創作活動の変遷 その4:ガンダム二次創作
2026年4月
【ガンダムの二次創作】
前述したアネクメーネというロボット大作は未完のまま終わってしまったんですけど、そのときの製作ノウハウを活かして数年後にガンダムの二次創作を作り完結させました。
製作期間は約3年に及び、紙芝居アニメとして連続再生すると6~7時間くらいかかる大ボリュームです。
現時点での完結作品としては一番の大作になります。
タイトルは「機動戦士ガンダム外伝 ジオンの遺念火」といいまして、ガンダム知らん人は意味わからんと思うんですが、
舞台は宇宙世紀0080年、連邦軍とジオン軍とのあいだで起きた戦争の終結から半年後の地球において、バラバラに潜伏していたジオンの敗残兵たちが少しずつ合流し、宇宙への脱出に向けて抗戦を続けるというお話です。
二次創作ではありますが原作キャラは一切登場せず、世界観だけを引っ張ってきてます。
強いロボットが爽快に大活躍~、というのではなくて、ズタボロの機体と尽きかけた物資でこの一戦をどう生き抜くか、という泥臭さや悲壮さを描くお話になります。
ひと口に敗残兵と言っても、ただ死に場所を探しているだけの者や、同胞を救うために戦う者、本気でこれから戦況を覆せると信じて抗う者など、各々が違った想いを持って寄り集まっています。
故に衝突したり決別してしまったり、それを経て絆を深めたり。
ものくっそ熱いドラマが展開しますよ。
「スパロボ」や「Gジェネ」のようなシミュレーションRPGの形式を踏襲して、マップシーンや戦闘シーンもパワポで表現しています。
僕自体がコアなガンダムファンなので、いろんなマイナー機体出しまくってます。
自画自賛ですけど、本作超面白いんですよ。
眠らせとくのはもったいない。
でも二次創作は著作権の関係で小説投稿サイトには上げられないんですよね。
なので、いつかこのエッセイ内で概要紹介みたいな形で語れたらな~などと思っていたりします。
【大学生が主役のモラトリアム×青春ドラマ】
20代半ばの頃、社会人生活で行き詰って落ち目に陥った時期がありました。
心が弱ると、過去の楽しかったときの記憶を思い出して縋っちゃったりしませんか?
僕の人生の中で一番輝いていた時期は大学生の頃でした。
親里離れてひとり暮らしを始めて、程よい孤独感の中で持て余すほどの暇を思う存分怠惰に過ごし、趣味に没頭していたあの時間。
そこで体験したモラトリアムな日々を形に残したいと思って、大学生が主役の青春ドラマものを作り始めました。
でも過多の心理描写をパワポの紙芝居で表現するのは結構難しくて、納得のいくクオリティのものが作れず途中で頓挫してしまいました。
当時作ってたパワポ作品の名残り。
地方大学に通う男子学生の悠里は、深夜の街道を当てもなくさまよう女・未生と出会い、流れから下宿先にルームシェアさせることになる。
悠里は破天荒でしたたかな未生に振り回されながらも、彼女の中に幼少期に生き別れた幼馴染の面影を見出していた。
一方未生は、奔放に見えてその実、誰も必要とせず必要ともされない根無し草としての生き方に疲弊しており、悠里が向ける視線は自分でない何者かの影を追っていることに気付き、人知れず傷ついていく。
幼馴染との離別にトラウマを持つ男と、誰にも求められないことにコンプレックスを持つ女。
気の置けない友人でありながら、同時に胸中に不穏なものを抱き合う男女の共同生活、みたいなのがテーマでした。
加えて、徐々に未生が悠里の幼馴染にしか知りえないはずの情報を持ってることが明らかになったりして、
未生は本当に幼馴染と同一人物ではないのか?
悠里が過去に経験したトラウマとは一体どんなものだったのか?
みたいな謎や疑心が満ちていく心理サスペンスもの、というのが大筋です。
こう書くと大層な感じがしますが、あくまでも大学生のダラダラした日常のひとコマをいっぱい描き込むことが主目的でした。
本作は1年間のお話を月ごとに12の章に細分するという構成だったのですが、最初の章に当たる4月のエピソードを描き切ったところで製作中断になりました。
ただ、この章だけでも連続再生で1時間半くらいするボリュームでして、内容も短編作品として十分成立するレベルの濃さです。
本作はその数年後に、シナリオを大幅にテコ入れした状態で小説作品として作り直しました。
「春の定義は」というタイトルで、この投稿サイトにも完結作品として公開しています。
詳しくはまた後述したいと思います。
【続きます】
次回以降もパワポ紙芝居としてより洗練された後継作品を紹介しながら、当時の心境なんかについて語りたいと思います。




