戦うキャラバン!
硫黄島沖でのイージス艦との連携訓練中
「イージス01からデータ転送完了」
「了解」
「ロードマスターへサブモジュール1番投下準備願います」
「サブモジュール1番投下準備 了解」
硫黄島近海を飛行中のF-19から、ケースに入ったままの試作ミサイルが引き出された後、ブースターで吹っ飛ばされ遥か彼方に飛んでいく。
「機嫌よく飛んでますね。 問題の終末誘導が決まれば、ばっちり」
イージス艦からのデータではもう終末誘導の段階に入ったらしい。
「弾着、今、ですね」
実艦的になった旧式掃海艇(レーダーリフレクターで電波的には某国の中古改装空母相当のサイズ)をまともに直撃したらしい。
この距離は並みの巡航ミサイルならまだ中間誘導中の段階であるのに、こちらはすでに直撃なんである。
機内に掲げたボードには新たな撃沈マークが記入されるだろう
もともとは空対空ミサイルとして作ろうとしたものの、若干のソフト面の改善で空対艦ミサイルにもなりうるのが判明したらしい。
極超音速ミサイルからしたら、船の回避速度等は止まったも同然だからな。
「でも上のほうではさらに先を求めてるらしいですよ!」
「なんだ?超音速で宙返りするプテラノドンでも落とすのか?」
「それがね、地上施設らしいですよ?」
バカみたいに高いミサイルで空中早期警戒管制機を狙うならわかる。
また空母もそうだ。
でも、地上目標となると、、限られるな!
どうするつもりだ、上は。いや、日本は?
極超音速空対地ミサイルは完成近づいてますが、我が国は何を狙うのか