暴漢? 僕の目の前に
何してんのって、え? 前に吉田君にあった時もだけど僕ってコンビニに来ちゃいけないの!?
コンビニに用があるから来てるに決まってるじゃんね!
なにしてんのって流行ってるのかなあ…
「黙ってないで答えなさいよ。 あんたなにしてんの?」
「い、いや、えっとコンビニに用があるから来てるんだけど…」
「そんなの分かってるわよ!! コンビニの前をうろうろしててコンビニに用が無かったら怖いわよ!」
じゃあ何で聞くの!? 分かってるなら聞かないで欲しいよ! それに浅田さんが居るからコンビニに入れなかったんじゃないか!
話しかけられてもめんどくさいし現在進行形でだけど。めんどくさくなるのは目に見えてるから言えないけどね…はあ
「え、えっと取り敢えず僕、急いでるから、もう良いかな?」
「急いでる人間がコンビニの前を長い時間うろうろ出来る理由を教えてくれたら行ってもいいわよ?」
「い、いや、えーとその…」
「何よ、早く答えなさいよ。言えないことでもあるの? 正直に答えてみなさい」
茜やミナさんに比べたら浅田さんは、まだ可愛い方だと思っていたけど僕の勘違いだったみたいだよ…
僕が長くうろうろしてたのも悪いけど来ると思わなかったからしょうがないよね! こんな目にあうのが分かってるなら他のお店に行ってたよ!
はあ…何て答えよう、外の空気吸いたかったからとかは流石に無理か、外に元々いたし…
コンビニの前でだけ散歩をしたかったも無理がありすぎるよね…
コンビニの前をうろうろする理由って何があるの!?
何で今日に限ってこんなに僕は、頭を使わなきゃいけないの!? 頭が痛くなってくるよ。色んな意味で!
「あ、浅田さんが居たから買い物する時に買いにくいなあとお、思ったから…」
「あ、あんた私が居たら買いにくいって何を買おうとしてんのよ、キモいっ! そもそも、あんたの年じゃまだ買えないわよ!? 何言わせるのよ! 変態!」
え!? 変態って何!? それに僕の年でシュークリームが買えないってどうゆうこと!? 高校生ってシュークリーム買え無くなったの?
アイスとシュークリームとエクレアも買えなくなったのかなあ…あれ? もう1個あったような…やばいやばいやばい忘れちゃったよ!
もう1個何だっけ!? こんな所に浅田さんがいるせいで忘れちゃったよ! びっくりする事があったら忘れちゃうよね?
「ご、ごめん。えと浅田さん、僕は何を買いに来たの?」
「はああ!? 何を私に言わせようとしてんのよ! 女の子がそんな事を言えるわけ無いでしょ!」
「え…? 僕が買いに来たものだよ? ご、ごめん」
え!? 茜は普通に言えたのに!? 高校生になったら色んな制限あるのかな? 僕も浅田さんに従う事しか出来ない制限かかってたよ。
僕が知らないってゆうか忘れたんだから浅田さんが知ってたら怖いんだけど知ってるなら教えてくれないかなあ…どうしても言って欲しいよ!
「あんたの買い物とか知るわけないでしょ!? あんたの趣味なんか知らないし、あんたが欲しい物買えばいいんじゃないの!?」
僕が欲しい物かあ…苺大福は絶対としてあとはパンかなあ僕はだいぶ、おなかが減ったよ! あんな物さえ出されなければ…
「う、うん、そうすることにするよ。 浅田さんも夜だからき、気を付けて帰ってね?」
「あんた何言ってんの!? こんな時間よ!? 途中まで送るとか言えないわけ!? 意味わかんないんだけど!?」
え!? 意味が分からないのは僕なんだけど!? ならなんで20時過ぎまでこんな所にいるの、早く帰れば良かったじゃん! 迷惑だよ僕が!
「だ、大丈夫だよ、あ浅田さんは凶ぼ…ひっ、き、きききょ、今日暴漢はき、きききっと出ないよ!」
浅田さんの目付きがもう暴漢だよ! 僕の目の前に暴漢がいますよ! 怖すぎるよ! こんな人を誰が襲うの!?
僕なら絶対にお断りだよ! 女の子はお淑やかがいいなあ…はあ
「きっとて何よ、きっとって! せめて言い切りなさいよ! それにでたらどうしてくれんのよ!」
そ、そんなの知らないよっ!
ぼ、僕は、普通に買い物に来ただけだったのに!!
って言えたら良いんだけど無責任な事は言わないよ僕わ!
「た、タクシーって言うのがあるけ…ってのは勿論、僕の得意な冗談です! 近くまで当然送らせて頂きますよ! 是非お願いします!」
「ふーん、まあ分かればいいのよ分かればね。なら早くあんたの買い物済ませなさいよね! 変なもの買ったら許さないから!」
はあ…神様って本当にいるの? 僕は神様の存在をちょっと疑いかけてるよ…
本当にいるのなら僕に平穏を下さい!!




