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二十一話
目が覚めたらそこには世紀末の一言でしか言い表せないような光景が広がっていた。
銃を持って戦う人撃たれて死ぬ人、恋人を抱いてなく人、腰を抜かしてなく人。死体がそこら中に転がっていている。
ほんの一時間前は普通に話していた人が死んでいる。頭のなかが真っ白になっていくのを感じた。
「一時間、それだけで何が···」
(いや、逆によく一時間も持ったって言うべきなんだろうか?)
あのあと何があったか気になったがもっと気になることがあった。
ーなぜおれは生きているんだ?
おれは確かに撃たれて死んだはずだ。しかし、撃たれた所をいくら探しても穴がない。
体を動かしていると何かがカランカランと音を出して落ちた。
それはエアガンとかで使われるBB弾だった。
なぜ服からBB弾が···と思った瞬間誰かが俺の名前を呼んだ。
「恭吾!!生きとったんかワレェ!!」
「氷騎!!」
「死んだと思ったぞ!?」
「俺も死んだと思ったよ···。とりあえず状況を説明してくれ。」
「わかった。それが···」




