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ファンタジー クエスト  作者: ハロ
3章 絆
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仲間を作ろう。39話

モンスター、

それは何処からとも無く沸いてくる。

魔王城に近づくと、最高クラスのモンスターが沸く。そこから、遠くなればなる程、モンスターは弱くなる。


知能のあるモンスターもいて、その代表となるのが、魔王だ!魔王は復活した!竜に変身するらしい。


特技 調べる発動!

「魔王の名前は?」

『竜子。以上。』

竜子だと!?女なのか?もしかして、りゅうし、と読むのか?現実逃避した。解説は、心の中に響くので、文字で間違う事は無い。


無情にも、現実では腹が減る。

ここは酒場だ。仲間を募集したいが、遊び人じゃあ誰も来ない。ビールを一気に飲み干す。

「カー!この一杯に生きてるよな!」

僕は、ドンと机にジョッキを置いた。


何やら騒がしいぞ。

「うすらボケ!よく聞け!我こそは、勇者アイである!」

皆が騒ぐ。

「おい!勇者だってよ?」

「神の神託が、降りたのかよ?!」

「マジか!女だぞ!」

「あんなチンチクリンで、勇者だと?バカが!」

僕は、マスターにビールの御代わりを頼む。そして、一口つけた。

「耳をかっぽじって、よく聞け!我こそは、勇者アイである!」

ぶー!!ビールを吹き出す。あの子、アホなの?二回言ったよ。

「やっぱり勇者だってよ?」

「神託聴きてえ!」

「俺けっこう好み。」

「ルーイは、ロリだな!あははははは!」

「勇者は絶滅したんだよ!ルーイ!お前こそ、勇者だ!」

枝豆を食べ、傍観を気取る。面白いのは大好きだ。

「むぐぐぐぐ!貴様ら!よくも!!」

ズンズン走って向かってくる!

ははは、勇者が本物なら、あいつら終わったな!

何故か、僕の目の前に来て、胸ぐらを掴む!

え?僕は一言も発してませんよ?


「我の大好物の枝豆を!貴様ぁ!!!」

え?怒るとこそこ?!これ頼んだの僕ですよ!

「この枝豆は、僕のですよ!」

「言い訳するとは、何事か!?」

「しゃあ、譲ります!勿論、タダで!」

肩を震わせ、僕を睨みつける。

「では、仕方あるまい!仲間にしてやろう!」

僕は凍りついた。こいつ聞く耳ねぇー!

特技 調べる発動!

「こいつ何とかならんか?」

『回答を拒否します。以上。』


何だよ?拒否って。もしかして、今までで、最高にヤバい奴なんだろうか?


「仲間はどうでもいい!それより勇者って本当なのか?」

「仲間がどうでもいい!だとぉ!貴様は!」

勇者もどきは覇王の剣を抜く。

「ちょっと待ったぁ!!」

「今更、命乞いか?」

「違う!お前は勇者だ、」

「ほう?何故そう思う?」

お前さっき名乗ってただろ!こいつ真性のアホだ!僕の周りには、何故アホばっかり集まるのだろうか?

「その剣は、勇者専用装備だからだ!」

「して?」

「して?ん、ああ、覇王の剣だ!そいつは!」

勇者もどきが、勇者になる。まぁ、訂正しただけだ。

剣を納め、枝豆を食べ出す。

旨そうに、しかも、嬉しそうだ。

おい!何か言えよ。僕は、椅子に座り、ビールを煽った。

「喉が渇いた。」

勇者はビールを凝視し、枝豆を、また食べる。

「さっき叫んでたからな。」

「ああ、そうだ!勇者だからな!ははは。」

笑うトコなの?どこに笑いが?拾えないよ?

僕は、ビールを飲み干す。

「グビグビ!プッハー!」

勇者は、肩をまた震わせる。

「貴様!我の超大好きなビールを飲み干すとは!笑止千万!命無いと思え!」

もう意味すら解らねぇ。涙目になってるぞ!


僕は、席を立つ。

「ほう?やる気か?」

「マスター!追加ビール二杯!!」

「あいよ!」

「な、なんだと!?」


このループ何時まで続くんだ?

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