隠れた天才
前回あらすじ。なんかスレイブでバトルが始まる。オリオンは部屋のすみっこにいるので無事です。
次回は、何も知らないハルちゃんが普通に帰宅します。
そして、妹がスレイブ使えることも知りません。
「誰?」
柔らかい髪色のツインテールの女の子。
碧ハルにどことなく似ていた。
まわりを見渡すと彼の姿はなく、まだ帰宅してないようだった。
これはまずい。
非常に。
「泥棒?」
とりあえず、気絶させて記憶の操作を。
神室は手を前に出す。
「スレイブ!電気ショック」
「スレイブ!シールド」
パリンッ。
ガラスの割れるような音がして、互いのスレイブが打ち消しあう。
「はっ?」
慌てたのは、神室の方だ。
女の子は至って冷静。
「お前、スレイブを使えるのか?」
使えるというよりも完全に使いこなしていた。
「どうでもいいじゃない?ところで、泥棒なの?見たところ、ハルちゃんの学校の人だよね?私の知らない人だけど?」
「俺は神室聖だ。冬子様の親衛隊、碧ハルを調べにきた」
「それって、神崎さん?神崎さんがそんなこと頼むとは思えないな」
りこは淡々と話す。
「ああ、俺の独断だ」
「そっか、それならよかった。ハルちゃんから電話があって、迷子のおばあちゃんを交番に連れて行ってるから遅くなるって」
「そうか、それがどうした?」
「どうしたじゃなくて、私とハルちゃんのお城に許可なく入って来て簡単に帰すと思う?」
「はっ?」
神室は状況がよくわからなかった。
「ハルちゃんが帰って来るまでに、おそうじしなきゃね」
「ちょっと、待て」
「スレイブ」
りこは、大きい薄いブルーの膜を作る。
神室は身の危険を感じた。
「スレイブ!電気ショック」
今度は何の音もならなかった。
「残念。今度はシールドの強度を増したからね」
「どうする気だ」
「どうしょうかな?」
「四方をシールドで挟んで警察に突き出すとか?ミンチにしてもいいけど」
「いや、いや、待て待て待て」
「どうしようかな?」
笑いながらも、りこの目は笑っていなかった。
「スレイブ!展開」
スレイブの技術、技量ともに彼女が上だった。
スキルを持ってない神室は焦る。
ヤバイ。
「スレイブ!ソード」
四方囲まれる状態だけは避けなければ。
神室は必至の抵抗を心みた。
ドカンッ!!!!!!!!!
マンションに爆発音が響く。




