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怒ったら怖い奴

一年以上更新してないってマジ?

あと語録が多すぎる。脳みそ汚染されすぎでしょ

 努力をするのが無駄だと思い始めたのは何時からだっただろうか。


 俺には才能がなかった。

 良くも悪くも普通、平均な成績。


 運動神経は悪いわけではない。だが決して良いわけでも無い。

 魔力を沢山持っている訳でもなければ、少ない魔力で強力な魔法を放てるほど技術もない。


 努力は好きだった。

 すればするだけ強くなっていく自覚があった。成績が伸びたし、そうすれば両親から友達から教師からも褒められた。

 嬉しかった。それに楽しかった。


 友人に協力して貰い、トップクラスの学院に入ることも出来た。

 努力の賜物だった。努力が報われるというのは、これ以上ない程に心が満たされた。


 でも、思いどおりになったのは、そこまでだった。


 そこには天才が居た。

 自分とは比べ物にならないような、測定不能であるらしい魔力量。

 体術も平均を超え、学院の中でも上位。

 学力は首席になれる程で、きっとギリギリだったのであろう自分とは比べるまでもない。


 でも、膨張だと思っていた。

 噂には尾ひれはひれがつくものだ。実際に見たのは教師だけなのだから、実際はもっと自分に近いと、きっと努力すれば追い越せるんではないのかと。


 そんなことはなかった。


 ()()()が使っていた魔法は、見たことがない程規模が大きくて、見たことがない程強力で、そして見たことがない程精密なものだった。

 体術の方は、確かに普通だった。自分でも何とか技術では上回れるかもしれないと思う程度には普通だった。


 しかし、その力が尋常ではなかった。

 金属を握り潰すなどわけが分からない。そんでもって自分で剣を作るなどもっとわけが分からない。同級生達は理解を諦めているようだった。無論俺もそうした。


 圧倒的な才能で、努力を容易く上回る。

 努力に意味を見いだせなくなるのには十分過ぎる理由だった。


 嫉妬していたのかと聞かれれば、迷わず「そうだ」と答えるだろう。

 努力出来るだけの環境があり、応援してくれる友人がいて。これが幸福なことは理解出来る。が、それとこれとは話が別。欲しいものは欲しいし、才能だって欲しい。自分にないものを持っているのだから、羨ましいと思うのは当然だった。


「力が欲しいのだろう?」


 だから、誘いに乗った。乗ってしまった。

 今思えば、どれだけ愚かなことだったのか、よく分かる。


「ウッソだろお前」


 普段は聞かないような口調のリールが、目の前で呆然としているのを見て、再び意識は闇へと落ちたのだった。


 ───


 治ったよ、治っちゃったよ。

 嘘でしょ?こう、感動的な展開は?あの、『俺はお前を…!』みたいな胸熱な展開は?ない?あ、そう。


「やはり、お前は気持ち悪いな。友を救ったというのに、その反応か」

「だって別に仲良くなかったし」

「では人を救ったのに、だ。関係ない人物でも、一喜一憂するのが人間だろう。そうでなければこのような事していない」

「そうなんだとしてもやらないで欲しかったなって」

「つまらんことを、死ね」


 あ、突撃してきた。雑魚共はどうでもいいにしても、あのなんか強そう(小並感)な人影どうしようか。


 ん?お?なんか人影が闇の剣っぽいのを掲げた。

 ほう?それを振り下ろして?斬撃が?うん、分裂して?

 えーと、一十百千…十万くらい?沢山だね。

 あ、障壁に当たって消えた。しょうもな。


「なっ…!」

「え、もしかして今のが切り札?マジで?」

「っ…貴様」


 ああ、ガチなんだ。拍子抜け、つまんない。

 うーん、あー、なんかもういいや。段々イライラしてきたな。なんでこんなのに付き合ってるんだろ。


「はい、お返し」


 適当に強めの斬撃を作る。ぶつける。あ、障壁作ってる。残念、それ燃えます。勿論障壁も燃えます。案の定燃えてるし、貫通してるし、斬撃でもあるせいで切り傷が沢山だし。可哀想。


「ばいばい」


 もう一発切ってあげたら死んだ。というか消えた。


「単体では無理か!では連携を─」

「いやー無理でしょ」


 あいつら意識ないし、取ったところでって感じだし。弱いし。


「【グランドブレイク】っ!」

「ん、【グランドブレイク】」


 凄く大きい衝撃波。多分山とか崩せる、そんな凄いやつ。ごめんね、私それ、片手間で出せちゃうや。

 魔法使いっぽいシルエットのそいつが出した魔法が、私のそれに飲み込まれる。そのまま衝撃波を喰らって、そいつも消えた。


「馬鹿な…」

「次はどれ?」

「ぐっ、聖女!時間稼ぎを!」

「それ言っちゃって良いやつ?駄目じゃね?」


 聖女ねえ、普通後方支援では?ほぼほぼワンパンだからしょうがないかー。

 前張ってる所悪いけど、後ろからこーろそ。


「【ターゲット】」

「は?」


 魔法全部吸われた!?何それタゲ取ったの!?しかも自分自身を癒してる!?

 ヒーラーじゃなくてタンクかよ!女の子にやらせることじゃないだろ!こいつのパーティメンバーどうなってんだよ!


「回復量の倍くらいのダメージ叩き込めばいけるやろ」


 それはそれとして殺す。壁にすらなれないと教えてやる。

 時間稼ぎとかさせるわけねぇだろうが。


 腕を切り落とす。首のつもりだったんだけど、曲げられたか。

 生えてくる前に切り口を抉る。そのままもう片方も落として、今度は足。

 踵から膝にかけてを取れない程度に切り刻む。回復し始めたら太もも辺りで切り落とす。そして切り口を燃やす。

 次お腹、胸、ああ腕回復してる、首は無理か、じゃあ腰、まだ駄目?ほんじゃあ顔、切って、斬って、燃やして、抉って、潰して、


「あ、テレポートとか駄目だよ?」

「がっ、何を」

「お前の結界真似したの。良い出来でしょ?」

「いつの間に」

「今」

「なんっ──」


 逃がすわけがない。時間稼ぎってのは私にも時間を与えるってこと。当然、切り刻むだけの単純作業に頭なんて使わないから、結界の再現に思考を回した。案外簡単だった。


「ん?あれ、いつの間にか死んでた。可哀想に。タンクって大変だね」

「貴様本当に」

「あ、もう喋んなくていいよ 」


 いい加減耳障りかなって。


「お前は許さない。一欠片の希望もなく、叩き潰す。絶望する暇もなく。徹底的に。ぶっ殺す」


 君もう、絶望出来ないからね?

多分文体変わってる

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