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画像生成AIへの所感 その2:許容の線引き

2026年9月




【AIの活用と許容】


 Twitterを見ていると、元々が絵描きでも積極的にAIを活用されてる方、結構多いんですよね。

 AIとどんなふうに付き合うかはその人が創作活動に何を求めるかだったり、こだわりの基準に依ると思います。

 かくいう僕も、実はAIが世に広まり出した当時、2023年の一時期にこのツールにハマっていたことがありました。


 『Stable Diffusion』という無料ソフトを使って、それこそプライベートの時間は画像出力に全振りしてるくらい使い倒してました。

 それだけAIというものに可能性を感じたんですよね。


 正味の話、これで自分の求めるイラストが生成できてしまうんなら、もう僕は絵を描かなくなるかもしれないとさえ思っていました。

 この点が前回で語った、純粋なイラストレーターか、それともイラストとは別のところに創作活動の焦点を持つ者かで異なってくる思考でしょう。


 ただ実際に触ってみた感想としては、やっぱりだめでした。

 生成したキャラ絵はどれも顔付きが同じでオリジナリティーを感じられませんでした。

 自分の生み出したもの、自分だけのものだという愛着心を抱けなかったんです。


 これは完全に主観の話なので共感難しいと思うんですが、単に僕の心が許容できなかったという話です。

 どうやら僕は直接手描きしなければそのキャラを愛せないし、その子にストーリーを投影できないという強固なこだわりがあるらしいことを改めて自覚しました。


 その一方で、参考画像や背景に利用する絵の出力については、AIは恐ろしく有用であるとも思っています。

 たとえば金属の光沢を描こうというとき、あれすごく大変なんですね。

 形状や角度によって反射の仕方が違ってて、参考資料探してもピンポイントで欲しい画像なんてそうそう見つけられないんですけど、AIにラフ絵を投げればそのまま綺麗な光沢を付けて返してくれます。

 そうした参考資料生成機としてはめっちゃ有用。


 背景絵についても、僕はさほどクオリティーを求めないので、AIでサクッと出力してもらえるなら喜んで使いたいです(実際普段もフリー素材の画像を使って賄ってます)。




【線引きの範囲は人それぞれ】


 僕はキャラ絵は自分で描かなければダメなタイプでしたが、ラフまでは手書きでAIに仕上げてもらう人もいるし、ストレートにすべてAIの人もいる。

 例えばこれがキャラ絵でなくて背景絵であれば、僕はオールAIでもOKですが、風景画専門の絵描きさんは手描きにこだわるかもしれませんよね。

 線引きの範囲は人により、対象によりでそれぞれだし、それが自然だと思います。


 小説界隈で絵を描かない方は、挿絵にAIイラストを利用しているのを良く見ます。

 実際これは使わない手はないと思います。

 僕も小説一本でやってきてたなら迷わず使ってたでしょうし。


 僕は創作活動はマンガ製作から入った人間であり、その下積み期間も長かったので、やっぱり手描きにこだわってるんでしょうね。

※マンガやイラストは小学生から、小説は20代後半から書き始めました。


 あと物語の中ではキャラクターを生き生きと描くことにかなりのウエイトを置いてるので、そういうところでもキャラ絵には強いこだわりがあると思います。

 これまで作ってきた作品は基本すべての登場人物に立ち絵を用意してます。

 小説『ゴブリンガールはガチャを引く!』では、先日キャラ絵が50人分に到達しました(2026年時点)。

 愛が重いよ……。


挿絵(By みてみん)


 長々と書きましたが、つまるところAI利用に関しての許容の線引きはそれぞれ違い、それは自分が何を欲するかが違うからだと思うんです。

 皆さんはAIをどんなふうに、どの範囲まで使っていますか。

 それによってあなたが創りたいものの本質や譲れない想いが見えてくるかもしれませんよ。

 なかなかに興味深いですね。




【Twitterに想うこと】


 余白でTwitterについてちょろっとお気持ち表明したいと思います。


 SNSっていろんな人がいるじゃないですか。

 みんな背景が違うし、上述した線引きの範囲が違うので、当然ものの見え方も違ってるんですよ。

 それがなぜだか同じ土俵に立ってひとつのテーマに白黒付けようとするから、拗れてわけわからんくなるんですよね。


 思想や主義主張の対立が発端となる炎上騒動は、大半がこの解釈違いが根底にあると思います。

 そもそもまず火種になる呟きというのが、総じて主語がでかいんですよ。

 その主語でかツイートに対して様々な線引きを持つ人たちが一様に反応して言い返すので、収集が取れるはずないですよね。


 普通に考えたらそういう意図でしたツイートじゃないでしょ、と判るだろうに、セルフでヒートアップしてしまった方々が明後日の方角から喰い付いて話こじ広げていきますよね。

 私はこの発言にこういう理由で傷付いた、という自分語りをしたくてたまらないんです。

 やっぱりアドレナリンとか出て白熱すると楽しいじゃないですか。

 真理は楽しいなんです。だから炎上というものは未来永劫無くならないと思います。


 もうひとつ言うと、ほんの一握りのアレな人たちのアレな発言をこれでもかと悪目立ちさせるのがSNSというものの構造です。

 SNSは僕にとって創作活動の宣伝と交流の場であり、阿鼻叫喚に取り込まれて心をすり減らすのは望ましい扱い方ではないと思っています。


※この手のお気持ちって、本当ならこうして書き出さずに心に留めとくもんだろとも思うんですけど、

 創作やっててエッセイ描いててこの手の炎上を眺めてる者として、2026年現在こんなことを考えてましたという記録としては残すことに意味があると思って書き留めました。

 SNSやってる皆さんはどんなことを思いますか。



 ~余談~

 Twitterと書いていますが、現行の正しいアプリ名は「X(エックス)」です。

 ただ、元々Twitterとして独自性が洗練していたものをイーロンマスクがゴロっと軌道変更した意味がわからないのと、エックスというクソダサネーミングを選んだ意味もマジでわからないので、今後も僕はTwitterと呼び続けます(爆)




~Happy End~



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