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「ステルス戦闘機」F-19奮戦記  作者: 通りすがりの野良猫
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スカッドハンティング!

とうとう「ミサイル狩り」が始まります

やはり当初から懸念されたように、移動式ミサイルランチャーはなかなか捕捉しにくいものであった。

トンネルにしまい、偵察衛星の通過を避け、UAVをかわして発射するとすぐ退避するランチャーはなかなか探知しずらいものであった。

湾岸戦争の頃よりは探知技術も向上したが、そっくりに偽装したランチャーもどきがある等偽装もよりリアルなものと化しているのである。

「最近のわが隊は忙しくなってるが、スカッドハンティングにおいても実力を発揮して欲しいとのお達しだ」

「我々が」

「そうだ」

「いくら最新型ミサイル搭載だっていっても、機体そのものは中古輸送機ですからね」

「そうですよ、中身の我々だって、本業は輸送機乗りですからね」

「無茶苦茶な話なのは承知の上だ。実は、先頃、UAVに探知されたトラックが核実験場で以前配置された車両と同一車両であることが判明した。

そしてこの車両が核実験場に入って数日後に核実験が行われたことも、偵察データを重ね合わせてわかってきた。


そしてその車両の移動に合わせた独自の警戒体制をとる様子が通信情報から分析され、最終的にどこに貯蔵庫があり、どこへ核弾頭が運ばれるかが、ある程度解明されてきた。

そして今日、貯蔵庫を出た核弾頭が、とうとうミサイル発射機が隠されているであろう地域に到着している可能性が高いと分析された。


確かにこれが北朝鮮の欺瞞情報かもしれない可能性もあるが、度重なる米軍による防空網制圧、制空作戦により、ほぼ自国上空すら航空優勢を失った状況では、弾道ミサイル発射機もいつまでも安全とはいえないとなると、、、言わなくとも解るな?」

「なりたくはないが、そんな状況なら、秘密兵器をいつまでも後生大事に持ってるよりは」

「限定的な目標に使用して、脅しをかけるしかないな」

「統合幕僚会議からの命令で万が一の核ミサイル発射を阻止するため、あらゆる手段で警戒することになったんだ。」

「我々は発射されたミサイルをブースト段階まあ、スカッド改良型あたりなら最初の数分あたりを狙ってミサイルを叩き落とす、この部分を担当する」

「UAV等からのデータはAWACSから来るから、それに合わせてとにかく撃つ。なんせものによればうちの基地を狙ってる場合もあるんだからな。この後、待機空域その他詳細について、ブリーフィングを行い次第、発進する」


困難ではありますがやらないと

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