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玄関ないよ



 異変にはすぐに気がついた。

 そして、ハルは思った。



 あれだ。

 あれがない。

 


 家に入ると時にあるやつだ。

 そう、ドアノブだ。

 

 僕の手は虚しく宙を切る。


 ない………。

 ドアノブどころか玄関がねぇ!!!!!!!!!




「えっ?どういうこと?」

 ハルは混乱した。マンションのあるはずの家のドアがない。

 玄関は吹き飛び、家の中が丸見えだった。

「テ、テロリスト?????」


 いや、冷静になるんだ、ハル。

 いや、無理だ。冷静になれない。


 何がどうなったら玄関がなくなるのか。


 呆然と立っていると、黒い影が動く。

「ニャッ」

「オリオン」

「ニャッ」

 元気そうにオリオンが返事をする。


「りこ。そうだ、りこは」

 突然、妹が心配になって僕は青ざめた。泥棒?爆弾魔?テロリスト?????

 どうでもいい。とにかく妹は無事なのか。



 ハルは慌てて、家の中に駆け込んだ。





 沈黙のあとに、それしか言葉が出なかった。

「えっ」




 僕の可愛い妹が、見たことあるような制服???の少年に馬乗りになって鉄パイプを振り上げていた。


「りこ」

「ハルちゃん」

 妹が僕に気が付く。

 りこはその瞬間、鉄パイプを物凄い速さで床に殴り捨てた。



「ハルちゃん、こわかったよぅ!!!!!!!」

 そして、ビシッと僕に抱きつく。


「いや、怖かったのは俺だわ。殺されるかと思ったわ!!!!」

「いやん。強盗が何か言ってる。ハルちゃん、警察呼ぼう」

「まてまてまて、俺が悪かった。謝るから、警察はやめてくれ」

 そのメガネの少年は叫ぶ。




 めちゃくちゃ混乱した頭で、ハルはぼんやり考える。



 うちの制服だ。

 ということはうちの学校の生徒???





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