第七話 手作り
いくかなあ?と見てたら、いつの間にやら。10,000アクセス達成の1500人届きそう!
感慨深いですわあ。
ありがとうございます!
「パン挟みとスープね」味を変えたり、調味料の味をみる。
シュルトに教わりながら昼食を用意する。
昼食のメニューはシンプルに、4人分。
パンと野菜、肉を重ねて、切る。
「お茶会では薄く食べやすさ重視だけど、街での食べ歩きなら種類は色々ね。
パンの種類から具材まで個性が出るわ。」
“今度お茶会で出しまショウ”と付け加えられた。
甘い物も出るだろうか?
確認すると両方出す場合があり時間や参加者で変わるらしい。
キースもグスタフも甘い物を食べる。
軽食の定番もあるそうだ。
「乾燥ハーブを入れるとひと味ちがうわネ。」
生のハーブと違って香りはあまりないが、味と栄養は良いらしい。
(これなら孤児院でも作って使えそう)
あそこでは、嫌いになる程野菜の種類はないと知った。
根菜に、干し肉。
お腹を満たすためのスープは具がひと口分。
焼いた肉が増えれば、喜ぶ。
狩りが上手くなった証拠だと思う。
「塩を生肉に使うの?」
「下味をつけるのにネ」
「刺して味が入るようにする?」
「それはどちらかと言うと、下処理ね。
柔らかくなったり味がしみこむの」
「奥深い。」
「塩だけの1種だけじゃなくって、乾燥ハーブとか混ぜるのヨネ。
塩となら合うものが多いワ」
「野外に持っていく塩とか合わせたもの多いよな〜。」
カナンの説明が入った。
早めに準備を始めたが、いつもぐらいの時間になった
お茶会だともっと小さくしたり、具を変えて持って出す
「商人だとそうか。」
カナンも聞いていて、ロードが
「屋台で買って食ってた。」と買い食いの話をする。
「ま、冒険者ならパンを切ってツッコんで終わりだ。
それで料理って言ってるよ」
カナンの作ったのも食べられそうだけど、
このシンプルな作業でも技があるらしい、料理人ってすごいんだな。
「ここの食堂は
調理の下働きに兵士が入ってたな」
「野外の調理もあるからねえ」
“下っ端の役”
「いっぱい食べるから量が大変だね。」セリの感想は、内情など関係ない。
ハズレもあるって事も。
獣人の兵士の食事量は、すごい。
砦に居た時の風景より質も量も上だ。
(下手したら3倍くらい。)
食糧の心配がないのかもしれないけど。
温かな食事に、人数が多くても
『貴族並みに豪勢な食事』と言われているのを思い出したセリだった。
その金額分を返せないと頭に掠めた、考えを
今は成長に使おうと、肉にかぶりつく事で誤魔化す。
刃物の扱いも作業の流れも良かったと褒められ
次をどうするかという話をしながら、食事をする。
「バーガーとか好きそうじゃないか?」
カナンの要望が入った意見と
「ジュース作りの予定ネ!魔道具を使い、いろんな野菜を見せられるワ」
子供向けのクッキングの定番だった。
「葉物野菜を見てみたい。」
傷みやすい野菜は、この辺で見れるのがまれだ。この機会に見たいとセリは考えた。
「野菜を見てみるか?」
ロードからの提案に、建物の中で栽培しているらしいので
「見たい!」
セリは砦に居た時、風呂場近くで育てた記憶を思い返してた。
本格的なものをみるチャンスだ!
回復ポーションに使う薬草だったが、
食べられる野菜を作るのが目標だったあの頃。
食の欲求に芽生えているセリに、
ロードが密かに気合いが入る。
肉。
(いつ、狩りに行こうか?)
まだ見ぬ獲物が哀れな程気合が入るのだった。
カクヨム様の方で先行投稿しております。
しばらくこのスタイルですので引き続き、お楽しみ頂けると嬉しいです。
私の方も楽しんでますw




