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哀憐ソロギター

 ソロギター、それはギターだけで曲を弾くということ

 ギターソロ、それは曲の中でギターが主役になる部分。




「誕生日は4月2日なので、もう十六歳な山田やまだ ゆうです。山脈の山に田んぼの田で山田です。趣味はソロギターです。軽音楽部に入ろうと思ってます。よろしくお願いします」


 高校初日、華麗な自己紹介を決めた僕は華麗に席に座る。軽音楽とはクラシック以外の音楽全般だ。クラシックギターを弾いていて、敢えて軽音、このかっこよさ、常人にはわからなぬだろうな……。(変人)

 周りから感じる視線はそれだけ多くの人が僕のかっこよさを理解したということだろう。なかなか話のわかる奴らみたいだ。


 いつの間にか全員の自己紹介が終わったようだ、みな友達作りや、連絡先交換をしている。励むことだ……。

 僕は軽音楽部へと向かおうではないか。


 おかしい……、部室が僕を避けているのか、あれから暫く歩いたのだが、未だ部室には辿り着けない、よもや部室が迷子になったのか、仕方ない目の前の放送室で迷子の案内をしてもらおうではないか。原稿をしたためていざ突撃。


 おかしい……、あの先輩は迷子は部室ではなく貴方だなどと言い張り音楽室まで一緒に行ってあげるなどと、のたまった。挙げ句になにか楽器やっているの?だと、上から目線な奴だな。


「ギターをやっています、得意な曲はアルハンブラの思いクラシックです」


 なんだ?こいつ顔が引き攣っているぞ、軽音楽部に入るの?だと、そう言っているだろうこのあんぽんたん。

 そうこうしているうちに部室がやってきた、一応礼を言うぞ、このあんぽんたん、以降あぽ子と呼ぼう。


 重い扉を開けてると、中には金髪や赤毛が溢れている……、なんだこいつらは、ハーフなのか?なんかウェーイとかちーっすとか訳のわからん外国語を話す奴らは適当に躱し顧問を探す、やつの顔はホームページで確認済みだ。居た!、あの金髪だ!名は確か……オリビア・ガルビアだったか。


「ガルビア先生、入部します。今日は持ってきてませんがギターやってます」


 見学、体験?不要だ、名字はガルシアだと?ガルビアじゃなくなっている、離婚したのか?

 明日入部届を書いて持ってこいと、良いだろう、ではサラダバー。




 『放送委員会です。今日の午後の放送をお送りします。今日は先日設置したお手紙ボックスに投稿されていたものから読ませていただきます。では一つ目「探したいものがあります、ギターやベース、ドラムなどをたくさん抱えたと思われる迷子です。名前は軽音楽部室です。ご協力お願いいたします」あはは……、次行きます…………。』



 

 


 



アルハンブラの思い出、弾き終わるころには右手がピクピクするくらい疲れてしまいます。

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