13/19
13
「私の事よりあなたの事だよ。スマホから勝手に声がしたら怪しまれちゃう」
『私の事よりあなたの事はこちらのセリフです。白鷺千の事が気がかりですよ』
うー、一方的!話が通じない!
おかしくなっちゃってるスマホはどうしたら治るんだろう。
「そもそも、千ちゃんとの事は関係ないでしょ」
『関係ありますよ』
「なんで?」
『あなたの事だから』
あなたの事だから。その言葉は私が千ちゃんに伝えたいことの一つで、それを絆も何も無いこの子から言われてもと思ったけど、この言葉は魔法の言葉みたいに私の心にじんわりと広がっていく。
「あなたはどうして気を掛けるの?」
『分かりません。けれど、それが私の唯一の思考なのだと思います』
「どういう事?」
『誰かと誰かを繋ぐこと。それが私の使命のように感じています』




