18話(罰ゲーム編、ストッキング被り)
罰ゲーム編開始ですー!
春佳ちゃんと早希ちゃんが罰ゲームを受ける事になったところから始まりますっ!
「ねえねえ、何ひいたのー?言ってくれないとわかんないよー。」
渚が何が書いてあるのか気になって聞く。
「え?あっ、そうよね…顔面ストッキングよ…」
春佳が低いテンションのままみんなに言う。
「すげえの引いたなぁー。ちゃんと動画撮っとくから心配すんなー!」
真央が嬉しそうにカメラを準備し始める。
「もー、真央先輩ってば人ごとだと思ってー!」
からかう真央を早希が軽く叩く。
「いててっ、こら、叩くなってのっ!」
それでも真央は楽しそうだ。
「あははっ。そういえば、いつのまに2人そんな仲良くなったのー?」
2人のやりとりを見て笑いながら渚が言う。
「こいつがじゃれついてくんだよー!」
真央が早希を指差して言う。
「真央先輩が構ってくるから構い返してあげてるんですー!」
早希が反論する。
「はいはい、喧嘩はここまでにしましょうね。部長と早希さんにはこのストッキング被ってもらいますね♪」
ひなたが3人の話を中断させて罰ゲームのストッキングを取り出す。
「わ、わたし引っ張る役してもいい…ですか…?」
優衣がおずおずとひなたに声をかける。
「優衣ちゃん1位でしたもんね♪お願いしますねっ。」
ひなたが優衣にストッキングを渡す。
「じゃあ2位だった俺がもう1人のほう引っ張るわー。1人でやるのはちょっと厳しいだろー。」
真央が名乗りを上げる。
「あ、真央先輩…お願いします。わたし、部長にしたいです。」
優衣のSスイッチが入った…ような雰囲気が漂っている。
「おっけーおっけー。優衣って罰ゲームする側になると急にいきいきするよな…そーいうとこいいと思うぜー。」
真央が嬉しそうに言う。
「そ…そんなことないですよ…でもちょっと楽しい…ですね。」
優衣は顔に出てしまっていたのかと思い、恥ずかしくなって顔を逸らす。
「もー!私が早希ちゃんにする予定だったのにーーー!!悪戯もされるし踏んだり蹴ったりだよぉー!」
春佳が駄々をこねるように言っている。
「ぶちょーごめんねー?でもそーゆー日もあるよねー。今日は諦めよう、うんうん。」
渚がなだめるように声をかける。
「ん。負けちゃったのはしょうがないし、そうする…でも恥ずかしいものは恥ずかしいじゃん…」
春佳は大人しくはなったが、下を向いて手で顔を覆ってしまう。
「そういうところ、部長可愛いですよねっ♪」
ひなたが耳元で悪戯っぽくささやく。
「ひっ…ひなたー!何言ってるの、ばかっ///」
春佳が不意打ちされたみたいになって顔が真っ赤になっている。
〜罰ゲーム開始〜
「罰ゲームはストッキングをつま先までかぶってから引っ張ってもらって脱げるまでです!」
ひなたが説明する。
「カメラおっけーだよー。」
渚がオッケーサインを送る。
〜春佳side〜
「ちょっときついかもしれないですけど…つま先まで被せていきますね…」
優衣がストッキングを被せながら声をかける。
「うん…お願いね、優衣ちゃん。」
春佳は大人しく下を向いている。
「もう少しでつま先です…頑張ってください…」
応援の言葉を送りながら少しずつストッキングのつま先に向かって被せていく。
「これ、結構きついね…ありがと…(ちょっときついけど、優衣ちゃんならすっと脱がせてくれるかも…!)」
「つま先まで被れました…!目、開けてみましょ?ぷぷぷっ…」
ストッキングをつま先まで被って目を開けた春佳の顔を見て笑いを堪えられなかった優衣。
