第一話 テネーレ・アンタラクシアと元神官
プロローグ
あれは確か冷たい雨が降る日のことだった。もう半世紀以上も前のことで、正確な日付など覚えても居ないが、あの少女のことだけはいつまでも、鮮明に脳裏に焼き付いている。腰ほどにまである艷やかな黒髪、切れ長の眼に白い肌、華奢な身体も相まって並の男ならひと目で惚れることだって出来るようなやつだった。だがそれは決して少女なんかじゃあなく、俺等からすれば英雄そのものだった。少女の皮を被った勇者というのが正しいとも思う。
当時は邪獣族と呼ばれる怪物の進出によって次々と人類の生存圏が縮小している地獄のような時代だった。邪獣族とは巨大の鳥のようなものから、トンボやムカデを大きくしたようなものまで様々な種類がいるが、そいつらに嚙まれたら最後、身体が急速に結晶化という現象を起こして死んじまうんだ。死体は砕け散ってそこには結晶の粉が残る、その粉にも感染力があって、そいつを体内に取り込んじまったらそいつは結晶感染によって数週間の間着々と身体を蝕まれていく。当然感染者は追放されるのが当たり前だったが、この邪獣族による襲撃と結晶の感染によって人類は次々と生存圏を失っていたんだ。
俺はなんて事の無い傭兵だった、当時の傭兵の寿命は平均25歳、傭兵となって3年も生きていれば歴戦と言われるような時代だった。当時の俺は家族皆感染症の餌食となって、一人国で細々と生きていたが、その日食べるための金も尽きてなく仕方なく傭兵となっただけの、当時ではありふれた男だった。傭兵と言えどある程度の教育を国は施してくれていたが、そんな訓練は意味がないのは誰もが知っていた。邪獣族の浸出を受けて、俺らは迎え撃つべく出陣したが次々と死んでいく仲間を見て俺も諦めていたさ、だが奴のお蔭で俺は今もこうやって生きている。奴は特別だった、それは誰もが理解し、それだけに奴には期待をしていた、奴ならば本当にこの世界を救うことが出来るかもしれないと。
この世界は歪だ、それは今でも変わらない。彼奴等は世界の真相を、我々人類の真相を解き明かすと言って好き放題暴れまわっていたが、結局その真相とやらにたどり着いたのか、そんなことは俺にとってはどうでもいいことだ。古代文明がどうとか、旧人類がどうとか、難しい話はわからん。だが、結局真相を知って何になるというのだ?ほら、こうやって世界にはまた太陽がのぼり、新たな日が始まるんだから。
今でも戦いに明け暮れ、人類の為にその身を投じていることは想像できる。だが、結局それも無駄骨なんじゃないかと俺は思う。彼奴等の願いが成就し、このクソッタレの世界に光をもたらさんことを願うばかりだ。
※統一歴一二一五年 グェナルクス都市連合 東方地域 都市ジャネル
「ああああ!助けてェ!」
「畜生噛まれた!嫌だ、嫌だ、死にたくない!」
荒野では金属が軋むような鳴き声と、人間の悲鳴が木霊している、ジャネルと呼ばれる都市国家の東にある砂漠地帯では黒い野生動物のようなものが、人間を狩っていた。よく見るとそれは猿のようで猿ではなく、あるものはトンボのようでトンボではなく、鳥のようで鳥ではなかった。邪獣族と呼ばれる怪物を軍隊を組んだ人間が囲い、銃や大砲を撃ち込む。だが一発では倒れないそれは次々と人間を狩っていた。邪獣族に噛まれた人間はやがてそこから身体を白く結晶化させていき、数秒から数分で体全体が完全な結晶となったそれは砕け散り、粉末となって砂漠の砂と同化していた。五百人ほど居た兵士は半分ほどにまで減り、ようやく邪獣族数十頭を狩りきった所で戦いは終わりを告げた。
