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来るところ間違えました。〜新人探索者、最きょうパーティに入る〜  作者: 海万満
第一章《新人探索者》エドワード・クレイ
11/61

良い睡眠は良い入浴から始まっている

 今日は爆睡しませんでした!

 いやー、今日も良い試合でしたね。

 2回のHR、PS史上最速の球をホームランですって。

 凄いですね。

 得点が全てソロHR。面白かったです。

 最近本屋のKCを見るとカンザスシティロイヤルズを思い浮かべちゃいます。

 二日目の夕食の後、僕は一日中馬車に乗り、凝り固まった身体をほぐしていた。

 ランディが何やら魔法を使っている。


「ランディ、何をしているんですか?」


「簡易風呂を作っているんだよ。ここら辺は賊も魔物もほぼ出ないからね」


 いや、賊はここに居ますよ。捕らえているとは言え賊の真横で風呂入る人がこの人以外に居ますか?いえ、居ないだろう。


「エドも汗かいてるでしょ。入ろうよ」


「あ、はい」


 ニコニコ笑顔でランディに聞かれる。

 即座に肯定してしまった。

 断れるはずがない。朝の鍋の件といい、今回といい、噂に聞くパワハラと言う奴なんじゃ?訴えたら勝てるかな?

 実際鍋食べた後少し痺れていたし。




 暫くすると、20×20m程の大きい風呂が完成した。


「風呂できたから入ろうか」







―――――――――――――――――――――






「ふぅ〜〜〜。良い湯ね〜」


 静かな森にリラックスしたエンリカの声が響き渡る。

 確かに良い湯だ。そこは間違いない。

 しかし、僕はこの状況に困惑している。


 いや、入浴するって男女別だと思うじゃん。リリスの疲労回復、清浄ポーションを混ぜてお湯が濁っているとは言え、全員同時に入るのは違うと思うんですよ。賊も居るものですし。

 更にランディが全員の服を洗って乾かしているため、今は上がることができない。

 僕達の故郷と風習が違うのかな?


 話せる距離ににカイルが居る。

 カイルって普段から長袖で肌隠れている上、体型もゴタゴタしてないから気付かなかったけど、筋肉凄いな。


「王都だと全員で入浴するものなのですか?」


「いや、俺らだけじゃね?他のパーティでは風呂入ったって耳にしないな」


 あ、やっぱり。昔王都にいた師匠のじっちゃんからもそんな話聞いた事なかったし。


「少なくとも俺が来た時にはこうなっていた。俺はエドの次に短いからな。最古参のランディに聞けば分かるんじゃねぇか?」


 は、はぁ成程成程。それに悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドは元々最初から全員揃っていた訳じゃないのか。初めて知ったな。





 と言う事でランディに聞いてみた。


「確かまだ僕とエンリカ、そして前のリーダーだけの時に泥だらけになってね。それで僕が風呂を作ったら『リーダーだから優先されるべきだ』とか『制作者が先』とか『レディーファースト』とか揉めたからみんなで入る事になったの」


「ありがとうございます...」


 成程ね。今は小さいの人数分作れば解決じゃないですか。せめて男女で分けるとか。




 商人達は入浴しなかった。


 何事も無く、三日目朝を迎えた。

 もう河豚鯖兎は嫌だ、河豚鯖兎は嫌だ、河豚鯖兎は嫌だ、河豚鯖兎は嫌だ、河豚鯖兎は嫌だ。

 あれ?予定ではもうそろそろウオプに着いているはずなのに未だに森にいるのは何故でしょうね?(すっとぼけ)

 一気に昼夜冷え込んできましたね。読んでくださっている皆様も体調に気を付けて頂きたいです。

 今日は出せないかもを続けて何日目か、いつまで続くのか。


 そして裏設定のコーナー!(ドンドンパフパフ!)


 第三弾!今回は何故同時に入る事になったのか。

 ジャンケンかなんかで決めろよ、と思うかもしれませんが、探索者達は身体能力オバケです。ジャンケンだと一生決着つきません。

 書きたかったがなんか話が脱線しそうだったので追記しました。

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