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大きなカマキリの顔

 私が子供の頃、実家には畑があり、みかんや柿の木などがたくさん植えてありました。野菜も植えてあり、人が通るための小さな道もありました。

 そこで虫を捕まえたり、ただぶらぶらして遊んだりしていた記憶があります。


 その日も畑で遊び、家に帰ろうとしていた時です。

 ふと通りすがりにあった柿の木を見ると、私の背より少し高いところ、木の枝と幹の間くらいに、人間の頭くらいの大きさの、茶と黒が混ざったような色のカマキリの顔がありました。

 その顔には何の表情もなく、何の感情も伝わってきません。目が合っているはずなのに、完全に無で、ぞっとしました。


 私はびっくりしすぎて硬直してしまいました。

 しばらく目が離せませんでした。そのうちに、怖いのに捕まえてみようという思いがわいてきて、家に虫網を取りに戻りました。虫網で捕れるような大きさではないのですが……

 網を持ち、カマキリの顔があった場所に戻ってみると、もうそこには何もありませんでした。


 正体はわかりませんが、当時、虫をよく捕まえていたので、それをいさめるために虫の精霊みたいなものが来たのかも、と子供ながらに思いました。

 今でも、あれは何だったんだろうと不思議です。

 

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