十五話
目が覚めたら世紀末の一言でしか言い表せないような光景が広がっていた。
銃を持って戦う人、撃たれて死ぬ人、恋人を抱いてなく人、腰を抜かしてなく人。死体がそこら中に転がっている。
ほんの一時間前は普通に話していた人が死んでいる。頭のなかが真っ白になっていくのを感じた。
「一時間、それだけで何で···」
一時間前
「なあなあ相棒!!避難訓練ってなんとなくワクワクしねえか?」
「しねえよ····」
相変わらず名前の分からないDT君の相変わらずどうでもいい話をスルーしていると何故かご機嫌な先生が入ってきた。
「おうおう!!分かるぜその気持ち!!やっぱ血が騒ぐよな!!」
「刃羅先生分かります!!」
(なんで教師と生徒が避難訓練で盛り上がるんだよ···)
すると突然バンッって音がして刃羅先生が倒れた。
「刃羅先生!?」
刃羅先生の向こうには銃を構えた二人の男が居た。
「よーし、ガキ共!!死にたくなかったら大人しくしていろ!!」
皆状況が掴めずにいると、犯人の一人が突然倒れた。
もう一人の犯人が気づいて銃を射とうとするがそれより先にふっとばされる。
敵二人を倒したのは打たれたはずの刃羅先生だった。
「すまん···ここまでが限界だ···」
「刃羅先生!!刃羅先生!?」
クラスの一人がゆっくり先生の鼻の下に手を置いて息を調べたが、息をしていなかった。
プルルルル
「はい、もしもし。B組十三番の····え?····はい·····刃羅先生は·····」
電話が終わった男は涙目で振り返った
「敵の襲撃だって···俺達が戦って皆を守る必要がるって····」
「先生は!?.先生は何してるの!?」
「ほとんど全滅だって···魔法と武器庫に入ってる武器を使えってさ。」
「おい!!そっちは終わったのか?」
敵がもう一回来てしまう。なのに突然の死に誰もが動けずにいた。




