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原型:みんなが心躍る世界を■■したいですが(多少)手こずっています。  作者: アイティ
四章:異世界と私たちがいる世界はだいたい同じ(笑)
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ウェドがいる世界についてその2

●REC



……


話をしよう。


アレは今から一万と二千年……


いや、一億と二千年前だったか……


私はこの事件にあまり関係はないが、


彼女にとってはたぶん……


た、たぶん……



あ”あ”-ダメだ。うん。あれみたいに喋れねぇ。

考えてから喋ればよかったわ。ノリで言うもんじゃねぇなこれ。


へ? 誰だお前って?

私は『タロウ』。過去を観賞し記録する者さ。

アイツに伝言を頼まれたもんで、今ここで録画をしている。

こちら側からメッセージを送れる技術はもうあるっていう報告も兼ねてね。

ゾンビ騒動? 知らない。あっちはあっちで解決するさ。


……


そんなに驚かなくたっていいじゃんスディさんやい。

驚いていなかったら結構まずいんだけどね。想定内ってことだし。


むかしむかし、世界は魔法文明、科学文明と、

あらゆる文明が高度に発展していました。

そして、とある世界の異世界転生先でもありました。

人間たちは常に先へ先へと進化しようと、日々奮闘していました。

彼らの技術は、あらゆる困難を打ち砕いていました。

洪水や地震、隕石や唐突な惑星爆発までも防ぎ、

もはや、その技術は神の領域まで踏み込んでいました。

そんなある日、とある女性がこう言いました。


神に挑んでみよう、と。


……へ? 何の話してるかって?

そっちの世界の昔話だけれども?

? なんでそんな話をしているかって? 決まってんでしょう?

さっき言ったとある女性ってのは、『■■ ■』のことなんだもの。


……彼女の言葉により、本格的に神に挑む準備が進められました。

単純なものに飽き、難題に踏み込もうとした者がとても多く、

それ以外の者の意見は容赦なく切り捨てられました。

神を呼び寄せる準備も完了し、ついに、その時がやってきました。


彼らは彼女を筆頭に、神を呼び出して攻撃を始めました。

すると、なんということでしょう。

呼びたした神はあっという間にやられてしまいました。

その時、彼女らは確信しました。神というものは単純な物だったと。

とはいえ彼らは神を狩り始めました。

その目的は神を堕とすことによっておこる災害でした。

天地を揺るがし、無に変えるような、まさに天災といえるものを。

その難題に挑むために、挑むためだけに、神たちはやられ続けてしまいました。


そして、神たちはある決断をしました。


___それは、彼女らがいる世界を、滅ぼすことでした。



<>



それは、唐突に起きました。

なんの前触れもなかったけれど、きっかけはありました。

それを見て、ある少女はこう言いました。


どうしてと。


天地はひっくり返り、人は粉々になって消えていく。

建物はグニャグニャとまがりつづけ、景色が歪んでいく。

地獄絵図ともいえるような、そんな光景だった。


ただただ笑顔になっている人たちを見て笑ったり、

悲しいことを慰めあって人と関わりあったり、

普通の毎日をすごしたかっただけなのに。

そんな思いを、彼らは見過ごさなかった。


彼らとて外道ではない。彼らの仲間を殺す奴等だけが許さないだけであって、

それ以外の人間は皆、新しく作った世界へと導こうとしていました。

すべてを忘れさせ、すべてをゼロからやり直させるという条件つきで。

その少女は母親を探していました。

神様をいじめていた、私のお母さんを探さないといけない。

そして、少女は母親に謝らせようとしました。


たくさんいじめてきた神様に、ごめんなさいをさせようと。

そして、自分も神様にごめんなさいをしようと。


その願いは叶わず、少女は神たちが造った世界へ転生しました。

しかし彼女はあの出来事、自分が何者かを忘れてはいませんでした。

この、草原、森、自然あふれる美しい世界で、彼女は泣き叫びました。


ごめんなさい、ごめんなさいと。神たちへ向けて。

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