表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

集結!生徒会

「さて、今日の議題ですが一部の部活動による1年生の強引な勧誘が問題になっており…」


書記の睦子さまがハキハキと進行をしながら同時進行で発言をノートPCに打鍵していく。うーん、器用な。

あのあと睦子さまと一緒に蛇苺さまを生徒会室へ連行した私は「まあまあ、ゆっくりしていきなよ」と蛇苺さまに強引に席に座らされこうして生徒会の会議に巻き込まれてしまった。もしかして連行された意趣返しだったのかもしれない。

しかしまあ見渡せば眼が眩むほどの美女揃いだ。


まずいわずもがなの生徒会長、3年生の褥崎蛇苺さま。烏の濡れ羽色の長いロングヘアがトレードマーク。さっきから退屈そうにペンをくるくる回している。


次に生徒会副会長、3年生の小早川志鶴(しづる)さま。話を聞いているのか聞いていないのか愁いを帯びた目で窓の景色を眺めている。大丈夫かこの生徒会。


進行を務める書記で2年生の六ッ菱睦子さま。もうこの人だけでいいんじゃないかな…。さっき知り合ったばかりだが頑張り屋でしっかり者だという事がわかる。


その進行に合わせて書類を渡す会計で2年生のるるりん。本名は瑠々鈴(るるりん)。だが皆からはさんもちゃんも付けずにるるりんと呼ばれているらしい。六ッ菱家のメイドだという事で公私共に睦子さまにつきっきりなのだという。苦労人の睦子さまもきっとるるりんの支えで救われているに違いない。


そして総務で1年生の御厨花音(みくりやかのん)さん。総務という名はどうやらここでは小間使いの意味らしく、二つの三つ編みと眼鏡をバタバタさせながら会議の前に皆にお茶を出したりクッキーを出したりしていた。私はさっき買ったまだ未開封のオレンジジュースをスカートのポケットに隠し「ありがとう」とお茶を受け取った。折角のご厚意を無駄にするわけにはいかないからね。ちなみに私と同じ1年生だがクラスが違うので花音さんの事はここで初めて見た。


「「「異議なし」」」


おおう。無関係を決め込み美女達の観察をしているうちに議題はつつがなく進んでいたようで。会議もこれで終わりのようだ。と、突然


「結合ちゃん、どう?」


と睦子さまにスポットを当てられた私は


「異議なし!」


と慌てて同調した。ふう、あぶないあぶない。まさかスポットを当てられるとは。だがこの適当な答えは直後に後悔を産むことになる。人生、先達の言う事は聞くべきである。話を聞けと2度もお叱りを受けたばかりじゃないか。


「じゃあそれぞれ持ち場はそういう事で。結合は花音のサポートをお願いね」


は?


会議はおしまい、とばかりに睦子さまがノートPCをパタンと閉じた。

蛇苺さまがペンを回しながらニヤニヤと笑っていた。


挿絵(By みてみん)

      ▲六ッ菱睦子(むつびしむつこ)


挿絵(By みてみん)

      ▲瑠々鈴(るるりん)


挿絵(By みてみん)

      ▲小早川志鶴(こばやかわしづる)


挿絵(By みてみん)

      ▲御厨花音(みくりやかのん)

タイの色は

三年生→紺色

二年生→緑

一年生→朱色

となっております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