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「もう知らない、あっちいって!」
強く大きな声で、拒絶するように言われ、私は何も言えず、何かを言おうとする前に千ちゃんは駆け出してしまって、小さくなる背中をただ見送るしかできなかった。
こんな事でもう会えないなんて嫌だよ。
もう数時間も前の事なのに、今でも鮮明にこの場面が目に写ってるみたいだ。
腹から声が出ていたし、気迫もあった。
その迫力に目をつぶってしまったから、その時どんな顔をしていたかは分からない。
けれど、私は凄く悲しくって、寂しくなって泣いてしまった。
そしてそれは、今も続いていて、気持ちが落ち着いたと思ったら思い出しては泣いている。
私は毛布に蹲っておいおいと止まらない涙と共に何とかして悲しみを堪えようとしていた。
そして、そんな私の部屋にママが居て、でも慰めてくれてる訳でも無くって、寄り添ってくれてる訳でも無く。
ママは毛布越しに薄らと分かるけど腰に手を当てて鬼と化している。
「夕陽!いい加減にしなさい!もうご飯だって言ってるでしょう!」
私、神凪夕陽にとって今日はとてつもなく最悪な日になったのでした。