「わ、笑わないえぇ…!お願い、恥ずかひいあら早く脱がせえぇ…きうくっえ喋りにくいぃ…」
ストッキングの着圧がキツくて春佳が上手く喋れてないようだ。
眉とまぶたと鼻、上唇がストッキングで下に引っ張られて情けない顔になっている。
「部長…とっても可愛い顔してます…ここに鏡置いておくのでお顔がどうなってるかよく見てくださいね…」
優衣が春佳の座っている前に机を置いて鏡を置く。
「いやぁ///こんな顔みえないえぇ…恥うかいいよぉ…」
鏡で自分の顔を見て、恥ずかしくなって手で顔を覆ってしまう。
「今はいいですけど…途中で顔隠したら、またつま先まで被せて最初からやり直しにしちゃいますよ…?」
優衣が耳元で言う。
「優衣ちゃんのいいわう…!うぅ…(優衣ちゃんのあんな声初めて聞いたかも…ちょっとドキドキしちゃう…)」
言われた春佳は諦めて大人しく手を下ろす。
「(鼻とおでこに引っかかるようにして…)じゃあ脱がせていきますね…ふふふっ…鏡よく見ててくださいね…」
位置を調整してストッキングを上に引っ張っていく。
「うぅ…いやぁ…」
今度は鼻とおでこ、まぶたと上唇、ほっぺたまで上に引っ張られて顔が歪んでいく。
春佳は恥ずかしさに耐えるように拳を握って振るわせている。
「ふふふっ…部長すごく可愛い顔になってますね…顔の横でピースサインしましょ…?写真撮りたいです…!」
優衣が普段は見せないニコニコ顔をしながら春佳の顔を覗き込む。
「やらぁ…!しょんなことしないもん…!」
首を振ってイヤイヤする。
「じゃあつま先まで戻します…?きっともっとすごい顔になりますよ…?」
「しょれはもっおいやぁ…」
今は優衣には敵わないのだとわかって、仕方なくピースサインを作る。
「目…開けてください…部長。ぷぷぷっ…」
目、鼻、口、おでこが上に引っ張られてる面白い顔に優衣は笑いを堪えられない。
「部長の顔すごいです…」
「うわぁー、別の人みたい…」
他のメンバーが口々に感想を漏らす。
「うぅぅ…みんなみないえぇ…」
表情はわからないが今にも泣きそうな声で耐えている。
「隠しちゃだめ…ですよ…?もっと引っ張ってあげますね…」
「鼻痛いいい!!!とれちゃうーーーー!!」
あまりの痛さに思わず大きい声が出る。
「部長…鼻の穴すっごいおっきくなってます…かわいい…です…よしよし…ピースはもう戻していいですよ。」
「うぅん…くすぐったいぃ…しょんなとこ見ないえよぉ…」
「もうちょっとで全部脱げますよ…頑張ってください…!最後に、豚の鳴き真似してみてください。ほら。」
春佳の頭を撫でながら優しく言う。
「やだぁ…早く脱がせてよぉ…」
「ほらほら、豚さん鳴かないとつま先まで戻しちゃいますよ…?いいんですか…?」
「うぅぅ〜〜………ぶーぶー、ぶひぶひっ…」
春佳はもう泣く寸前のよう。
「ふふふっ。豚の部長すっごくかわいいです…よしよし…ぎゅー。」
「(豚は普通に恥ずかしいんだけど、優衣ちゃんに抱きしめられてるのすっごく安心する…なんでだろ…)」
「部長、ストッキング脱がせてあげます…うんしょ…ぷぷぷっ…脱せるときの顔1番すごいですね…よいしょっと…!ぬげ…ました…!」
「うぅぅ…やっと解放されたぁ…まだ鼻痛いぃ…てか恥ずかしすぎるぅ…」
春佳が涙目になって顔を隠す。
「ぶ、部長やり過ぎちゃいました…ご、ごめんなさい…」
春佳にぺこりと頭を下げて謝る。
「い、いやいいんだけどね…!ば、罰ゲームだし…!すっごい恥ずかしかったけど…!今度こそ優衣ちゃん覚悟してね!あと、途中からノリノリだったのも忘れてないからね!!」
