20話
真と望が歩いて行く姿を屋上から見つめる人影があった。白いふわふわの髪をした天使のような美少女だ。
「は〜思っていたよりも面白くなかったですね。こんなことなら別の人間を選べばよかったです。ふあ〜」
退屈そうに欠伸をする少女。そんな少女に話しかける男性がいた。
「やあ、リアエル。また人間で遊んでいるのか?よく飽きないな」
「ああ、ロキですか」
ロキと呼ばれた男性はリアエルの隣に移動する。
「何か用事ですか?」
「ああ、頼みたいことがあるんだ。この後、少し時間はあるかな?」
「いいですよ。丁度今は遊んでいる人間もいませんから暇ですし」
「助かるよ。じゃあ、行こうか」
ロキはさっさと姿を消してしまう。急いでいるのだろう。そんなロキに呆れながら、リアエルも移動する為に真達に背を向ける。
ふと空を見る。穏やかな、気持ちのいい青空。リアエルはぐっと伸びをした。そして嬉しそうに呟く。
「さて、明日はどの人間で遊ぼうかな」
皆様こんにちは。作者の深読ノナカです。最終話まで読んでいただきありがとうございました。
実は今作、当初は8話くらいで終わる予定で書き始めました。けれど、書いていくと「あれも書きたい」「この設定も入れたい」とどんどん筆が乗りまして、気付けばここまで書いていました。
場面の繋ぎや展開を考えるのに苦労しましたが、その分納得のいく作品にできたかなと思います。
次回作につきましては、まずは前作の後書きにも書いた通り『オカくろ』の続編……もとい、おまけ話を投稿したいと思っています。短めの話を不定期に更新する『オカくろ短編集(仮)』を予定しておりますので、読んでいただけたらとても嬉しく存じます。
また、短編執筆と並行して新作も書いていくつもりです。こちらは長編の予定で、投稿するのは何ヶ月も先になると思います。ですが、必ず最後まで書き上げますので、お待ちいただけると幸いです。
改めてまして、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。これからも深読ノナカの作品をお願いいたします。




