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さっさと世界を救ってこい ~勇者が魔王を倒すまで、人類防衛戦線~  作者: だごみすと


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ジャックの戦い方

ご感想やブックマーク、評価等をありがとうございます!

大変励みになります!

 

 数日ガンズロッドへ向けて移動していると、三時の方向から理外の獣が接近しているのを見つけた。

 サイ型の理外の獣のようで、その体格は大きく、実際に戦えば被害が出るのは確実であろう個体だ。

 にもかかわらず、ジャックが嬉しそうに前へ出る。


「ようやっとお出ましか。まぁ、北の方じゃなければ、こんくらいの頻度ってわけか。じゃ、いってくらぁ。」


 ジャックが理外の獣に近づいていくと、それに気が付いた獣が、彼に向けて突進してくる。

 大質量の攻撃を、ジャックは躱すことなく正面から受け止めた。


「おうおう、こんなもんか!?生ぬるいぜ!!」


 理外の獣を受け止めたジャックが、獣の顔面に向かって大ぶりの横なぎをお見舞いする。

 すると、理外の獣が吹き飛んで、後方にあった岩にぶつかった。


 ズガアァァン!


 ぶつかった岩が真ん中から真っ二つに割れている。

 いったい、どれほどの腕力で殴りつけたのだろうか?

 起き上がった理外の獣は、それでも傷一つついていない。

 にもかかわらず、ジャックのことを一瞥すると、振り返って逃走し始めた。


「な?」


 ジャックがこちらに振り返って同意を求める。

 あんな非常識な力技、誰にも真似はできないだろう。


「全員、戦闘準備!他で被害を出させないために、今ここで討伐する。勇者殿、頼みます。」


「OK!」


 私の合図に弾かれたように、小隊のメンバーが理外の獣を囲んだ。


「陣形が乱れてもいい。正面から受け止めるな。力勝負するのはジャック殿だけでいい。」


「「「了解!」」」


「おい、そりゃどういう意味だ!?」


 私の言葉に憤るジャックを無視して、小隊の指揮を執った。


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