1120/1430
1120話 守護霊獣-8
「たあっ!!」
その攻撃は、見事に守護霊獣の前足を斬り裂いた。
「グルアアアッ!?」
守護霊獣は驚愕したように叫ぶ。
そして、大きく飛び退って距離をとった。
「シルヴィ!」
「ご主人様、お怪我はありませんか!?」
「ああ、大丈夫だ」
俺は立ち上がりながら答える。
そんな俺たちを見て、守護霊獣は警戒するように唸った。
「グルル……」
シルヴィが剣を構える。
俺はそれを見て、異変に気付いた。
「シルヴィ、その剣は……」
「はい。氷剣『ブリザーディア』です」
シルヴィはニッコリと笑う。
その笑顔には、どこか誇らしげな色があった。
「ご主人様の窮地を察してか、氷剣『ブリザーディア』が自ら顕現したのです。……この剣はわたしの愛剣にします」
シルヴィはそう言うと、再び守護霊獣に向き直る。
その横顔には、自信と決意が見て取れた。




