おまけ なろう読者フレンドリーな小技まとめ
基本的に、読者である私からのお願い、とか、読者その1である私の癖ですね。
参考になるのかわかんないですけど、読者として注目する部分をまとめてみました。
◆読もうと思う作品(あくまでも私の基準ですので)
・タイトルがいい
私は完全に好みで選びます。
・あらすじを読んで面白そう
お? これ楽しそうってなる作品だとクリア。(長文タイトルだとここまで一気に把握)
・タグ
地雷要素がないかざっと確認します。ハーレム滅びろ!!!!(私怨)
・字数、話数
私は五万~十万字、20~30話は最低でも欲しいと思ってます(もちろん、一話しかなくても読みだす方はいます)。なんでかと言うと、一回いいのを引いたら長いこと楽しみたいからです。読みおわったら新しいのを探さなきゃいけないので、なるだけそのスパンが長くなるようにと思うと最低五万字は欲しいんですよね……。好きなものを探すのは大変なのです。
・総合評価ポイント
だいたい300~1000pt入ってる作品は運がないだけでだいたい面白いです。読もうか迷っているときに参考にします。タイトルとあらすじがめっちゃ良くて話数が多いのにポイントが入ってないのは読まないんですが、タイトルとあらすじがめっちゃ良くて話数が少ない場合はポイントが入ってなくて当然なので読むこともあります。
◆タイトルは想定読者の興味をひくことを意識してくれ
長文が嫌いな私みたいな読者もいるし、あらすじを読まない読者さんもいるし、正解はないと思う。
気に入って読み続けてくれそうな読者さんが手に取ってくれそうなタイトル、自分だったら買うなって感じの本のタイトルをつけましょう。
まあ、ぶっちゃけ好きにつけたらいいと思う。そのかわりあらすじはしっかり書こうな!
私の場合は、イラッとしない短めのタイトルが好き。完全に語感とか見た目でなんか琴線に触れるものを選びがち。
◆あらすじは大事。ここで興味をもたなきゃ読まない。
ヒューマンドラマがメインのような小説は有名な作品しか読まないので必要最低限がわからないのですが、チート要素を含むような小説の場合は、「最低限これは書いてくれよな!」と個人的に思っている項目を以下にあげておきます。
・主人公はどんな人なのか?どんなポテンシャルがあるのか?(←ここは期待感につながります)
・舞台はどんな世界なのか?
・主人公はどんな活躍/行動をするのか?(←私が一番見るところです。この作品はどんな感情を私に抱かせてくれるの?)
活躍/行動はありふれた説明が聞きたいんじゃなくて、もう少し具体的で物語の随所で観測できる楽しみ方が欲しいんです。
たとえば、「これは、世界の根源にせまる物語」よりは「迷宮の生態系を調査します」って書かれてたらそういう豆知識を披露してくれるんだろうな、って思いますし、「ラブコメです!」よりは「主人公は恋多き男で振られまくってそのたびにやけ酒で幼馴染と乾杯します」とか、こう、詳しい情報が欲しいです。
読んで何を楽しめそうかわかるように書いてください。アバウトな要望で申し訳ないんですけど。
◆あらすじは大事。分量も配慮してくれよな!
スマホであらすじを広げてスクロールしないと全文確認できないのは長すぎてあらすじを読まない。し、作品ももちろん読まない。
個人的には10行以内くらいがいいと思う。せめてワンタップでスクロールが必要にならない程度にしてほしい。圧がすごいんだよね……。
◆タグは好きな作品や人気の作品のタグをパクれ!
