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その後の主要メンバーたち

コンドコソトレル

 その後もシッポンとツーノッパを行き来して、カッツバルゲルやスティレットに様々なことを教えたという。

 トリプルユニコーンの彼の血を求めて、多くの権力者たちが奥さんを用意したため、何人の子孫がいるのかは不明である。


ククリ

 カッツバルゲルの元で彼の施政を助けながら、穏やかに暮らしたという。

 毎年のようにコンドコソトレルは現れ、そのたびに仔馬を産もうとしたが、何の因果か生まれることが出来た者はカッツとスティレットの2頭のみ。

 悩んだ彼女は、そのたびにカッツバルゲルに相談していた。


スティレット

 カッツバルゲルの元で更にレベルを上げ、遂にグリフォンと対決するまでになる。

 炎と大地という攻防一体の属性を持っていたため、天敵のグリフォンさえ手も足も出ずに撃退し、最恐の一角獣と呼ばれた。

 なお、ダブルユニコーンにも関わらず、誰とも結婚しなかったという。


ロビン

 カッツバルゲルお付きのコマドリとして、多くのメスコマドリに愛された。

 たくさんの血をばらまいたと噂されているが、お気に入りの息子は1羽だけだったらしく、意外と奥さんは1羽しかいないのではないかと、カッツバルゲルは推測している。


リチャード

 カッツバルゲルの筆頭騎士として、引退まで忠節を尽くした。

 蜂蜜栽培の専門家を従者に加え、千年都市での販売網も作り上げたため莫大な富を得て、子孫は商売上手な騎士として、カッツの子孫を支える軍師となっている。


ソフィア

 牧師としての才能を開花させ、教会に様々な要望書を送り続けた。

 その内容が、中央の教会の人々にとって耳の痛い話ばかりで煙たがられたものの、ユニコーンに最も近い聖職者のため無下にもできず、枢機卿ですら彼女の扱いに困っていたという。


アレン4人衆

 その後もレベルアップを続け、アレンは村の勇者となった。

 他のメンバーのレベルも100を超えると、ユニコーン極地戦兵という謎のクラスが出現し、ナニコレの大合唱がおこったそうな。


マックス

 あの後、遊牧民の姫と結婚して遊牧民の王となったようだ。

 マックス好みの顔ではないから浮気するのではないかと、ロビンたち鳥は囁き合ったが、何とマックスは恐妻家にクラスチェンジ。結局愛人は1人も作ることはなかった。


エリス姫

 この後、カッツバルゲルの元でお世話係を行い、見返りとして様々な医療や農業関係の知識を得る。

 王が倒れた時にカッツに帰ることを許されたものの、自分が戻ればカッツバルゲル地方が戦火に焼かれることを懸念し、国王とは二度と会うことはなかった。

 なお、この後の王国は、国王の血縁者と有力貴族が対立し、細かく分裂することになる。


ボニースキー帝王

 この後も、カッツとは絶妙な距離感で貿易を続ける。

 実はタテガミ地方には様々な資源が眠っており、貴金属とハチミツや食料を交換して、お互いに大いに儲けたという。



 そして翌々年のある日……

「おかーさん、これはなに?」

「これはチョウチョ」

「じゃあ、これは?」

「これはハチ」


 小生が姿を見せると、生まれたばかりの仔馬は駆け寄ってきた。

「おとーさん! おかえりー!!」

「ただいま」

 よく見れば、仔馬の額には角が生えている。

「こらこら、角でツンツンしないの」

「おとーさんにオッパイないよ~」

「やめなさい。おしっこひっかけちゃうぞ~」

「ひ~~~~~!」


 脳裏にふと、アビスランナーの顔が浮かんだ。

 そう言えば今日は、あの真っ黒なアビスホースの……アビスランナーの命日だったか。


――そうだな。お前がトリプルユニコーンとして目覚めた日でもある


 小生は小さくため息をつくと言った。


「人間への復讐……君は何よりも強く、それを望んでいた」


――ああ


「君にしかわからないことも多いし、復讐は善だとか悪だとかいう気はないよ」


 だた、そう思うと……小生は空を見上げた。

「君自身が本当に幸せになることを望まないと駄目だ」


 呟くと、アビスランナーの声がより鮮明に聞こえてきた。


『お前の戦いぶりはしっかりと見せてもらった』

「どうだった? 小生のしっぺ返しは?」


『……フフ、お前らしくて、いいのではないか?』

 彼の気配は、木々の間から光が漏れると、蒸発するように消えた。


「おとーさーーん! あそぼーーーよ!」

「今行く!」

【作者からの挨拶】

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 この作品を通して様々なことがわかり、ザマァや内政関係のノベルに挑戦してよかったと思います。


 ザマァは、序盤と中盤までは型が決まっているためプロットも作りやすかったですが、問題はやはり追放した側に力がなくなった後に、どのような展開の話にするか……でした。

 再度、追放側のキャラクターに力を与えてラスボス化させることも考えましたが、より強大な敵が出てきた方が自然な気がしたので、今回は後者ということにしました。


 内政関係も、後半になって領内が発展してしまうと、勢力を拡大する以外にやることがなくなってしまう。というのが難しいところだと思います。

 もしかしたら、人口が増えたために起こる問題などに注目すれば、そのたびに主人公に試練を与えていくこともできるのでしょうが、こちらもまだまだ伸びしろがありそうです。



 最後に、次の作品についてですが……プロットは既に出来上がっています。

 ジャンルは西洋ファンタジーで、勇者と魔王が出てくる一般的な物語を、テンプレ破壊の常習犯であるスィグに書かせるとどうなるか……という実験作を書き溜めています。

 伏線張りの練習もしたいですからね。


 もし、私の名を見かけたら……タイトルだけでも構いませんので、読んでやってください。

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