だんだん春佳のテンションが戻っていき、仕返しに燃えている。
「わぁぁ、ごめんなさい…ま、負けないように…がんばります…」
春佳の勢いに圧倒される優衣。
〜早希side〜
「さてさてー、じゃあ被せるぞー!」
真央がストッキングを持って早希の顔に被せていく。
「うっわ、被せただけでもぶっさ…」
真央がドン引きしたように言う。
「早く終わらせてくださいよねー!わ、私だって恥ずかしいんだから…!」
「はいはい、途中からきっつ…はははっ!顔すげーことになってる!」
早希も春佳と同じようにまぶた、鼻、唇、眉が引っ張られて垂れ下がっている。
「もー!笑うなー!さっさとつま先まで被せる!」
早希は真央のことをぺちぺち叩いている。
「すぐ叩かないー!ぶっ…早くやろうとしたら余計ひどい顔になったんだけど…これやっば…」
「すごい…顔が引っ張られてるぅ…いやぁ…」
自分で言い出したことではあるが、恥ずかしくて顔を隠す。
「お、なんか春佳達面白そうなことしてるなー。ほら、鏡持ってきたから見てみ?」
真央が鏡を持ってきて早希の前に置く。
ストッキングで顔全体引っ張られた自分の顔を見る…
「うっそぉ…これが私なの……やだやだ、早くこれとってよーーー!!」
早希が鏡を見て一瞬絶句する。
「はっはっは、まぁ罰ゲームっぽくていいじゃん!さてさてー、あとは脱がすんだけど、こっからどうすっかなー♪」
楽しそうに何かを考え始める真央。
「とりあえずー、こんな感じかなー。」
1番伸びてない状態からぐいっぐいっと勢いつけて引っ張ってみる。
「真央先輩それだめですー!顔全部持っていかれちゃいそうですー!」
早希が悲鳴に似たような声を上げる。
「うわーお、これまたすっげえ顔…」
感心したように呟く。
「いーやーでーすー!感心しないでくださいよー!私は恥ずかしくてもうどうにかなっちゃいそうですーっ!」
手で半分顔を隠しながらも何とか強気に反応する。
「今度は後ろに引っ張ってみるかー。」
今まで上に引っ張っていた真央が今度は後ろの方に引っ張る。
「うわわっ、危ないですよ先輩っ!うぅぅ…この体勢恥ずかしいかも…」
真央の方が割と身長が高いため、背伸びして後ろに反っているような体勢になる。
「なんかリンボーダンスみたーい」
「早希さん、今日スカート結構短いんですね、見えそうになっていますよ?」
渚、ひなたからも煽られる。
「いやっ…見ないでくださいーっ!」
慌ててスカートを抑える。
「別にそんなつもりはなかったけどさ…見えちゃったらまぁごめんっていうか…」
真央はどうしていいのか分からず口ごもる。
「ごめんで済むかばかぁー!いたっ。」
早希が反論するも、ストッキングが引っ張られて中断される。
「まぁまぁそん時はそん時って事で!鼻の穴すげーデカくなってんじゃん!やばっ!」
「うぅぅ、見ないでくださいぃ…見たっていい事ありませんよぅ…」
鼻の穴は人にはあまり見られたくない所だろう…早希が急に弱気になっている。
「急にかわいい声になってどうしたー?お、鼻くそみっけ。」
真央が楽しそうにからかっている。
「いやぁーーー!!みないでぇーーー!!私だって女子なんですよ?そんなとこみられたくないですよぉ…ぐすん…」
恥ずかしさのあまり早希が泣き出してしまった。
「とりあえず罰ゲームはここまでにするかー。早希、ごめんなー?」
さすがに泣かせてしまったのは悪かったと思い、真央が謝る。
「真央先輩のばかーーー!!」
涙声で早希が叫ぶ。
「真央ーやりすぎー。」
渚が真央にぼそっという。
「わりぃ、ついやりすぎちまったらしい…」
