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王国

第一章第四部『一難去ってはまた一難』



「ふあぁあ」



今現在、アルエンダ国に着いたところだ。



「セネア……あくびするなら、もっと大人しく寝ればよかったのに……」



「……はい。」



キラスの言葉に何も返せない……



「セネア……髪の毛濡れていますよ。……大丈夫ですか?」



と、隣に歩み寄って来たアルゼルトが私に問いかけた。



「ああ、お風呂が良くて朝風呂してしまったんです。」



いや、嘘です。昨日の回復魔法で、体力無くしてフラフラしたもんで行けませんでしたって嘘でも言えない。



「……そうですか……風邪ひかないようにしてください。」



なんて私に笑いかけた。……イケメンやぁと思っていると、先頭にいる、メリエムがアルゼルトを呼ぶ声が聞こえた。多分道のことだろう。出身のアルゼルトの方がいいに決まっている。メリエムの声を聞くとお辞儀をし、先頭に入ってしまった。ファーリ王女などいい身分の方達は大抵先頭にいるのだが……アルゼルトは、ひとりぼっちの私を哀れに思ってか、こう話しかけてくれていた。凄いよねぇ。



「わあぁ……」



落ち着いたので、国あたりを見渡すと、漫画よりも凄かった。以前、アルゼルトが言っていた通り緑が多く、自然を感じる国だ。微かに水音が聞こえている……気がする!アルエンダ国……メリエムの故郷、スアエ王国の同盟国であるのがこの国だ。まぁ……この世界では姉妹国とも言われる。スアエ王国のように「王国」がついていないには、歴史が関係しているらしい。「王国」という名称使えるのはスアエ王国含めた五つの国だけだ。……引用はファンブックからだが……



「では、私たちは行って来ますね。」



メリエムは言う。……最近、ダークエー等が色々な国の王を狙っていることから、スパイなどの対策として城に入れる者は、王族しか入れないらしい。もちろん!私は、入れませんでした!はい。



「……」



メリエム、アルゼルト、ファーリの王族三名が城に入ったのを確認した。よし!暇だ!でもっ確か……メリエムが、暇なら城下町へ見に行ってもいいと言っていたし、行こ。やりたいこと……買い物?まぁ……この章は事件など何もない。だから行ける!行ける!



「キラス、町に行って来ていい?もし、やることがあったり、行きたくないならいいけど……」



正直に言うと、あんまりついて来て欲しくない。やましいことは何も無いが、キラスという圧や目線などを持って歩くのは、好ましくない。……嫌です。あとなにより怖い!以上!



「んー……別に、ついて行こうかな。やることが全くないわけじゃないけれど……。」



「あっ……はい。……分かりました。」



……何故……この守護神は私の嫌なことを全て拾うのでしょうか……


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