作者の私としてはあまりオススメするのはどうかと思いますが、読者の私としてはめっちゃお勧めします。
なろう読者と言うのは、気に入った作品を見つけたら似たような作品を探し出します。ありとあらゆる手段を用いて探し始めます。で、お気軽に試せる最初の一手がタグなんです。
好きな作品の面白かった要素がタグになってたらとりあえず押します。
ただ、あまりにもその作品のためだけにあるようなタグは控えた方が無難です。容赦なく出てきた作品と最初に好きになった作品を比べますし、下手するとパクリ呼ばわりも避けられません。
PV稼ぎのためだけに自分の作品に在りもしない要素をタグに入れるとキレられます。私はキレます。感想に書いたりはしませんが、その作品に対する好感度はめちゃくちゃ落ちます。
そして、地雷になりやすいタグも絶対につけてください。「「ハーレム」タグつけてないのに貴様……!!! 詐欺じゃねえか!!!」と何度なったかしれません。
届いてほしい読者さんを思い描いて、誠実にタグを厳選しましょう。
◆その話の中身がわかるサブタイトルをつけろ!!!
1を読んでくださった方はわかるかもしれませんが、私は気に入ると気に入ったシーンだけ読み返す読者です。このタイプの読者は一定数います。
ですので、読み返すときに「数字だけ」とか「パッと思い出せない固有名詞」とか「お洒落だけど内容と全く関係ない単語」しか書いてないと読み返すのが大変なんです。
また、長いこと更新されてなかった作品の最新話を読むときに、どんな流れだったっけな~、と見返すこともございますので。
キーワード程度でもいいので、その話を思い出せるようなサブタイトルをつけてください。武闘大会、とか、入学式、とかその程度でもいいんです。
◆最初の一話、その次に一万字、最後の壁が公開分最新話が基本的な勝負どころ(たぶん)
そこそこの数を読んできて、読み続けるかどうかを判断する時期がこの辺だな~っていう体感です。サンプルは私だけ。
最初の一話で作者さんの文章スキルを見ます。頑張らなくても読める文章が書けるかな~って感じ。あらすじが効いてるのでそこまで話が進まなくても大丈夫。
最初の一万字前後で作品のテンポや見どころ、これからどうなるのかな~っていうのを把握します。ここまで物語に動きが一切ない作品は読むのをやめがち。今後も感じられるタイプのカタルシスのサンプルはここまでで1回は回収できてるとよい。
最新話まで読みきって、「上手かった」っていう作品は読むのをやめがちです。上手いので最後まで読めるのですが、刺さらないので……。
「面白い」作品は更新頻度や作者さんの完結歴を見に行きます。テンポよく更新してたら割と読みつづける。
「好き」になった作品は更新頻度を確認し、他人の感想を読みはじめ、作者さんのツイッター垢で更新通知なんかをしてるかどうかとか、生存報告を確認できる状況を整えます。
◆定期更新って素晴らしい
前段でも触れましたが、定期更新や投稿スタイルが決まっていることは重要です。
週に一回、五日に一度、章の書き溜めが終わったら毎日……、みたいな。
これはそこそこ面白いなって思ってくれた読者さんを逃がさない手段の一つです。定期的に更新するのが分かっているので、私のルーチンに組みこまれ、「読むぞ!」というモチベが上がった状態で読みます。安定的なPVの確保にもつながります。
そして、「好き」な作品こそ私は定期更新してほしいと思っています。不定期更新だとさ……、一時間前に更新してても「今日二話更新されたりしないかな? そわそわ」って一日に何度も何度も作品ページ読みにいっちゃうんです……。
定期更新とか、次はいついつの更新ですよって言われていればそれまで我慢できますし、余計なエネルギーを使わないで済みます。待つのもエネルギーが必要なので、続きが欲しいのにあんまりにも更新されなさすぎて読むのをやめてしまった作品もあります。更新しないなら更新しないって言ってくれ……!