生き残った兵士はすぐ近くにあった防壁に囲まれた国へとぞろぞろと戻っていた。その生き残りは城門からすぐの場所に居る役人の前へ列をなしていた。それは傭兵管理官と呼ばれる公務員であり、その人物から今回の戦いの報酬を受け取るための列であった。役人は袋に入った数枚の貨幣を兵士へ渡し、受け取った兵士はその枚数に文句を言いつつも列を離れていった。男が殆どを占めていた列に、異様な雰囲気とともに立っていた少女の番がやってきた。
「はい、次。・・・あぁ、君か。」
「テネーレ・アンタラクシアです。」
テネーレ・アンタラクシア、腰ほどまでに伸びた黒髪に華奢な身体のその少女は、その身体に似つかわしくない太刀を携えていた。テネーレはジャネルの傭兵として幾度かのジャネル防衛戦に参加していた。
「観測官からの報告は猿邪一匹討伐、蜻邪一匹討伐、二匹アシスト。またも大手柄だな、アンタラクシア。ほら、報酬だ。異論はあるか?」
「あぁ、確かに受け取りました。戦果も正しいですよ。」
「貴様は良い傭兵だよ。そこらのイキった男よりもよっぽど腕が立つ。しかも今どき珍しい剣士と来た。その身体で太刀を振るっているとも考えにくいものだが、銃火器のほうがよくないか?まあそんなことはどうでも良いか。報酬にも文句言わないしな・・・俺に文句を言った所で政府が定めた報酬が上がることはないというのに。」
ただなんの愚痴も言わずに袋を受け取るだけのテネーレに役人はため息交じりに言葉を吐く。テネーレはニヤケながら言葉を返した。
「ですが、今回も多くが死にました。明日は我が身かもしれませんね」
「そう言ってくれるな。ほら、さっさと行って酒でも飲め。次がいつかもわからんから。」
受け取った報酬をポーチへと仕舞うと、テネーレは中心街へと歩みを進めた。
ここジャネルは人類生存圏の東端に位置する都市国家であった。かつて邪獣族は存在していなかったとされる、千年ほど前から初の邪獣族が北東部にて発生したとされるが、その真相は明らかになっていない。千年間、人類は邪獣族を撃退し続けていたが、五年前に突如として邪獣族による襲撃が比にならないほどまでに過激となり、現在の人類は度重なる襲撃の敗走により生存圏は縮小を続けていた。ここ五年の間に生存圏の実に半分近くを喪失。かつては人類最大勢力であるグェナルクス都市連合の東方地域中心都市であったにも関わらず、ここジャネルが現在は東端、つまり邪獣族との最前線となっていた。国家直属の兵士は既に都市連合中心地域に集結させられ、ジャネルのような前線で実質的な遅滞戦闘をさせられているのは主に傭兵と呼ばれる者たちであった。邪獣族と戦い続ければ生き残れる可能性は低い、傭兵となるものは皆生きていく手段が無く、最後の手段として命を国に捧げた者たちであった。
テネーレは一度借りている宿でシャワーを浴びると、路地裏にある酒場へと足を運ぶ。扉を開けるとすえたビールの匂いが鼻を突く。カウンターには一人だけ先客が居た。
「嬢ちゃん、また来てくれたのか」
「マスター、ビールを」
入りがけにマスターにビールを注文し、カウンターへと腰を下ろす。ふと視線を感じると思い横を向くと、そこには先の役人が座っていた。
「おお!やっぱり貴様か、アンタラクシア」
「これは、傭兵管理官さん。奇遇ですね」
「・・・公務外でその役職で呼ぶな。イェラグリッド・タミル、29歳。今は公務も終わった、名前で呼んでくれても構わん。それにしても意外だな、酒好きなのか?」
不思議そうな顔を浮かべ問いかけてくるタミルに対してテネーレは表情を変えることなく答える。
「帰って酒を飲めと言ったのはタミルさんでは」
