表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホームカミングガーリー~ごきげんようお姉さま。わたし百合もバトルも無双します!~  作者: 天野ぬぼ子
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
28/39

第27話 睨み合いの昼休み

「…………」


教室ざわめくお昼休み。いつも通り私と姫子と恵で机を寄せ合っていたところ、あまねが椅子を寄せてきた。購買で買ってきたのだろう、チョコパンを無心でもしゃもしゃと齧っている。状況が読めない恵はお弁当をつつきながら私と姫子とあまねをぐるぐる見回していた。クラスメイト達もその様子をチラチラひそひそと遠巻きに伺っていてる。また変な噂が立つんだろうなあ…。


「やー、こんなお嬢様学校だったとはね。なんかー、あーしだけ?浮きまくり?みたいな」


「浮いてる自覚があって安心したわ」


私はジト目で皮肉るがあまり効いてないない様子。休み時間、あまねは他のクラスメイトにもこの調子で気安く喋りかけた結果、全員から一歩引かれていた。


「知り合いでござるか?」


恵がひそひそと私に耳打ちをし、まさか「殺されかけた」と言うわけにもいかず額に汗を浮かべながら「ちょっとね」と曖昧に流した。


「でもまー、結合っちと姫っちがいて助かったっしょ」


「友達みたいに言わないでくれる?」


「冷たいなぁ、あーしらの仲じゃん?もう友達(ダチ)っしょ?」


カラカラと笑うあまね。せっかくばあばが作ってくれたお弁当だけど全然味がしない。




食事を終えると、私はあまねを連れ出して保健室に向かった。姫子もとことこと無言で付いてくる。また恵を一人にする形になってしまい、私はゴメン!と心の中で手を合わせた。

保健室には都合よくモアルタリアと李が揃っており、機関と協会が対立する形となった。


「で、何が目的なの?」


「失敬だな君は。我々が何か企んでいるみたいじゃないか」


グレーの事務椅子に座り、足を組んで背もたれをキイキイ鳴らすモルタリア。しかしまあ胡散臭すぎて養護教諭(保健室の先生)が似合わない。せめて科学の教師だろう。ドクター違いだ。


「みたいじゃなくて実際そうでしょ、じゃあなんでいきなり揃って現れたの」


「取引したのさ、協会とね。なにせ拠点にしていた研究所は制圧されてしまって行く当てなど無いからね。我々も今日から晴れて君のお守りというワケだ」


「別の機関のとこに行けばいい」


姫子が珍しく口を開いた。姫子も私と同じく殺されかけた身だ。その相手のモルタリアには思うところがあるのかもしれない。


「他の機関の慎重意見を無視して君を目覚めさせてしまったからね。我々は嫌われ者なのさ」


「それに、」


とベットに腰かけていた李が立ち上がった。流石に先生の時はチャイナドレスも酒壷も無しらしい。ダークグレーのパンツスーツを着ているがこちらも絶望的に似合ってない。


「ステファニーを見逃して貰った借りもあるしね。ステファニーは元気?」


「元気…だと思う。今は眠ってるみたい」


天岩戸の中のステファニーは、怪我は相変わらずで再生が進んでいるようには見えなかったが、すやすやと眠っているところ見るとちゃんと生きているようだ。


「どうすればいい?返せばいいの?」


「今ははそのままにしておいてくれると助かる。何せ出しておく場所が無いからね。いずれ返して貰うさ」


と、モルタリアも立ち上がる。


「ま、心配なさんな。我々にもちゃーんと()()()が付いてる。悪い事はせんさ。さあさあ学生の本分は勉強だよ。学生はちゃっちゃと教室に戻った戻った」


そう言ってモルタリアが私達を保健室から追い出すと、昼休みの終了を告げるベルが鳴った。

私は不承不承で、姫子とあまねと共に教室へ戻った。



挿絵(By みてみん)

      ▲スタッガー李(スーツ姿)

読んで頂きありがとうございます!面白いと思って頂けましたら★、リアクションをどうか宜しくお願い致します!作品を書く励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