スカッドハンティング後日談その2
スカッドハンティングの帰りに難問です。
「でもね、1番大変だったのは、とりあえず、ミサイルも撃ち尽くして帰る途中だった時です。」
なんと日本海上で空母に降りろって言うんです。なんだか作戦上の都合らしいんですが。
私らも話は聞いてたから、やってやれないことはないと思ってましたがね。
ロナルド レーガンが甲板をクリアにしてくれて準備ができた、て言ってきたんで向かったんですが、 洋上で上から見たら空母も小さく見える物ですね。
何度か横須賀で見たらなんか島みたいな感じしてましたが。
こっちはセンサー担当だし、下手に前に見に行って邪魔しちゃ悪いから、ちょっと眺めた後は、おとなしく、しっかりベルトを締めて座ったりしてました。
なんせ最悪、ドボンも有るわけだし。
何度かフライバイした後、タッチアンドゴーして感触をつかんだら、1回で決めてくれたから、ほっとしましたよ。
着いたらすぐに、米軍の偉いさんがいくつかの機材やなんやと共に乗ってきて、すぐ厚木に行ってくれって、言うんで、空母の上でプッシュバック受けて、直ちに発進位置まで移動です。
C130の翼端が確実に艦橋構造物やらクリアできるように、目安になるラインが急遽、ペンキで表示されたって後から聞きましたけど、ちょっと不安でしたね。まあ荷物はほとんどなく、燃料も厚木にかつかつくらいにしてますから、割りと軽い状態かと思います。
空母も思いっきり走ってくれたからでしょう。発進は意外とスムーズでしたね。上がってしまえば、いつもと同じでしたが。
でも厚木に降りて、地面に着いたら、ほっとしたのは事実でした。
この時運んだ人や機材が後で戦争に大きく影響したなんて、後から聞いてびっくりでしたな。
過去にフオレスタルでやってましたから、できんことはないようでしたが