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魔法学園  作者: ジョニー内堀
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十三話

 (眠い····)

 昨日はあのあと寮に案内されて、そのあとは図書館で主に魔法とこの学校の資料借りて、部屋で調べていたら朝食を食べる時間になっていたのだ。

 「眠そうだな?大丈夫か?」

 「すまん氷騎、大丈夫だ。」

 こいつは椎名氷騎«しいな ひょうき»同じ部屋の人。

 得意魔法は名前の通り氷系らしい。

 「そう言えば大抵の人は自分の名前に得意な魔法が入ってるような気がする····気のせいか?」

 例えば火紅呪さんは火と射が入ってるし、確かクラスには石河«いしかわ»や、風火«ふうか»って言う人が居た。そして氷騎も氷が入っている。

 「は?なにいってんだ?おまえ。当たり前だろ?」

 当たり前らしい。どうやって決めてるか気になるが、これ以上聞いたら更に怪しまれそうなので辞めておく。

 「此所が食堂か···」

 「そうだ。朝と夜はここで食べるからな。」

 「へー。」

 「・・・」

 「・・・」

 「なあ?」

 「なんだ?」

 「お前女の子を殴ったって本当か?」

 「う~んまあ本当だな。」

 「まじか。最低だな。」

 「・・・」

 「・・・」

 (うわあ···なにこの微妙な距離感···)

多分あいつもそう思ってるんだろう。こっちをチラッと見て何かを言おうとしてるがすぐにまた視線を反らす。

 「あ、火紅呪さんだ。」

 「あっ、DTくんも寮だったんだ~よろしくね~」

 「ええと、こちらこそお願いします。ってその呼び方辞めてください!!」

 「いいよ、いいよ、そんなに畏まらなくても」

 「話を聞いてください!!おい、行くぞ!!」

 「え~一緒に食べようよ~」

 (デカイ!!近い!!)

 「あの火紅呪さん···もう少し離れてください···」

 「なーに照れてんの!!早く座ろ!!」

 「氷騎!!助けてくれ···ん?どうした?」

 名前を呼ぶが反応はしない。

 (顔が赤いし、目がめっちゃ泳いでる···こいつまさか恋したのか?)

 そうとなれば話は変わる。氷騎とくっつけば俺との接触も減るだろう。

 「分かりました。氷騎お前も座りな?」

 「え?ぼくは···違うところで座るよ···」

 「いいから座りなって!!」

 手を引っ張って無理やり火紅呪の隣に座らせる。

 (こいつめっちゃ焦ってるwwww)

「初めましてし、椎名氷騎です。よろしくお願いします!」

「私は火紅呪射叉。よろしくね?」

「こ、こちらこそ!!」

 (やっぱ死ね)

 俺は久しぶりに本気でそう思った。

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