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来るところ間違えました。〜新人探索者、最きょうパーティに入る〜  作者: 海万満
第一章《新人探索者》エドワード・クレイ
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交渉とは言葉の闘いなのである

 リリスの二つ名を《水色の悪魔(みずいろのあくま)》→《水色の悪魔(スカイデビル)》に変更しました。

 街の城壁へと近づき、街へと入るために門番へギルド証を見せる。


悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドの方々ですか」


 門番の顔が少し引き攣った。


 悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドの名はこの離れたウオプの街まで轟いているようだ。

 どっちの意味でかは知らないが。


 引き攣る門番を気にせず、ランディが尋ねる。


「指名手配を捕まえたからトップと話したいけど大丈夫?」


 僕は大丈夫じゃないです。そもそもトップとなんか話したく無いのですけど…






―――――――――――――――――――――






「《一切操造(いっさいそうぞう)》ランディ殿、《剣姫(けんき)》エンリカ殿、《嵐刀(らんとう)》カイル殿、《水色の悪魔(スカイデビル)》リリス殿、そして・・・エドワード殿、この度は盗賊グループ『ゾーク・トーウ』の捕縛、感謝する」


 警備隊の制服を着た中年の男に頭を下げられる。


 (すいません。僕だけ二つ名無くて微妙な雰囲気にして。まだまだ新人なんですよ)


 やはりというか、悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドの力量は新人の目でも一流探索者だと感じていたが、全員が二つ名持ちの実力者だったのか。


 二つ名とは、実力のある探索者のみに付けられる。高ランクパーティでも全員が持っているパーティは王都でもなかなかいないだろう。


「御礼はいいですよ、それで指名手配確保の報酬の話なんだけどね」


 ランディが本題へと進める。


「はい、あの者十人の懸賞金合わせて1億ネイお出しします」


「いや、10億ネイだ」


 ランディが圧を纏った笑顔で返す。


「えっ、何と…」


「報奨金、10億ネイ頂戴って言ったよ」


 警備隊の男は瞠目し、唖然としている。


 うん、僕でもそうなる。もう既になっているかもしれない。

 だって10倍ですよ。いくら何でもふっかけすぎると思う。僕としては貰えるのは嬉しいが、適正の10倍の額を貰う勇気はない。


「一つ目、僕達は危険を冒して拘束した。二つ目、相手はCランクでも厳しい戦いになる相手だった。三つ目、もし、僕達が拘束出来なかった場合、間違いなく被害が大きくなっていただろう。四つ目、これほどの相手をする為の費用も大きい。

 以上の四つの事から僕達、悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドは10億ネイ要求する」


 ランディが10億ネイを要求する根拠を語る。


 一つ言いたいけど10億ネイを要求する一員に勝手に入れないでほしい。


「確かに、一理ある。しかし、10億ネイは些か多いのではないか」


 男が絞り出すように返答する。


 あ、この人、交渉で負けたな。悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンド相手(特にランディとリリス)に隙を見せるとどんどん突いてくる。こういう人達相手では隙を見せずに強い態度を取らないと。

 (僕?出来る訳あると思う?)


「それなら8億はどう?これ以上は譲れないね」


 厳しさと呆れが半分づつの表情を見せるランディ。要求に対して少しの間顎に手を当てた後に悔しさを交えながら口を開く。


「よし分かった。報奨金は8億にしよう」


 一度高い金額を提示、受け入れられたらそれで良し。拒否されても少し安い金額を提示する事で承諾しやすくなる譲歩的要請法を使っていた。

 この人達(特にランディ)のことだから他にも策を用意しているのだろう。


 渋い表情の男と裏腹に、満足気な様子で僕を除いた四人が部屋を去って行く。

『今日は眠くて無理』と思っていた時期がありました。

 なんやかんや投稿できるんですね〜。

 多分明日は遂に14話ですよ!

 14は自分が一番好きな数字です!

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