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ローベル公爵家1

つたない作品ですが目にとめていただきありがとうございます。


最後までお読みいただけるとうれしいです。

 巷では10年周期で高位貴族と平民のロマンス小説や演劇が流行る。まるで何かの力が働いたかの様に……



 ………………



「ローベル公爵様。

 例の供給源の品質が基準を下回りました。そろそろ限界かと思われます」



 ローブを着た男が公爵に言った。



「ふぅむ。

 ロークズを呼べ!」



 公爵が側近に告げる。ロークズは彼の息子でありローベル公爵の嫡子である。ちなみに公爵の名はローウンと言う。


 数分後。ローウンの執務室にノックの音が響く。



「入れ!」



 執務室のドアが開き、1人の青年がローウンの執務机の前まで歩み寄る。彼はローウンによく似た容姿をした青年であった。整った容姿の美青年というやつだ。



「お呼びですか?」


「ああ。そろそろ新しい素材が必要となる。次期当主として…わかるな?」



 ローウンの言葉に一瞬だけ嫌そうな表情を浮かべると彼はうやうやしく頭を垂れ告げる。



「お任せを父上」


「うむ」



 ロークズの返事にローウンは満足そうに頷くと執務机の引き出しから数枚の紙束を取り出し、机の上に広げる。



「素体候補だ。この中から好きなのを選べ」


「はい」



 ロークズは紙束を手に取り内容に目を通していく。


 気が乗らないがどうせやるなら見た目だけでも……


 好みのペットをカタログから選んでいるそんな気分だな。早くすませて婚約者とのお茶会に行こう。

 そんなことを考えながらロークズは紙束のページをめくっていくのだった。


第2話は本日の18時頃にアップ致します。

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