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最終話 「ヤシー・モレノという男」【トリセツ】

林ユージ    44歳    独身(未婚)



身長 183cm   体重 150kg   【O型】




通称




      【ヤシー・モレノ】





冒頭にも書いた通り、一見どこにでもいる肥満の中年男である。




彼に潜む危険の数々を、読者の皆さんは物語を通して既にご存知だろう。



そう…彼は、いや彼らは自分中心に世界を構築している生き物に他ならない。




毎日様々な犯罪が、ニュースをにぎわす昨今、あなたのそばにも【ヤシー・モレノ】、もしくは【ミギー・モレノ】になりうる存在が潜んでいる可能性は決してゼロではないーー




この物語を読まれて、事件性のある《《ヤバ》》さとは何かを、もう一度【再認識】してほしい。





何気ない日常、たわいもない会話、一見普通の笑顔の裏に隠れた、ついつい見落としがちな異常性…



ヤシーもミギーも決して自分が異常者という実感も認識もない、恐ろしいのは《《ここ》》である。





       【無自覚の恐怖】





ヤバい人間に限って、自分のヤバさを自覚していない傾向があるように思われる。



彼らはどちらかというと【サイコパス系】というよりは【メンヘラ系】に属するタイプだと長年の観察で思わざるを得ない。




決して悪い部分だけというわけではない、少しは良い部分も持ち合せている。


しかし…物事が思い通りに進まなくなった時……彼らは確実に牙をく。





そして…依存性の強い彼らは異常に【惚れっぽい】、少しでも優しくされるとすぐ好きになってしまう…



普段は従順である姿も多々見受けられるが、決してそれを悪い方向に利用してはならない…



彼らを追い込んだ先に待っているのは、間違いなく皆さんの想像を越えた世界なのだから。





最後に…


どれだけ【犯罪抑止力】をうたっても起きてしまう凶悪犯罪、決して犯罪者を擁護ようごするわけではないが、現代社会においては相手の異常性を見抜けない《《無知》》もある意味【罪】であるのではないだろうか?



人を疑うのは大変悲しいことではあるのだが…



時代が時代なだけに…その一言に尽きる。





読者の皆さま方も、ふと感じる違和感…それは皆さま方の命を守る、太古より受け継がれし人間の“ 直感力 ”に他なりません、その感覚をどうか大切になさって下さい。




彼らに対しての優しさを決して間違わないことを、念をおしてお伝えしておきます。




陰ながらではありますが、ここまで読んで頂いた読者の皆さまの、多幸たこうな人生と世の中から少しでも犯罪が減る事を、心より願っております。




それではこの物語が、ユージの言う “ 六年後 ” ただの 【警告】で終わることも願いつつ、またの機会があれば再びお会いしましょう。




       ~第一部 完~




今回も最後まで読んでいただき感謝いたします。


ヤシー・モレノという男どうでしたでしょうか?


今後もし、変動があれば連載を再開するかもしれないことから『第一部』とさせて頂きました。



ご愛読ありがとうございました、またの機会があれば再びお会いしましょう。

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