ゲームのルール説明
カクヨムでもこの作品は投稿をしています。
目覚めたのは、ただだっ広い草原の上だった。そよ風が頬を撫で、小鳥の声も聞こえてくる。
私は、上体を起こし、あたりを見回した。すると、白いフリルのドレスに長いスカートを履いた女がお茶を嗜んでいる途中だった。
テーブルの上には、クッキーやマーマレードなどの菓子ものっていた。
私は、ゆっくりと女に近づく。
私が起きたことに気づいた女が私に座るように促す。私は、女の真向かいに座る。
女が話し始めた。
「今、何が起こっているのかわかっていないと思うけれど、私の説明をよく聞いたらきっと多少なりとも理解できると思うわ。わたしの名前は、ルーズ。これからもたくさん会うことになると思うからしっかり覚えてね!」と快活に言った。
ルーズは続ける。
「ここは、生と死の境。残念ながら、あなたは、今、霊体なの。突然言われても戸惑うと思うけど、あなたはゲームに負けたわね。わたしは、あなたが負けた相手の願いを叶える代理人と考えて欲しいわ。あなたには、これからゲームに参加してもらう。もちろん拒否権はない。あそこを見て」
と空中を指差した。文字が空中に次々と浮かぶ。
一、レイにゲームで勝利した場合、なんでも願いごとを叶えることができる
二、レイと勝負するには、十段階にわかれたランクで参加者同士で戦い、一ランクごとに二回勝たなければならない
三、参加者同士で協力することは可能
四、レイは、人間であるとは、限らない。レイの位置情報は共有されるため、レイを見つけたものがレイとゲームすることができる
五、何回、死んでも転生し続ける
六、一度始めた勝負はおりることはできない
七、負けたら、一ランク落ちることになる。ただし、一番下のライトグリーンは例外とする。
八、ゲーム内容は、その都度変わる。
九、参加者が一億人に達したとき、人類は、滅亡する。
十、参加者は左手に現れる数字で確認できる
十一、みんな全力を尽くしましょう
ルーズは訊く。
「なにか質問はあるかしら?」
慎重に質問をしなければならない。できるだけ情報を引き出すために。
「それぞれのランクに名称はついているのか?」
「ランクは、ライトグリーン、橙、イエロー、レッド、ブラック、ブロンズ、シルバー、ゴールド、エメラルド、GODの順に上がる。まあ当然、GODは、レイに勝たなければいけないけど。ああ、一つ言い忘れたことがあったわ。やけになってレイに襲いかかっても無駄よ。物理的、精神的問わず、ゲームに勝たなければレイを倒すことはできない。わたしの夫であるクロノが守護しているからね。レイ自身には、なんの力もない。だから安心して公平な勝負ができる。あと、クロノは、ゲームの支配人としてゲームをジャッジする役割もあるわ」
一通り説明を聞き、次になにを質問するかを考えていると、突然あたりが揺れ始めた。
ルーズは、
「そろそろ時間みたいね。じゃあ頑張って」と言って手を振った。
段々と意識が混濁して、気持ち悪い感覚に襲われ始める。やがて、意識が完全に途切れた。




