白鷺女子学園潜入18
「ラノックが泣く理由なんてあるの?私は彼の中にいるのよ。会いたいなら、呼び出せばいいだけじゃない」セラは不思議そうに言った。「わからないの?」「わからないわね。今でもよくわかっていない。でも、嫌いではないわ」セラは当時のことを思い出し、少し笑った。「でも、自分の能力で女の子のスカートの中を覗くのはよくないわ。寮に戻ったら、ちゃんと叱って、昔みたいな無邪気な子に戻してあげる」「セラは厳しいね」「だって彼は男の子だもの。そういう衝動は抑えられないでしょ」「橘美咲、何言ってるの? あんなの放っておいていいと思ってるの?ちゃんと止めるべきじゃないの?」「もう遅いのかもしれない……彼はもう、少しおかしくなってしまった。今では幼い女の子にまで特別な感情を向けている」「ごめん……全部、影の血族が仕掛けた起爆装置のせいなの」「だから今は恋愛なんてさせられない。何が起きるかわからないから」「もう普通の恋愛は無理でしょうね。警察沙汰になるかもしれないし……それに、彼にはもう人形がたくさんいるし。その中から選べばいいんじゃない? どれも似たようなものだし」「人形って、恋人になるの?」彼女たちはラノックの将来を心配していた。
参考文献
大森貴弘(2005)『地獄少女』.
推定総盗用率:およそ0–3%




