地獄通信2リベリオン3
二日目、アシロにとって予想外の出来事が起きた。その日は転入生が来るということで、全校生徒が規則通りの服装を求められていた。「……きれい。」教室に現れたのは、一人の外国人留学生だった。「どうしてここにいるんだ、メア?」――そう、彼女は今代の冥王・メアである。楓たちに彼女を紹介すると、五人は思わずお茶を吹き出した。「ゴホッ……冥王? 冗談にしても笑えないよ。」「あなたを探しに来ました。地獄で大変なことが起きています。魔王が鬼王、妖王と手を組み、反乱を起こしました。」「……あの三人の姉御たちか。」「はい。彼女たちは、あなたを地獄に幽閉するつもりだそうです。」「相変わらず、女には頭が上がらないやつだな。」五人の少女が、冷たい視線をアシロに向ける。「どうしてそんな目で見るんだよ?」「地獄に落ちなさい。」「もう落ちてるって。」「だからこそ、準備をしておくよう伝えに来たのです。」「はぁ……あの三人は全員、容赦ないからな。ゆっくり休んでいる暇はなさそうだ。」「次の標的は、沖縄の神々だそうです。」「沖縄だって?!」「ちょっと待って……沖縄って――」「……行くしかないか。」「運が悪いね。」「ほんとに。」「じゃあ、私たちも一緒に――」「いや、君たちは授業に出てくれ。今回は俺一人で行く。……危険すぎる。」「……ごめん。」「気にするな。久しぶりに、一人で動くのも悪くない。できるだけ早く戻るよ。」




