『ゴブリンガール』その3: 最終話に向けて
2024年8月
2021年から今現在(2024年)も連載中の小説「ゴブリンガールはガチャを引く!」。
3年ほどかけて自由気ままに書き進めてきましたが、とうとう最終話に向けてお話を畳んでいこうと思います!
【終わります(泣)】
前回にも書きましたが、本作はド〇えもんとかサ〇エふうの日常系長寿作品を目指しています。
ゴブリンの女の子が毎回ゲストキャラと交流しつつトラブルを解決するという、単発エピソード集のような形でやっています。
先日とうとう250話に達しましたね。
その全体の内で、メインストーリーに関わらないサイドエピソードが7割くらいを占めています。
エピソードごとに新キャラを登場させてるんですが、これまでの登場人物を数えてみたらいよいよ50人に達しそうになってました。
ようこんな書きましたね自分。
それももうそろそろで終わりにしようと、今回ついに重い腰を上げることにしました。
当初はネタの思いつく限りサイドエピソードを重ねていって、何も出なくなったらメインストーリー進めて完結させよう、というつもりでやってたんです。
じゃあもうネタが尽きちゃったのかというと、実は全然そんなことないです。
むしろ湯水のようにあふれ出して止まりません!
マジで脳内ネタまみれですよ。あれもこれもやりたい。
これまで和風クエストと称して日本系勇者をいくつか登場させたんですけど、まだお相撲さんとかお坊さんとか、いろいろ出したいですね。
この前中華クエストというのもやったんですが、そんな感じでいろんな国の民族衣装をまとった勇者も出したい(描きたい)。
赤ずきんちゃんを模した勇者も出したんですが、それに倣って童話新訳シリーズも良いですね!
これたぶん一生終わりません。
でもこの作品を永遠に「連載中」の枠に置き続けることについては少し思うところがあったりして、いろいろ考えた結果、一旦最終話まで書こうという結論に至りました。
ただし、完結はしますが、その後もサイドエピソードは更新し続けるつもりです。
どこかの回でも書いたんですけど、僕は自分が一生付き合っていくことのできるコンテンツを生み出したくて、もうずっと試行してるんですね。
ゴブリンガールには過去イチでその可能性を感じています。
こいつとならいつまでも一緒にいられるだろうという期待感を抱いています。
【ゴブリンガールは足かせ?】
皆さんそうだと思うんですけど、創作意欲って波がありますよね。
波が無いときはゴブリンガールの1エピソード分(1.5万字前後)を書くことも結構しんどかったりして、
逆に意欲が湧いてるときはゴブリンガール片手に他の小説やら漫画やらも同時進行でガンガン進めちゃう、みたいなゴールデンタイムもあったりします。
ただそのどちらにしても、少し本作が重荷になってるなという感覚が、正直かなり前からあったんですよね。。
特に、新しくこういう長編を書いてみたい! と思ったときも、ゴブリンガールと並行しながら書ききる自信が無くて手を出せずに見送った、ということがたくさんありました。
途中まで書き進めたけど頓挫しちゃって眠らせてるという作品もあります。
気力的にも時間的にも厳しいですよね。2作同時進行。
こういうのがすごくもったいないと思ってたんです。
他作品に取り組むあいだはゴブリンガール休載すればいいじゃん、とも考えたんですけど、
これまでの自分の創作活動を振り返ると、モチベーション的に一度離れてしまった作品に戻るって厳しいなという印象があるんです。
熱しやすく冷めやすいんでしょうね。
離れてしまったらもうゴブガに戻ってこられなくなる危険性は全然あるなと。
それともうひとつ、実生活との兼ね合いについても懸念しています。
今後大きくライフワークバランスが崩れて趣味に時間を割けなくなる状況が来るかもしれません。
完結させるつもりはあったのに、物理的に書けなくてエタってしまう、というのは最悪ですよね。
だったらもう完結させてしまって、その後で余裕のあるときにサイドクエストを不定期更新する、みたいな緩い付き合い方がベストじゃないかと思ったんです。
幸いにもゴブリンガールの章構成的にはそういう手法を取ることもできますから。
本作に関してはつくづく、単発エピソード集というつくりにして正解だったなと感じています。
【今後の予定】
本作は全6章の構成の予定で、今現在4章が終わりました。
※4章は転生者ヘミ子が仲間に加わったり、シブ夫を巡る恋のバトルが激化したりするお話です。
今後は魔王との戦いを主軸にしたメインストーリーの一本道になって、最終的に300話前後で終結かなという見通しです。
なので終わるといってもあと1年くらいは続きます!
その後は更新の頻度を落としつつ、気軽にサイドストーリーの加筆を継続します。
……ただ、これについてひとつ注意がありまして、
追加エピソードはいわゆるアフターストーリーというのではなく、時系列を遡って、魔王との決戦以前の時間軸に差し込む形でやろうと思います。
具体的に言うと4章と5章のあいだのお話という感じになりそうです。
というのも、そうしないと最終話の終わり方的にちょっと不自然になっちゃうんですよね。。
あくまで本作の完結と共にゴブ子の冒険も終わりますので、アフターストーリーで新たな勇者が登場したりクエストに赴いたり、みたいになると辻褄が合わないんです。
なので、図的に書くと以下のような更新スタイルになります。
1章 →2章 →3章 →4章 →5章 →6章(完結) →4章と5章のあいだのお話
読者の方にはちょっと混乱させてしまう所もあるかもしれません。
苦肉の策なんですが、いろんな案を比較した結果それが一番きれいに収まるんじゃないかなと思っています。
これから最終話へと突き進んでいくゴブリンガール。
完結後の追加エピソードも込みで、本作を末永く応援してくださると嬉しいです!
~つづく~