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ジャンピング土下座とは!?




やばい、やばい本当にやばい、僕の頭がさっきから警鐘を鳴らしている。

何がやばいって浅田さんの顔がやばい! 女の子に言うことじゃないけどね。



今回は、本当に見えてしまった。何で今日に限って履いてこないの短パンを! 僕が何かした!?



浅田さんが凄い表情させて言ってくる、鬼のようなとはこの事だね。



「あんた今、絶対見たでしょ!? また見たでしょ!? ふざけんじゃないわよっ! 何であんた何かに見られなきゃいけない訳!? ほんとっに最悪! 買ったばっかの下着なのに!」



「な、何を!? 僕は何も見てない見えてないよ!?」



「あんた、しらを切るつもり? 人の下着見た癖に? 毎晩想像するんでしょ!? 分かってるんだから! 本当にキモいっ! 」



「見ていないし、見ても何もしないから大丈夫だよ」



見たなんて言った暁には僕はどうなるの!? 今でさえ、短パンを見ただけで浅田さんに従う権利しかないのに。



「へぇ、私の下着にそんな価値は無いと? あんた如きが言うわけね?」



「ひっ……」



どうする僕!? 本当にどうする!? このままじゃ浅田さんに従う権利どころかもっと酷い事を言われそう。



「ねぇ、私ね? ジャンピング土下座見てみたいな? 下に邪魔なものも無いし丁度良くない? ここ屋上だし。 紐なし土下座バンジーになるわね! 私ちょーみたい!」



いやいやいやどうしよう。本当にヤバいやつだよ!?

一番言っちゃいけないやつがきたよ!? 何も無いから丁度いいって何なの!? ジャンピング土下座ってそんなふうにしないよ!?



僕は取り敢えず普通に土下座した。ここからジャンピング土下座とか死んでもしないよ!? てか死んじゃうからね!?



「浅田さんの下着が価値が無いとかじゃないです。 本当に見てないんです! 僕の両目は前を見たりしないんです! 下を見てるんです」



「あんたの手馴れた土下座何か見たくないわよ! 何でそんなにスムーズに土下座出来るのよ! それに何よ前を見たりしないって! 気持ちの問題でしょ!? あんたの心が下向きなのはだいたい分かってるわよ! 紐なし土下座バンジーするのしないの!?」



どうやったら許してくれるんだ浅田さんは、僕のスクールカーストは下層になるのは分かっているからいい。



しかしこのままだとスクールカースト飛び越えて地獄の下層まで行きそうだ。



「何でも言うことを聞くので許してください」



これしか無い、これ以上何をすればいか分からない……土下座と何でも言うことを聞くで流石に…



「そう言うって事は、やっぱ見たんじゃない! 何でも言うこと聞くのよね!? 今直ぐにそこからジャンピング土下座見せなさい!」



許されなかった!? 嘘でしょ!? 本当にジャンピング土下座しか残されてないの!?



キーンコーンカーンコーン



ジャンピング土下座しか残されていないと思っていたらタイミング良くチャイムが鳴った。



「取り敢えず戻らない、浅田さん?」



「あんたがどこに戻ろうと思っているわけ!? 私は教室に戻るけどあんたはここで反省しなさいよね!」



「え……」



「何? あんた何でも言うこと聞くのよね? 嘘つくの?」



いやいやいやいや言ったけどね!? こんな事言われる何て誰が予想できるの!?



「あんたはいったい何なら出来るわけ!? ジャンピング土下座も無理、ここで反省する事も無理。無理無理無理、息する事しか出来ないわけ!? せっかく生きる権利を上げてるのにそんな事も出来ないわけ!? 戻らないと遅刻するわ」



それだけ言って浅田さんは教室に戻っていった。

どう考えても無理だよ!? ジャンピング土下座何か特にだよね!? 生きる権利すら剥奪してるよね!?

後で言われるだろうけど僕も戻らなきゃ!



――――――――――――――――――――――――――――



教室に着くとやはり先生が来ていた。

念の為もう1回言っとくねロリ巨乳だよ! 成宮世莉先生は! ちっちゃくて可愛い先生だ。

眼福眼福、ついつい目線がそっちにいっちゃう巨乳へと!

ロリで巨乳なのにまだ結婚出来ないのが不思議なぐらい。



教室に戻りトイレで遅れましたと先生に言ってから座ろうとするとやはり浅田さんが睨んできた。

口パクで何か言ってるが分からないから見ないことにする。



「本当にどこに行ってたんだ? クラスのアイドルに捕まって」



「まあ、ちょっと用事が?」



席に着くと吉田くんが聞いて来たが言えるわけがない。 先生が何やら話し始めたので「また、後で話そう」といい話を切った。



というか浅田さんクラスのアイドルだったの!? 初耳だよ!? アイドルはジャンピング土下座を土下座を屋上からさせたりしないだろうしね!? そんなアイドル嫌だよね? 本当に誰が決めたんだろう?



「皆さんお喋りしてないで聞いてください! 今日のHRで来週の金曜日に行われる説明と班決めについて説明しますので早退等絶対にしないで下さい! 絶対ですよ学校が認めても先生は認めませんからね!?」



プクーっと頬を膨らませて先生がそんな事を言っていた。

何あれ可愛いよ!? 妹もあんな事をして欲しいよ! そしたらまだ可愛げがあるんだろうけどね? 無理か



それよりも早退を先生が認めないって問題でしょ!?



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