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18話 主人公、遂に乙女ゲームの舞台に行く。

予告?通り話をどんどん進めるつもりです!

桜舞い散る美しい青空の下、1人の少女は、美しい少女に手を引かれて歩いていた。それを見守る美しい少年の姿もあった。そして、3人の少年少女が向かう先は...


「さ、行きますわよ。サラ」


「う...は、はい...」


「僕も行きますよ」


そう、あの乙女ゲームの舞台となるメルミウス学園であった。


どうしてこうなっちゃったのぉぉぉーー!!!




それは、一週間前に遡る。


『サラ!喜んで聞きなさい!』


『は、はい?何でしょうか?』


何だろう。嫌な予感しかしない。


『私と一緒に貴方もメルミウス学園に通うことになりましたわ!』




『え?』


今何とおっしゃいました?貴方も?一緒に?


『え?じゃありませんわ。サラも一緒にこの私とメルミウス学園に通うと.....』


メルミウス学園?メルミウスって.....


『そんなに顔を青白くする必要なんてありますの?もっと喜ぶ所ですわ』


『ワーイ......』


花イケの舞台じゃねぇーかぁぁー!!!


あれから約2年経った今、そろそろファラミリアがメルミウス学園に入学する頃かなとは思っていたけど!

まさか今とな!そりゃ顔青白くするっつーの!

私も、一応悪役令嬢ファラミリアの取り巻き役だから行くとは思っていたけれど。

...いざ行くとなると...。

あ、ひとつ聞きたい事が...


『ファラミリア様。シェバードも一緒に学園に行くのですか?』


シェバードが来ないと私終わりだ。

だってあの子が私の唯一の従者仲間なんだから。

でもゲーム内では、シェバードの姿は見ることはなかった。

ってことはまさか....


『何を貴方。シェバードも私の従者なのだから行くに決まっていますわ』


よ、良かったぁぁー!!

確かに、ゲーム内のシェバードはどんな感じだったのかは分からないが、今ではかなり変わっていってると思う。

これも、私のおかげだったりして?

...そりゃないか。ここはゲーム内だとしても、生きてるんだもんね。変わってしまうのは当たり前か。

そっか。私がここに転生したと気付いてあれから2年経っているんだ。

月日が経つのは凄い早いんだなと思い知らされるほどあっという間に早かった。

私と、ファラミリア、シェバードは、そしてルイランスは今年で7歳になる。ちなみにロイは今年で6歳になる。

だから、ロイは来年入学するのか。

そっかぁ。メルミウス学園は全寮制だからしばらく会えなくなるのか。

...攻略対象の1人と離れる事が出来る。

しかも、(ヤンデレ予備軍)であるロイから。

これはこれで良いかも?ちょっと寂し『サラお姉さま!!』


!?この声はロイ?

でも、一体何処から聞こえて...

すると、背中におもいっきりロイに抱き締められていた。


びっくりした。急にどうしたんだ?


『サラお姉さま...。メルミウス学園にファラミリアお姉さまとシェバードさんと一緒に行くのは本当ですか?』


『え?あ、はい。』


ロイって私の事をまだお姉さまって呼んでる。

..可愛いから良いけど。


『じゃあ、しばらく離ればなれになるのですか?』


『そうなりますね?』


妙に私、ロイと仲良くなってる?

あれ?私何かしたっけ?


『...嫌です。サラお姉さまと1年も会えないなんて』


『ですが......』


『行かないで下さい...』


どうしよう。困ったな。


『我儘言うのは無しですわ。それにどうしようもない事ですわ。』


我儘って...それファラミリアが言ったら駄目だろ!

ぶっちゃけると、ファラミリアの方が我儘だと私は思うぞ。


『別に、たった1年会えないだけですわ。それなのにそんなにサラにすがり付いて行かないでなんて、女々しいのも程がありますわ!

...サラは女々しい男は嫌いですわよ』


おい!いつ誰がどこでそんな事を言った!

でも、女々しい男は嫌いだ!どちらかというと。


『そ、そうだったんですか?...ファラミリアお姉さまの言う通りでした。我儘を言ってごめんなさい。サラお姉さま』


『い、いや気にしてないので大丈夫ですよ』


そんなに謝る必要はないと思うのだけれど。


『ロイ。私に行かないでとは言わないのかしら?』


そこ気にするのかよっ!!

言われなかったの気にしてたんだ意外と。

なんだ。結構可愛いとこあるんじゃないか。


『いや。別にファラミリアお姉さまは行ってしまっても僕はなんとも思わないので言いません』


『な、なんですって!?ロイのくせに生意気ですわ!』


この姉弟の喧嘩も今じゃ微笑ましいな。

...昔は何事かとヒヤヒヤしたけど。


そんなこんなあって....







ちょうど今に至る。今日はメルミウス学園の入学式。


「サラ?どうしたの?顔色悪いよ?」


それ、前にどっかで聞いた事があるような...ないような。


「ううん。大丈夫だよ!」


私は、シェバードに笑顔でそう言うとシェバードは顔を赤くした。


「そ、それなら良いんだ」


?顔が赤い気がするのは気のせい?

緊張しているのかな?


「何を話していますの?早く行きますわよ!」


今日はめでたい日の筈なのに。

凄い憂鬱なんですけど。

あ、胃がキリキリしてきた!誰か助けて!




















すみません。話飛ばし過ぎました。

次はロイ目線出したいと思います。

短めに書くつもりでいます。

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