ゲームでレア種族?
し・ん・さ・く?
楽しんでいただければさいわいどす。
俺の名はアポ・ロン。題名とはちがう?アレは作者のHENTAI性がでたものだ。
決してアホではない!(強調)
俺は今、進化中だ光る水晶玉に吸い込まれ、体を作り変えられている。
俺のいる世界は神々がいなくなってしまった世界。
その神々が残した遺産の中に進化の水晶玉がある。
その水晶玉にレベルが上がった者が触れると種族を進化させる事ができる。
……と言う設定のゲームだ。
そんな風に種族を設定し、世界を楽しむ。
始めは人族でレベル15まで上げると最初の進化を行う事ができる。
俺はその最初の進化を体験中。
俺はワクワクしていた。
なぜなら、悪友からこの進化の裏ワザを教えて貰っていたからだ。
「アイテムボックスに成りたい種族のアイテムだけを入れておけばいいんだよ」
さすが悪友。胡散臭いが信じてみる事にした。
俺は、機械人に成りたいので、道具屋で購入した『何かのメカの部品』をアイテムボックスに入れて進化の水晶玉に入ったんだ。
ちなみに悪友はまだ進化してない。
何故なんだろう?
ふと、疑問がよぎる……確か俺より早くレベル上がってて、普通は進化してるはずなのに?
《チ~~~ン!》
「ナガヤ!貴様は俺を実験台にしやがったな!」
進化の水晶玉から出て、自分の姿に変化がほとんど無いのを見て、悪友に騙された事を知った俺は詰め寄った。
本当だったら、細身の全身フルアーマーだったのに!
「いや、普通アイテムボックスには色々入ったまま進化の水晶玉に行くから、真に受けるとは思わなかったよ」
「言いたい事はそれだけか!」
「それより、どんな種族に成ったんだ?」
「……それは」
≠≠≠≠≠
名前:アポ・ロン
種族:奇っ怪人
≠≠≠≠≠
「奇っ怪人って何だ!自称情報通のナガヤ」
「え~と……あった。あった。説明文には、レア種族ってあったぞ」
≠≠≠≠≠
奇っ怪人:樹怪人とも言う。森の精霊ドリアドの「そうだ!〇〇へ行こう!」という思いが根を足へと変え、人に近い体に成った種族。地球人口分の1の確率の超レア種族。
≠≠≠≠≠
「無駄にレアすぎじゃね?」
「確かに」
「機械人に成りたかったのに、何だよ!奇っ怪人て!」
「リアル Orz 乙」
落ち込んでいる俺を見て爆笑している悪友。……いつかシバく。
「それじゃ、僕は『天使の水晶玉』で進化してくるわ」
「ちょっと、待て」
俺はナガヤを捕まえ正面に座らせる(正座)と、
「何?そのアイテム」
ナガヤの顔が焦げ付いてしまう程の熱い視線を浴びせながら聞いた。
「あ~、この間から露天で『〇〇の水晶玉』て言うのが売り出されていたから買った」
なんでも、少し前から『〇〇の水晶玉』ってアイテムが進化に影響を与えるみたいな噂が流れていたらしい。そして、数日前から一つの露天商で売られ始めた。
「数量限定だから、スーパーの時間限定安売りに群がるオバサン連中みたいにみんなが集まっていて、やっとこれが買えたんだ」
「お前だけ?」
「アホ・ロンは知らなかったの?」
誰がアホ・ロンだ!俺の名は、アポ・ロン!ちなみに、今知ったわ!
「そんな訳で、僕が天使に進化するのを待っているがよい!」
くっ、悔しい~!今なら、ハンカチ噛んで引きちぎれるかもしれない。
そして、待つ事3分……ナガヤが帰ってきた。泣きながら。
「上手くいったのか?」「見りゃわかんだろ!」
「天使の羽ってコウモリみたいだったっけ?」
「ちげえよ!見たまんま悪魔だよ!」
確かに……羽とか、頭に付いた2本の矢印とか。……典型的な悪魔でんな。
《運営からの連絡です。『〇〇の水晶玉』と言うアイテムが出回っていますが、真っ赤なニセモノです。気をつけて下さい》
「……やられた」
リアル Orz 乙。
売っていた露天商はすでに消えていたそうな。
「なんで、悪魔なんだよ!天使の様にキレイな心を持つ僕に相応しくない!」
真っ黒なあんさんにはお似合いどす。
「可哀想に(爆笑)」 笑うよ!そりゃ、転げ回って笑うよ!――ハッ!殺気!
転げ回っている俺の頭があった場所にロングソードが刺さっていた。
「ちっ、外したか」
「何すんだよ」
「決まっている。八つ当たりだ」
何て奴だ。悪魔みたいだ。………あっ、悪魔か。
「そう言う事なら、やってやろうじゃないか!」
「そう言いながら、何で逃げるんだよ!」
三十六計なんちゃらほい。
「逃がすかぁぁぁっ!」
その日はナガヤから逃げ回り、ログアウトした。そして、リアルナガヤの強襲を受け敗北した。
何で、メシ奢らにゃならんねん!
そして、次の日ログインすると、異世界へ行ったりする。……訳ないな。




