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1020話 エウロス子爵領開拓団-7
「そっちで縮こまりながら歩いている君たちも、期待してるぞ?」
「ひぇっ!?」
「あ、あわわ……」
「うひぇっ!?」
俺が声をかけた駆け出し冒険者たちは、かなり怯えていた。
彼らはEランクパーティ。
まだパーティ名すら決まっていないという。
4人のメンバー全員の個人ランクも、まだEランクだ。
「君たちは……そうだな。とりあえず、無難な仕事を振っていくさ。そう気負わなくてもいい」
俺は彼らに向かって言った。
彼らは明らかに冒険者としての経験不足だ。
まずは簡単な力仕事や低級の魔物退治から始めるのがいいだろう。
駆け出しとはいえ一応は冒険者なわけだし、孤児の兄妹あたりと比べればある程度の即戦力にはなる。
その後も、俺は冒険者たちに軽く挨拶をしていく。
ユヅキやティータのおかげで、冒険者という扱いやすい人材を集めることができた。
彼女たちには感謝しないとな。
さて……。
引き続き、開拓団に参加している人材に挨拶をしていこう。