真顔のまま返事をするテネーレ、普通ならただの質問に皮肉交じりに応えられてしまえばムカつくものだろうが、タミルは普段無駄な会話を一切してこないテネーレが皮肉交じりの返事をしたことが面白かったのか、嬉しそうな表情をしながら言葉を返した。
「そうか、そうだった。いやいや、すまないな。貴様、意外とお喋りだな?」
「フフ、意外と、とはなんです。心外ですね。私は別に人と話すことが嫌いなんて言ったことはありませんよ」
「ああ、そうだな。普通の皮肉屋とはウザったいものだが貴様はそうでもないな」
「そもそも私は皮肉屋でも何でもないですよ」
そこで話は一旦終わる。マスターがテネーレのビールをカウンターに置くと、無言のうちに二人は乾杯を交わし、次はテネーレから話題を持ち掛ける。
「タミルさん、民の避難はどのあたりまで?」
ジャネルは既にグェナルクス都市連合、そして人類にとって東端の地。今でこそテネーレを始めとした傭兵の踏ん張りによって陥落は防がれているが、着々と減る戦力に次の襲撃があれば耐えられないと噂が立つほどであった。連合政府は避難に協力的であり、移動手段なども用意する姿勢であったが、逆に民側が避難を拒むケースが目立っていた。
「芳しくないな。見てわかるだろう、若者は皆去っていく。だがここで産まれ、ここで生きることしか知らない者も多い。かくいう私も生まれは北方カテンだが、役人としてここに赴任してくるまで他国を知らなかった。今さら他国へ逃げるくらいならジャネルで死ぬことを選ぶ老いぼれは多い。」
タミルの言葉を聞き、「そうだ」と言ってマスターが会話の間に入る。
「俺はここで産まれ、ここで育った。ここの事しか知らん。他の国のお世話になるくらいなら、ここで死ぬのさ。だから頼むぜ傭兵さん。あんたらが死んだら俺らも死ぬんだ」
「フフ、責任重大ですね、もちろん私自身の命がかかっているので、最善は尽くしますよ。ですが、皆わかっているでしょう、次の襲撃を耐えられるか、いよいよわからないと。」
ジャネルの皆が気づいていること、あえて口にしないこと、それをテネーレは淡々と口にする。笑っていたマスターとタミルも机へと視線を落とす。
「なら、なぜだ。」
「はい?」
タミルの言葉にテネーレは意図を理解できずに聞き返す。テネーレがタミルを見ると、その表情は険しいものへとなっていた。
「なぜ戦う。傭兵達はいずれ死ぬことは覚悟の上だろうが、それでも次も生き延びてやると思って戦っているだろう。貴様は違うのか。」
「私は五年前、故郷が襲われました。極東にある小さな集落でした。私はたまたま山菜採取のために山に居たのですが、戻ったときには集落は既に。家族はもちろん・・・ろくな自警団すら居ない集落では邪獣族から身を守る術なんてありませんでしたね。この太刀も集落唯一の刀鍛冶だったお爺さんの倉庫から拝借したものです。行く先々で褒められるので、相当の業物みたいですが実のところ私に刀の良し悪しはわかりません。」
「極東・・・そうか、五年前の邪獣族の活動過激化の際に極東は真っ先に狙われた地域だったからな。だが別に傭兵にならなくても、口説く訳では無いが君には美貌もある。極東特有の黒髪には中央地域の連中は惹かれるだろう。中央地域の都市に行けばバーなんかで引く手あまたじゃないかな。」
その質問がテネーレにとって触れてはいけない話題であったのか、突然ため息を突くと、次に口を開いたときには少し早口となって淡々と言葉を連ねた。