◆適切な更新頻度と適切な一話あたりの文量
体感で、そこそこ面白い作品で読みやすい量をお伝えします。これも私調べなので目安の参考とかいうアバウトな感じが否めないけど……。
週一更新なら5000文字前後、
週二~週三更新なら3000前後、
毎日更新なら500~2000
くらいが私はちょうどいいなって感じます。
※毎日更新のうち、章ごと書き溜めてから放出するタイプはもっと文量は多くていいです。
ただですね。読者は調教される生き物です。更新頻度と一話の文量を一定に保ってくれれば慣れます。
なので、作者さんが書きやすい、メリハリを作りやすい文量や、好きな作品の文量を参考にして書き続けるのが良いかと思います。
◆ブクマは表裏一体
ブクマをつけるとき、ブクマもまた剥がれていくのだ……(言いたかっただけ)
◆ブクマするタイミング
どんなときにブクマするかっていうと、一般的にブクマするタイミングは三段階あります。私はそう思ってます。
・試しに読んでみようと思ったとき(積読に近い感覚ですね)
正直、これは作者読みしてる読者さんや一話目がめっちゃうまい作品なのかな~と思って見てます。私は基本的に1話目でブクマはしないのでよくわかりません。
・更新を追いかけると決意したとき
ブクマすると、更新のたびに上にあがってくるので便利です。便利なものは使われます。雑誌の定期購読感があります。
・完結まで追いかけると決意したとき(私はこのときにブクマすることが多いです)
エタっても完結しても絶対に好きでいつづけられる自信がある作品ですね。宝箱にに仕舞う感覚です。
亜種:どんな作品にブクマする?
どんなときにブクマする? には含まれない例外のタイミング。
・完結してる作品ですごく感動したとき(私はこのときもブクマすることが多いです)
忘れたくない! っていう作品です。やっぱり宝箱にに仕舞う感覚ですね。
◆妖怪ブクマ剥がしの真相(の一端)
私はガチで好きな作品にしかブクマをつけません。何度も読み返す作品だけです。めったにブクマしないがめったに剥がさない読者です。
ですのであまり多くは語れませんが、おそらく多くの読者さんにとってブクマを剥がす=作品をこれ以上追わないことと同義なので、私が作品を追いかけなくなる瞬間=閲覧履歴から消去するタイミングを紹介しようかと思います。
・最新話まで読みきったとき
続きは別に読むほど面白くなかったなってときです。読みやすくて全部読んだけど、うーん、私の好みじゃないなって読後に思ったら消します。
・長いこと更新されなかった作品が更新したとき
大雑把にも内容が思い出せなくなってて、思い出す労力とその作品の最新話から得られる快楽を天秤にかけて労力に傾くとそのまま読まなくなります。だいたいそういう作品は読み返してない(復習してない)。
・長いこと更新されなくて内容を思い出せなくなったとき
上のと似ているんですけど、これは閲覧履歴の整理のときに起こるものです。読者が管理しやすい作品数というのは人それぞれですけど決まっているので、ときおり整理してあんまり記憶に残ってないもの、思い出せないものは消しちゃいます。
・次の展開に耐えられそうにないとき(溜まるまで待つ場合もある)
いつ終わるのかわからない鬱展開は本当にダメです……、耐えられる読者さんもいるけど私は無理です……。ただ、このタイプは一回閲覧履歴から消しても、しばーらくしてまた検索結果に出てきたりして話数が進んでいるとか完結しているともっかい読みだしますこともあります。
◆繰り返す、読者はわがままな生き物だ
設定やキャラ、ストーリーがしっかりしている作品――まあ有り体にいい作品ですね――は読者の想像力を刺激してくれます。
そういうのを読むと、やっぱ想像しますよね!
「次はこういう展開になるんじゃないか?」とか書かれて困った作者さんもいるんじゃないかなって思います。
私も困りました。明らかに読者さんが考えたものの方が面白いこともありました。
そして私も書いたことがあります!!!!←
あとは読者サービスの一環で、「SS書くけどどのキャラの絡み見たいです?」ってアンケートをとる作者さんもいますよね。
読者は喜び勇んで希望を述べます。私も推しキャラを推していきました。でもいざそれが採用されて、読んでみると想像よりツマラナイ……、なんて失礼な感想を抱くこともございます。
無理かもしれないが、心の片隅にでも留めておいてほしい。
読 者 は 常 に 作 者 に 想 像 の 上 を い か れ た い の だ ! !