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原付徘徊おじ☆彡  作者: 仲良しおじさん
映画鑑賞の章
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映画と振り返る半生 その3:TSUTAYAとの思い出


2023年4月



【映画の魅力】


 僕が思う一番の映画の魅力はやはりお手軽さだと思います。

 2時間弱でひとつの世界観を堪能できる。

 時間的にも、そして金銭的にもコスパ良すぎじゃないですか!

※僕は映画館派ではなく自宅鑑賞派です。


 いきなり余談なんですが、僕は小説を読むことが苦手です。

 たぶん活字自体が苦手なんだろうと思います。

 これまで文庫本で最後まで読み切った作品は5冊いくかくらいです。


 今でこそこうして小説投稿サイトを利用するようになり、創作仲間さんの作品を読ませてもらう機会が増えましたが……、

 交流のある方だとお気付きかと思いますが、僕はめっちゃ遅読です。

 だからこそ小説よりも映画にハマっていったんでしょうね。


 話は戻って、他に映画の魅力として大きいのはBGM効果だと思います。

 グッとくるシーンでグッとくる音楽が流れると感動も数倍に跳ね上がりますよね。

 ここも小説では味わえないポイントですね。


 僕は小説界隈に参入する前は紙芝居アニメーション作っていました。

 これまで作ってきた自作品を改めて見返すと、小説ではそうでもないけど動画作品では思わず涙流れることとか、多々あります。

 これの大きな要因はやっぱりBGMだと思うんですよね。


 生まれつき、僕は超涙もろいです。

 涙腺ゆるっゆるです。

 大抵の映画で1度か2度は目頭熱くしてると思いますよ。

 ベイマックスでも2回ガチ泣きしました(※ディズニーの子供向け作品です)。

 内1回は冒頭10分くらいのところです。

 導入部分ですよ。自分でも異常じゃないかと疑いました。


 たとえホラー映画だとしても、恋愛とか家族愛とか、ちらっと泣けるシーンが来ると簡単におちてしまいます。

 ただ、感情を揺さぶられやすい一方でどこか冷静な自分もいて、

 号泣して観終わった後に「これクソ映画だったな」って、ダメなところを淡々とダメ出しできちゃいます。


 なんなんでしょうね。

 泣くことでストレス発散して、リフレッシュ後は賢者モードに移行するんでしょうか。

 友達にこのことを話したら涙もろい系クズだねと言われました。




【TSUTAYAとの思い出】


 中学生の頃にTSUTAYA(レンタルビデオ店)に通い始めました。

 今ではもうほぼ行くことはなくなったけど。

 あの整然と並んだカセットケースの背表紙が見せる多種多様なフォント群、迷路みたいに配置されたビデオ棚のレイアウトとか見ると興奮しますよね。

 懐かしき青春です。


 映画を観るときは完全に没入したいという理由と、当時ダークめなクライムサスペンスにハマってたというのもあり、いつも夜中に観てました。

 週末、夕飯後に夜の街を自転車こいでTSUTAYAに行き、先週借りてたものを返却しつつ今週分のを見繕う。

 そして家族が寝静まってから居間でひっそり鑑賞会を始めるというくだりが定番にして最高の贅沢でした。


 僕の中では映画って当たり前のように夜更かしとセットなんですよ。

 自分以外の何者もいないっていう非日常感と、映画の非日常な世界観とがリンクするんでしょうか。

 そして観終わる頃には空が白みだしていて、それを見ながら余韻に浸る。

 これがまた良い。


 それと、これはTSUTAYAだけでなく金曜ロードショーとかにも言えることなんですが、作品に関していらん予備知識を入れずに観始められるっていうのはありましたね。

 僕は今アマゾンプライムっていう動画配信サービスを利用してるんですけど、無数にある作品群の中からどうしても情報を比較して取捨選択しちゃうんです。


 TSUTAYA通いのときはもう、タイトルとパッケージの雰囲気だけで選ぶしかないので、巡り合わせ的な感覚はすごいありました。

 実際に思ってたのと中身全然違う、みたいなことも多々あったんですが、それもまた一興でした。


 序盤で男女が出会って良い雰囲気になって、ラブストーリーものかな? と思いきや段々と相手の挙動が怪しくなり、「おいおいこれホラーじゃねえかよ!」みたいな。

 そういう予期せぬ惹き込まれ方っていうのもあの頃特有のもので、もう久しく体験してないですね……(遠い目)。




【若さって素晴らしい】


 アマプラでは作品タイトルを選ぶ画面で既に☆5段階評価の表記が目に入る仕様になっています。

 ワンクリックであらすじやジャンル、さらにはレビューを読むこともできちゃいます。


 そういうのを意図的に避けて選ぶこともできるんですけど、いかんせん、ハズレを引きたくないって思いが先行して見比べちゃいますよね。。

 それと選び放題・見放題という意識からか、序盤で思いっきりつまらないと視聴中断しちゃうことが増えました。

 TSUTAYA時代のはわざわざレンタルしたものなので、どんなに駄作でも最後まで見通してたと記憶してるんですけど、今は1作品にそこまでの熱量を注げなくなりつつあります。


 これって第一に僕が変わったってことなんですけど、行き届きすぎたサービス故の弊害というか、時代の移り変わりによって失われた部分だとも思うんですよ。

 無い物ねだりがすぎますけどね。


 ちなみに上述したアマプラの☆5段階評価、かなり参考になります。

 ☆3未満だとほぼ例外なく映画の(てい)を成していないレベルの駄作ですし、逆に☆4を超えてれば特定の視点から見て相当見応えのある作品と言えます(好みの問題はありますけど)。


 悲しい話、若かりし頃だったら☆2でも臆せずチョイスしてた気もするんですけど、年を取ると時間の貴重さを何より優先するようになってしまって、

 ☆3以上。できれば3.5より上……。と選り好みしちゃっています。


 しみじみ思うのが、若さの素晴らしい点ってこういうところなのかなってことです。

 たくさんの無意味なことに時間を使って、だからこそその中に埋もれているアタリが一際心を揺さぶるんじゃないでしょうか。

 それに、無意味なことに打ち込んだ記憶もそれはそれで愛おしい思い出になるんですよね。

 今こうしてノスタルジックな気持ちに浸れるというだけで、その無益な日々にも意味はあったんだ、と強引に言い訳こじ付けることもできますからね☆彡




 つ・づ・く




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