「・・・はぁ。そもそも私は稼ぎのため、生き残るため、愛する家族のため、愛する土地のために戦っているわけではないので。私はただ、ただただただただ奴らが憎い。私の父を、母を、祖父を、祖母を、村の皆を殺した奴らがただただ憎い。金のため?結構。国を守る?結構!それには奴らを殺すしか無い、私の目的もまた奴らを殺す、ひたすらに殺すこと。目的は違えども、やることは違わない。だから私は傭兵になっているのですよ。ジャネルの傭兵は次の襲撃に耐えられるかはわからないし、私も生き残れるかわからない。だがそれで良い、私は死ぬ前に少しでも多くの邪獣族を屠るだけですから」
テネーレは言葉を発していくにつれて口角が上がっていく、その様子を見ていた二人は言葉にできない恐怖を感じていた。少しの話であったがこのテネーレ・アンタラクシアという少女が抱えた壮絶な過去を垣間見ることが出来た。そしてそれによって生み出されたのはまさに狂気、ジャネルを守る腕利きのこの傭兵、テネーレをテネーレたらしめているのはこの狂気であるのだとすぐに理解できた。普通ならトラウマに、恐怖に囚われ邪獣族の前に立ちはだかることなど選択肢にすら浮かばないだろうが、テネーレは逆に恨みを晴らすことに人生を費やしていた。だがタミルはテネーレの言葉の裏にこの少女が抱えた本心を垣間見る。
「だが、貴様の真の目的は違うんじゃあないか」
タミルの言葉にテネーレは図星をつかれ、ニヤケ顔から一瞬でバツの悪そうな表情に変わる。
「貴様の目的はただ邪獣族を殺すことだけじゃないはずだ。貴様、きっと頭も良いだろう。気付いているな、本当に恨みを晴らすには邪獣族の秘密を明かし、奴らを根っから滅ぼすしか無いと。」
「・・・貴方、癪に障ることを言いますね。はぁ、ですがその通りです。私の目的を真に達成するとなればやつらの秘密を解き明かす必要があるでしょうが、それこそ夢物語でしょう。私はそんな夢をみるほど若くもないですよ。」
「貴様はまだ十七だろう。夢を見ても良い年頃だと思うが。」
「夢を見て良い歳でも、夢を見て良い世界ではないでしょう。この世界で夢を見るのは、あまりにも辛い。・・・マスター、おかわりを」
まだ若い少女ですらそんなことを言ってしまうのかと、タミルもマスターも謎の申し訳なさに後ろめたい気持ちになっていた。再びの静寂がテネーレとタミルの間に流れた。タミルは何か吹っ切れたように「よし」というとテネーレの方を向いて言った。
「賭けをしよう、テネーレ・アンタラクシア。」
「は?」
突然の申し出にテネーレは思わず驚きの声を漏らす。
「私の生まれがどこか覚えているか?」
「カテンと仰っていましたね」
「そうだ、カテンを知っているか」
「学術都市とだけ。研究が盛んだとか」
タミルの故郷、グェナルクス都市連合北部地域にあるカテンは邪獣族研究の中枢として知られていた。付随して多くの技術を生み出す場所でもあり、現在人類が用いる銃火器の殆どはこの地で開発されたものであった。
「そうだ。私は傭兵管理官になる前は神官だった。中央教の神官として邪獣族研究をしていたんだが、踏み込んではいけない領域、つまり禁忌に触れたとか言って大神官によって俺は神官を解任されてしまった」
タミルのその言葉に、マスターは洗っていたジョッキを滑らせ、テネーレは飲んでいたビールで噎せ返る。
「ゴホッ、すみません、待って。まさか私がビール一杯と半分でここまで酔ってしまう訳もないですが・・・あなた、神官だったのですか?」
都市連合における神官とは、首長、大神官に次ぐ連合政府ナンバースリーの役職であった。神官の時点で権力は絶大、研究を担当するとなれば尚更であった。そんな人物が今では役人の中で最も下層に位置する傭兵管理官何かになっているとは到底理解できなかった。だがテネーレは今まで出会って来た傭兵管理官の中でもタミルにはどこか隠しきれない知性を感じていたのもまた事実であった。傭兵管理官程度では身につけられないような宝飾品を付けていることもまた合点がいく。
