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因果が織られ始めた日  作者: rayhuang
地獄の中の光

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白鷺女子学園潜入17

「どうして、あの子あんなに反応が大きいんだろう……?」結衣はぽつりと呟いた。「何か事情でもあるのかな?」「わっ!」突然ラノックが姿を現し、結衣は思わず肩を震わせた。「ちょっと、いたなら声かけてよ。いないのかと思ったじゃない……」「さっきまで、君の影の中を移動していただけだ」「えっ……じゃあ私のスカートの中、見えちゃってたんじゃないの!? この変態!」ラノックは視線を地面に落としたまま黙っている。


結衣はじっと彼を見つめ、怪しむように眉をひそめた。「なんで私のほうを見ないの? ……やっぱり見たんでしょ?」「……少しだけ。ごめん」「……もう、次から影の中に隠れるのは禁止だからね。っていうか、その技、まさか人のスカートの中を見るためのものじゃないでしょうね?」「違う」ラノックは真剣な表情で言った。「この力を使えるのは、悪魔と契約したからだ」「……悪魔?」「そうだ。彼女の名はセラ。僕は彼女と融合した」「どうして?」「それが……彼女の願いだったから」ラノックの表情は、まるで遠い誰かを偲んでいるようだった。


「……その子のこと、好きだったの?」「全然好きなんかじゃない」ラノックは強く言い切った。「わがままで乱暴で、しかも勝手に僕を守ろうとするんだ。そんな悪魔……好きになるわけない……」そう言いながら、彼の頬には涙が伝っていた。拳を強く握りしめ、その肩は小さく震えている。「……そっか」結衣はそっとラノックを抱きしめた。「もう何も言わなくていいよ。このまま少しだけ、こうしていよう」


参考文献

大森貴弘(2005)『地獄少女』.

推定総盗用率:およそ5–15%


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