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ホームカミングガーリー~ごきげんようお姉さま。わたし百合もバトルも無双します!~  作者: 天野ぬぼ子
第一章

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第38話 和平成る

「今日は六ッ菱主催、第1回女王杯ヌプラポゥーン大会なのじゃ!皆の者、大いに盛り上がるがよいぞ!」


壇上からルミちゃんが力強く宣言すると会場からおおーっと歓声の声が上がる。


「ヌプラなら負けませんぞ~!」


恵も珍しく燃えている。ちなみに「チーム女王ズ」こと私のチームは私、ルミちゃん、姫子、恵の4人だ。

ウチで預かる事になった、と恵にルミちゃんとステフを紹介したところ、恵とルミちゃんがヌプラで意気投合してこういう事になった。…というのは表の話。本来の目的は六ッ菱と女王軍の和平調印が目的なのである。

そのためMにより都内某所のホテルの宴会場を貸し切り関係者を呼んで立食パーティーが開かれる事になったのだが、退屈なパーティーを嫌ったルミちゃんによりSmitch2を8台並べたゲーム大会へと変貌した。

「まぁ、会場借りるのに宇宙人との和平調印式と銘打つわけにもいかないしね」とはMの弁。なのでこの豪華なパーティーには六ッ菱関係者を主として、和平派の機関やら無関係のゲーマーやらが交じり合い混沌と化していた。

私が「女王軍の人は居ないの?」とルミちゃんに聞いたところ、「女王軍は余とエレーヌ以外メイドが2~3人()るだけなのじゃ。それも全員アンドロイドじゃ」との事。


エレーヌが何処かへと去った後、ルミちゃんはなし崩し的にウチに住み着いた。(あと蛇苺さまが頻繁に食事に来るようになった。)それからは平和なもので機関の襲撃も無く、私は牧歌的な学校生活を送っている。どうやら機関でも屈指の勢力であった女王軍が和平派に転んだ事で勢力図が一変、少なくともこの国では機関の活動が集束しつつあるらしい。


「ここの食事も美味いがやっぱりばあばの作る食事が一番じゃの」


出番が来るまでの間、ルミちゃんは私達のテーブルで料理を好き放題食べていた。


「だが余はこの皮ごと食べれるブドウが気に入ったぞ。味も良いが、なにより面倒くさくなくていい」


「シャインマスカットでござるよ、ルミちゃん」


恵がルミちゃんに教える。二人とも変な喋り方はお互い気にならないらしい。


会場がわあっと湧き上がる。壇上の巨大スクリーンを見れば蛇苺さま率いる「チーム生徒会」が勝ち上がったところだった。蛇苺さまはヌプラどころかゲーム機すら触った事の無かったとの事だったが、この日のために睦子さま、るるりんを巻き込んで猛練習をしたらしい。残る一人のメンバーは花音さん。

花音さんも「ヌプラは未経験なもののゲームは結構する方」との事ですんなりヌプラに馴染み、蛇苺さま達が塗りに走る中、強武器の58ドラムを手に敵を倒しまくっていた。

ちなみに志鶴さまも呼ばれてはいるもののチーム生徒会のテーブルで、我関せずとばかに黙々と料理を食べていた。相変わらずマイペースな人だなあ。



「さあっ!次はチーム女王ズの登場だッ!」


実況者が叫ぶ。さあ出番だ。


「全員、用意は良いか!?」


「無論!拙者のイクスプロッシャーが唸るでござるよ!」


「がんばる」


「足を引っ張らないようにしないとね」


チーム女王ズがずんずんと壇上へ向かう。折角の祭りだ。楽しまないとね。




その日。会場の裏でこっそりMとルミちゃんによって調印が行われ、ここに六ッ菱と女王軍の和平が成立した。それはこの人類誕生以前から続いてきた1億年の機関と協会との戦いにおける歴史的記念日となった。


挿絵(By みてみん)


だが、まだ機関と協会との戦いは終わってはいない。機関の影はまだ此処其処(ここそこ)に潜んでいるのだ。


戦え結合!平和を勝ち取るその日まで!

読んで頂きありがとうございました。

これにて第1章完結となります。

気分が乗ったら第2章が始まります。応援宜しくお願い致します。

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