「史上最年少で神官となった俺は天才だのホープだのと言われていたよ。だが、俺は人類を救うと思って行っていた研究が、禁忌だったらしくてな。二年前、本来なら理不尽にも追放されるところだったがそれまでの功績を鑑みて役人として残ることは許されたわけだ」
「神官から傭兵管理官になった時点で相当理不尽ですが・・・それで何の賭けになるのです」
「俺は邪獣族の過去と真相を探っていた。それも一般的な邪獣族研究じゃあない。政府が禁忌として封じようとしたことを俺は探っていたんだ。もちろん、そんなことを探っていたことすら口にしてはいけないと政府とは約束しているんだがな、一度口から漏れ出てしまえば仕方ないだろう、なぁ?ハハ。」
タミルのその言葉にテネーレは欲望をグッとこらえる。教えてほしい、その言葉が喉まで出かかっていたが、賭けというからには何かの勝負に勝たねば教えてもらえないのだろう。
「兄ちゃん、聞いてたがそれはチと不味いんじゃないの?」
マスターが会話に挟まる、だがその指摘は至極真っ当であった。禁忌に触れたとして、これだけの降格を受けたならそれは政府にとってなんとしても隠匿したいことだったのだろうが、それをネタに賭けをしようと持ちかけているのをただ聞き逃すわけにもいかなかった。
「マスター、俺もこいつをみてなんだかクソ根性が出てきたよ。ずっと事実を胸に秘めたまま使い潰されるのかと思っていたが、どうせそうなるならこのバケモンに賭けるのも面白くないか」
「・・・まあ、俺は何も聞いてねえよ。続けてくれ」
マスターはビール片手にカウンターの反対側へと腰を下ろす。テネーレはジョッキの中身を飲み干すと、真剣な眼差しでタミルの賭けの条件を待っていた。
「・・・次の襲撃、この都市を守り抜け。それが条件だ」
「・・・それで何になると」
「俺は腐っても元神官だ。なんで普段はケチ臭い連合政府がこの都市の避難に協力的かわかるか?俺が元部下たちに掛け合っているからだ、これでも人望はまだまだあるもんだからな。次の避難には王都グェナールラストから大型輸送機の編隊を寄越してくれる。マスターには申し訳ないが、神官命令の下、全住民強制避難だ。どう見てもこの都市が落ちのは確実だからな、役人としてただ黙っていることはできない。」
「・・・神官命令なら俺らの意思など関係ないんだな。ハン、兄ちゃんも性格が悪い」
「あぁ、そうだろう。・・・だがな、編隊が動くには時間が必要だ、それまでに、これまでのペース的に考えて襲撃が一度は起こるだろう。それを耐えきったらアンタラクシア、貴様の勝ちだ。貴様の夢への足がかりを教えてやる。もちろん禁忌として凍結されるまでの知識しか俺には無い。全体からしたらきっと極々わずかだ、初めてすぐに上に介入されてしまったからな。」
テネーレに話しかけるタミルの表情は先程までとは変わって楽しげである、テネーレは突然の話についていくので必死であったが、自身でも気がついていた「ただ邪獣族を殺すだけでは真の目的を果たせない」ということにも気がついており、この提案を断ることは到底出来なかった。
「私が乗らない意味がないですよね、それ。賭けに負けた時、そもそも私は死んでいるでしょうし、勝てば情報を手に入れられる。」
「なら勝負は成立だ。頼むぞ、傭兵。」
タミルが先に右手を出す。数秒の静寂の後、テネーレも腕を差し出し、手を握る。テネーレは無表情を貫いていたが、興奮からか、緊張からか、その握る手は震えていた。
─邪獣族による襲撃は二人の出会いから一週間後であった。