真央が申し訳なさそうな表情で言う。
「男子と女子は気にするところが違いますからね…それでは、真央先輩にお願いがあります!」
ひなたがやれやれ、という表情で真央を見る。
「ん?お願いってなんだ?」
少し気まずそうに返事をする。
「自販機から苺ミルク買ってきてくださいっ。早希さんは私たちが落ち着かせておくのでお願いします。あ、お金はここから使って大丈夫です!」
ひなたがてきぱきと指示を出す。早希は苺ミルクが大好きらしい。
「わかったよー。買いに行ってくるから頼むわー。」
申し訳なさそうに真央が言う。
〜〜〜
「早希ー。大丈夫ー?」
「早希さーん。今日のは少し大変でしたね…よしよし…」
渚とひなたが声をかける。
「早希ちゃん…ぎゅっ…」
泣いている後ろから優衣が抱きしめる。
「あら、優衣ちゃん今日は大胆なのね。」
それを見た春佳が言う。
「し、心配…だったのでつい…落ち着いて…もらえたらいいなって…(泣いてる早希ちゃんが可愛かったなんて…言えない…です…)」
優衣が照れながら目をそらす。
「み、皆さんありがとう…ございます…ちょっと衝撃的で頭がついていかなくって…」
少しずつ落ち着いてきた早希が口を開く。
「ひなたーおまたせー!買ってきたぞー。ふぅー。お、ちょっとは落ち着いた感じ?」
真央が部室に戻ってきた。
「あまり廊下は走っちゃだめですよ。ありがとうございますっ!はいこれ、今日はお疲れ様です。これ飲んで落ち着きましょ?真央先輩が買ってきてくれました。」
ひなたが受け取って早希に渡す。
「あ、ありがとうございます…これ好きなんです、おいしい…」
早速飲み始める早希。
「全くー、こんな事になるなんて思ってませんでしたよー!」
飲み終わる頃にはすっかり元気になっていた。
「わりいわりい。ちょっとやりすぎちまったー!」
「こうやってだんだん耐性ついていくんですよね♪」
ひなたがどこか嬉しそうに言う。
「泣きはしないけど何回受けても耐性ついてなさそうな人が1人いるよねー。」
渚が話ながら春佳の方をチラッと見る。
「だ、だって恥ずかしいものはいつだって恥ずかしいじゃない…!」
春佳がそっぽを向きながら言う。
「優衣ちゃんさっきはありがとっ!いきなりだったからびっくりしたけど、ぎゅってしてくれたの嬉しかったー♪」
早希が優衣の手を取ってお礼を言う。
「えっ…あっ…えっと…さ、早希ちゃんが嬉しかったならよかった…気付いたら体が動いてたの…」
優衣がしどろもどろになりながらなんとか返事をする。
「よし、早希ちゃんも落ち着いたみたいだし、みんな帰ろっかー!」
みんなの様子を見て春佳が言う。
「ありがとうございますっ!みんなのおかげですっ!」
早希がみんなに向かってお礼を言う。
「まぁあと、暇だからって悪戯はほどほどにね…」
春佳が渚と早希を交互に見ながら言う。
「「はい…すみませんでした…」」
2人とも素直に謝る。
「まぁそんなわけで!帰ろーぜー!」
真央が元気よく言う。
「そうね、それじゃ。」
「「「お疲れ様でしたー!!!」」」
読んでいただきありがとうございましたー!
今回は要望が多かった顔面ストッキングの会でしたー!
なんとか数日(?)のうちに書ききれてよかった…w
泣いちゃって苺ミルク買ってきてもらってそれを飲んでる早希ちゃん可愛かったですw
ちょろいなぁーと思いながら、自分でも同じ反応するような気がします…w
顔ストは被ってる人以外の人に引っ張られるシチュが好きですwあとは被ってる人が他の人に引き釣り回されるっていう絵面も好きですね///




