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Nicholas

Music: Schattenschlag - To break the seal of evil


湿った地下牢では、湿気がレンガの隙間から絶え間なく染み出していた。古いランプは分厚いほこりに覆われ、頭上でぐらぐらと揺れながら、歪んで長く伸びた影を投げかけている。ニコライ2世は水が染み出す壁に背を預け、呼吸の弱いアレクセイをぎゅっと胸に抱きしめていた。血友病に苦しむ少年は全身に力が入らず、手を挙げることさえままならない。アレクサンドラは色あせたウールのショールに身を包み、十字架を握りしめる指に力がこもる。四人の女大公たちは両親のそばに身を寄せ、かつての華やかなドレスは地底のほこりで汚れ、皇室としての体面は跡形もなく消え去っていた。隅には朽ちた木の椅子がぽつんと置かれ、砕けた宝石が縫い込まれた古い衣類が床に散らばり、長期の軟禁が彼らの気力をすり減らしていた。


「ガラッ——」


重い合金の扉が数人のソビエト兵士に乱暴に蹴り開けられ、ブーツが砂利の地面を踏みしめる耳障りな摩擦音が、死のような静寂を引き裂いた。指揮を執る委員は、真っ赤なソビエトの印が押された公文書を手に、表情は冷徹で、一片の情けも見せない。


彼は一歩前に出て、公文書を高く掲げると、狭い地下牢の中で響き渡る太い声で告げた。「ニコライ・アレクサンドロヴィチ、ウラル労働者・兵士代表ソビエト委員会が最終処分決定を下した。今夜の真夜中、お前たち一家は直ちに出発し、専用の流刑列車に乗ってトボリスクへ向かう。いかなる遅延も許さない」


ニコライの背筋がぴんと張り詰め、長い間抑え込んできた怒りが一気に湧き上がった。胸の中のアレクセイが弱く喘ぐのを見て、彼は慌てて腕を強めて子供を守り込み、抑えきれない怒りを込めた声で反論した。「臨時政府は、私たちをここに軟禁するだけで、情勢が落ち着いたら海外へ逃がすと約束した。なぜ一方的にその約束を破るのか?」


「臨時政府はとっくに崩壊した。今は労働者・兵士のソビエトが政権を握っており、過去の約束はすべて無効だ」委員は印の押された文書を揺らし、ランプの光の下で赤い印が目に刺さるほど鮮やかに浮かぶ。「コルチャークの白軍がウラルに迫っている。すべての王政復古派がお前を旗印にしようとしている。ここにお前たちを残せば、街中の労働者も兵士も戦火に巻き込まれる。ソビエトはそんな危険を冒すつもりはない」


アレクサンドラは半歩前に出て、体を小さく震わせながらも、貴族としての誇りを支えに訴えた。「息子は重い病を抱えている。長距離列車は粗末で寒さが厳しく、道中に同行する医師もいない。シベリアの厳しい冬を彼が乗り切れるはずがない。彼の容態が少し落ち着くまで、数日の猶予を与えてはくれないか?」


委員は息絶え絶えの皇太子を一瞥し、目に一片の哀れみも浮かべず、きっぱりと首を振って拒絶した。「前線の負傷者がすべての医療資源を優先的に使う。元皇室のためだけに医師や物資を割り当てる余裕はない。決定を変える余地はない」


長女のオルガはタチアナの手を握りしめ、小さな声で頼んだ。「基礎的な薬だけでも持たせてほしい。そして、侍医のボトキンがアレクセイの世話をするため、道中同行することを許してはくれないか?」


「同行を許される使用人の枠はすでに決まっており、監視付きで二人の雑用係だけが認められている。侍医は許可リストに載っていない」委員は懐中時計を取り出して一瞥すると、声が急に鋭くなった。「荷物の整理に一時間だけ与える。それですべての持ち物をまとめろ。真夜中零時に列車は定刻で出発する。遅れれば流刑の資格を取り消し、別の処分を下す」


ニコライの眉はぎゅっと寄り、胸の中で怒りが渦巻いたが、腕の中の弱々しい息子を見て、怒鳴り声を飲み込んだ。「六人分の防寒着、止血の薬草、日用品が山ほどある。一時間ではとても間に合わない。あと二時間だけ猶予をくれないか?」


両側の銃を持った兵士が同時に一歩前に出て、銃口を少し上げて威圧した。「一時間余計に与えれば、王政復古派が牢を襲う隙を与えることになる。そんなことは絶対に許さない。それから、すべての金銀の装飾品、貴金属は没収して一括管理する。簡単な着替え、少量の乾パン、応急手当ての薬草だけが持ち込みを許される」


末娘のマリアは目を赤く腫らし、母のショールの裾を引っ張りながらおずおずと尋ねた。「幼い頃の絵本や手作りの人形も持っていってはいけないの?」


委員は冷たく笑い、無関心な視線を向けた。「流刑先の労働収容所に、貴族の遊び道具や本は必要ない。到着後に基礎的な物資が支給される。余分な持ち物はすべて押収する」


アレクサンドラの胸が激しく上下し、涙を浮かべながら悲痛な声で訴えた。「私たちはすでに完全に権力を手放し、政治の争いに一切関わっていない。なぜ生きる道を与えてくれず、私たちを寒さに凍える荒野に追いやるのか。それは終身の監禁と拷問に等しい」


「お前が統治していた頃は戦争が絶えず、飢饉が広がり、無数の労働者や農民が住む場所を失った。今起きていることは、過去の罪への報いに過ぎない」委員は公文書を折りたたんで内ポケットにしまい、階段の出口を指して告げた。「今すぐ階段を上がって荷造りをしろ。兵士が立ち会ってすべての持ち物を検査する。貴金属を隠し持てば、厳しい処分を下す。一時間のカウントダウンを今始める」


ニコライは胸の中で喘ぐアレクセイを見下ろし、不安に怯える四人の娘たちを見つめると、すべての反論を喉の奥に飲み込んだ。指を小さく震わせながら、優しく家族をなだめた。「怖がらないで。急いで防寒着と止血の薬草をまとめよう。この旅を乗り切れば、きっと道は開ける」


委員は鉄の扉の敷居に立ち、もう一度厳しくルールを繰り返した。冷たい声が地下牢の中で何度も響き渡った。「一時間だけだと覚えておけ。遅延や抵抗があれば、ソビエトの法令に逆らう行為と見なす。その結果はすべて自分たちが引き受けることになる」

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