思った。
アクセスいただいてありがとうございます。
人間の敵は人間、この原則に変わりは有りません。
しかしその人間は本当の敵なのでしょうか?…ますますハードな展開に、以下ワイルドに次号へ

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